カラスといちごとクロッカスと

身の回りの鳥や小動物、庭の花や畑の野菜など、日々日々、季節季節の情報を、
個人の目をとおしてお届けします。

帰宅すると・・・その1

2025年01月24日 20時05分00秒 | わたしの庭
2025.01.18撮影

日本から、バンクーバーの自宅に帰宅しました。

留守中もわたしのブログに訪れてリアクションまでしてくださる方がいて、恐縮しています。ありがとうございました。

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。新年のごあいさつがここまでずれ込むはずではなかったのですが、ログインしようとすると、わ〜〜〜〜、できない。わ〜〜、できない、できない。次の日もできない、その次の日もできない、その次の日も、、、

あのう・・・「しづらい」ではなく「できない」んですけど。ログインできないから、「なんとかしてくれ」というコメントも残せない。それに、「事象」? これ、「事故」とか「現状」とかじゃないのだろうか?

>> 2025年1月16日午前5時過ぎごろより発生しておりましたgooサービスにログインしづらい事象につきまして、2025年1月22日(水)正午に全面復旧いたしました事、ご報告いたします。


 
2025.01.18撮影               2025.01.18撮影

年末や年始に留守にして、1月、あるいは、2月に帰宅するときに、いつも楽しみにしているものがあります。それは、わたしの庭の、園芸名が「御美衣(おみごろも)」と思われるサザンカCamellia sasanquaです。歩道近くに植えてあるので、帰宅すると、一番に目に入ってきます。

出発するときにすでに咲いていた場合は、帰宅したときにまだ咲いているかどうか、雪にやられていないかどうか、また、出発のときにまだ咲いていなかった場合は、帰宅のときにすでに咲いているかどうか。

次の記事は、雪でいたんだ「御美衣」についての、去年の記事です。

今回、帰ってきて、最初に目を引いたのは、冒頭画像に見える、花びらの落ちた後のオシベとメシベでした。わたし的には、花とは別に、これもきれいだな〜、と思いました。花びらは、あちらにはらり、こちらにはらり、と情緒がありましたのであります。

でも、もう花は終わった? とあわてましたが、まだ咲いているのも、これから咲くのもあって、よかった!


2025.01.18撮影

次に目に入ったのが、なんと! いまだに咲き続けている、白いアジサイ(Hydrangea macrophylla f. macrophylla)。園芸名を「マダム・エミール・ムリエール」といいます。帰国前の最後の記事で見ていただいたアジサイです。


2024.12.06撮影(帰国前の画像)

12月の時点での花びら(直前の画像)に比べると、現在では、黒点が出てきて、ハリがゆるんできています(わたしのお肌のように)が、それにしても、よく持ちこたえていると思います。他の花は茶色くなってしまったので、2、3日中には、剪定してしまいましょう。


2025.01.18撮影

南側の庭に回ってみました。

すると、これから開こうとするウェルシュ・ポピー(Papaver cambricum)。帰国前にも咲いていたので、可能性はあるか、と思って見てみましたが、これは、さすが、ウソでしょ、と思いました。この花がこんな季節に咲いていたことは、今まで一度もない。

前にこのケシについて書いたときには、日本語の名前がわからなかったので、英名に基づいて「ウェールズのケシ」としておきましたが、今回さらに調べてみると、「ウェルシュ・ポピー」と呼ばれていることがわかりました。「メコノプシス・カムブリカ」というのもありましたが、それは、旧学名をカタカナにしたものです。


このケシは、Wikipediaの「ケシ科」の記事の、ケシ属の項にも挙げられています。が、そこには、次のように書かれています。
>> ウェルリッシュポピー(Papaver cambrica
>> ※かつてはメコノプシス属のタイプ種だった。

これは、名称が、明らかに誤っています。「ウェルリッシュ(Wellish)」なんて言葉は存在せず、「ウェルシュ(Welsh)」であるべきです。


2025.01.18撮影

そして、そうであればいいな、と願いつつも、正直、驚いたのが、ヒメジョオン(Erigeron annuus)がまだ咲いていたこと(今も咲いています)。ちょっと茎と茎の間が透けていて、哀れだと言えば哀れな姿になっていますが、新しく開いた花もあるし、ツボミもある。

帰国前に投稿した記事の最後にも掲載しました。どうか、比べて見てください。

2024.12.06撮影(帰国前の画像)

この冬のバンクーバーは雪はまだです。このまま気温が上がっていくのでしょうか。

ログインできない日が続くと、あきらめの気持ちが出てきて、数日間、ログインを試みることさえしませんでした。すると、回復していたんですね。ログインできない+しなかった間、内省しました。なんでブログ書いているんでしょうね、と。

みなさんは、何かお考えになりましたか。


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わたしの冬の庭から

2024年12月15日 20時15分00秒 | わたしの庭
2024.12.06撮影

今日は、10日ほど前に自宅の庭で撮影した画像を見ていただきたいと思います。撮影したのは、今申しましたとおり、10日ほど前のことですが、しばらく気温に大きな変化がないので、取り直しをせずに、このまま掲載します。それに今日はちょっと嵐、外へ行きなくないわ〜〜(落ち葉かきしなくてはならなのだけど・・・)。

冒頭の画像は、バラRosaの実です。ローズヒップともいいます。ローズヒップは、バラの種(しゅ)によってかなり形が異なります。これは、カキの実みたいに見えます、形も色も。焦茶色の大きく張り出したガクは、カキの実のヘタには見えませんけど。

夏には、こんな花が咲いていました。園芸種名はわかりません。

2024.06.30撮影



2024.12.06撮影

これは、シャクナゲ(Rhododendron)の常緑の葉と、その葉の集まった中央に出ている、まだ硬いツボミの集まりです。そして、葉の上に、モミジバフウ(Liquidambar styraciflua)の真っ赤な落ち葉が引っかかっています。

5月には、次の画像のように咲いていました。園芸品種名は、これも分かりません。このシャクナゲの植っている北側の庭は、かなりの日陰です。シャクナゲは、一般的に半日陰を好みます。ですから、うちのほぼ日陰のシャクナゲには、花はこれぐらいしかつきません。でも、こんなにも咲いてくれて、ありがたいことです。


2024.05.04撮影



2024.12.06撮影

この薄黄色い葉は、ヤマブキ(Kerria japonica)の黄葉です。背景には、まだ緑の葉が見えます。

うちのは、下の画像に見られるように、一重です。(うちの?)ヤマブキは、花期が長いです。


2024.04.21撮影



2024.12.06撮影

茶色くなった落ち葉が地面をおおっています。緑の葉っぱの右側下に黄色い葉が、同じく緑の葉の左側上には赤っぽい葉が、見えます。両方とも、モミジバフウの落ち葉です。赤い方のは、葉の形が典型的ではありません。でも、色合いと模様がきれいですね。

緑の葉っぱは、2種類見えます。両方ともヘレボルス(Helleborus)ですが、異なる種です。葉に模様の入った方は、ピンクの花です。葉柄の先の葉がみっつに割れている方は、黄緑の花です。

 
2024.02.08撮影             2023.03.28撮影



2024.12.06撮影

これも、ヘレボルス(Helleborus)です。ニゲル(niger)系で、これが「クリスマスローズ」です。日本では、ニゲル系以外のヘレボルスも「クリスマスローズ」と、流通上、呼ばれます。

12月にすでにツボミがついて、ややふくらんでいます。少々雪に埋もれるのは大丈夫ですが、バンクーバーでも何日も雪が積もることがあり、そうなると、花が全滅したりします。今のところ、気温はそんなに下がっていません。

2024.02.08撮影



2024.12.06撮影

アジサイ(Hydrangea macrophylla f. macrophylla)がまだ咲いているんですよ〜〜、こんなに白くてきれいなのが。

横には、冬枯れまでは行かない、赤くなった花が「咲いて」います。

2024.12.06撮影



2024.12.06撮影

ヒメジョオン(Erigeron annuus)が、まだ花ざかり、夏のような勢いはありませんが。今日の嵐で、(わたしの新しい)サンルームから見てみると、枝先が折れたり、ささくれだったりしていますが、花が咲いていることには変わりがありません。本当に長く花を楽しませてくれます。

・・・

【お知らせ】
帰国いたしますので、投稿をしばらくお休みします。準備期間中は、バンクーバーにいますから、こちらからご訪問させてください。更新は、1月半ば過ぎ、あるいは、それ以降になります。その折には、また遊びにいらしてくださいね。それでは、みなさま、良いお年をお迎えくださいませ。








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秋の雨の中、咲き「のこる」花

2024年11月17日 08時00分00秒 | わたしの庭
2024.09.28撮影

2週間ほど前に、この秋の時期に咲き「のこる」キク科の花を集めてみました。

今日は、キク科以外の花をまとめてみたいと思います。キク科に続いてすぐに書くつもりだったのですが、春咲き球根の植えつけの話を先にご報告しました。

咲き「のこる」というのは、春や夏から咲き、春や夏の方が勢いがいいのだけれども、秋になっても咲いている、という意味で言いました。要するには、季節をまたいで咲く、花期の長い花です。

冒頭画像は、ムラサキツメクサ(Trifolium pratense)です。アカツメクサともいいます。「雑草」ですが、うちでは、「窒素肥料」がわりにと、「カバークロップ(被覆作物)」として、「生えてもらって」います。植えるわけではありません。半年以上咲き続けます。

学名 Trifolium pratense
英名 Red clover「赤いクローバー」
和名 ムラサキツメクサ(紫詰草
別名 アカツメクサ(赤詰草
マメ科(Fabaceae)シャジクソウ属Trifolium

前に、このムラサキツメクサをテントウムシの幼虫といっしょにお見せしました。


2024.11.03撮影

これも花期の長い花で、印象としては、いつでも咲いている、どこにでも咲いている、どこからでも芽が出てくる、庭中咲いている、なんですが、実際には真冬には咲いていません。

和名は見つけられませんでした。英語の名前を訳すと「黄色いキケマン」となります。

キケマンやエンゴグサの親戚ですが、別の属に分類されています。画像は、秋雨にぬれているところ。花数は減ったものの、11月半ば現在もまだまだ咲いています。葉も衰える様子はありません。

学名 Pseudofumaria lutea
英名 Yellow corydalis「黄色いキケマン」
和名 不明
ケシ科(Papaveraceae)Pseudofumaria

2024.11.02撮影

直前にご紹介した「黄色いキケマン」は、庭のあちこちにかたまって生えているのですが、そのひとむらに隣接して、マツヨイグサの可憐な園芸種「レモン・ドロップ」が植っています。

学名 Oenothera fruticosa 'Lemon Drop'
英名 Narrowleaf evening primrose「細葉マツヨイグサ
和名 キダチマツヨイグサ「レモン・ドロップ」
アカバナ科(Onagraceae)マツヨイグサ属(Oenothera

これも花期の長い花で、画像は2週間ほど前の雨の中のものですが、今日見てみたら、まだ最後の花らしきものが明るい黄色い色を見せていました。でも、これで、今年はもう終わりかな? なお、画像に写っている葉は、この植物の葉ではありません。咲いた花の後ろは、まだ開いていないツボミです。

2024.10.31撮影

これは、チューリップの球根を植えつけるときに、わたしが、自分は天才か、と思った、例の、そこではイヌタデの1種(Persicaria affinis)としてご紹介した植物です。

あれからもう少し勉強したのですが、この植物は、現在、イヌタデ属(Persicariaではなく、イブキトラノオ属(Bistortaに分類されていることがわかりました。つまり、Persicaria affinis というのは、旧名です。

学名 Bistorta affinis
英名 Knotweed
和名 イブキトラノオの1種
タデ科(Polygonaceae)イブキトラノオ属(Bistorta

まだまだ咲いているんですよ〜〜。いつまで咲き続けるかなあ〜〜

2024.10.31撮影

最後に、これは長く長く咲き続けたあと、もう終わってしまった花を。画像中の花ひとつが、本当に最後の花なんです。すでにガクから落ちていて、葉の上に乗っかっているところです。これが10月の終わりでした。クサキョウチクトウPhlox paniculata)です。でも、ご近所では、まだ咲いている個体もあります。

学名 Phlox paniculata
英名 Phlox
和名 クサキョウチクトウ
ハナシノブ科(Polemoniaceae)クサキョウチクトウ属Phlox


きのう(日本時間で「おととい」)、家の中の改装をしてくれている工務店の棟梁がうちに来ていて、わたしの南側の庭を眺めながら、夏の間の緑は一時(いっとき)だねえ、と感慨深げに言っていました。


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春咲き球根、植えつけ完了

2024年11月14日 08時00分00秒 | わたしの庭
2021.04.27撮影(Tulipa Darwin Hybrid:園芸種名、不明)

今日は、前回の記事の続きです。

春咲き球根の植えつけは、北側の庭から始めました。北側の庭は、樹木が大きいので、日陰でも比較的育ちやすい、チューリップTulipa)のうちでも原種系とか、スイセン(Narcissus)とか、アネモネ・ブランダ(Anemone blanda)とかを植えました。合計、135個。

そして、南側に移動して、植えつけは、ん〜〜〜ん、どうする。「どうする?」というのは、もうすでに球根がいっぱい植っているんですよ〜〜。おまけに、まだ芽の出ていないのがほとんどなので、どこに何が植っているかわからない。

いえ、ちゃんと記録は取ってあるんです。でも、その程度の概略図では、どこから何cmとかの正確さはない。それで、すでに球根が植っているところをチョコチョコとほじくってみるか、あるいは、植っていないとはっきりわかっているところに大量に植えるか・・・ということになりました。でも、何も植っていない(あるいは、生えていない)ところなんか、ない・・・

2024.04.10撮影(Tulipa Darwin Hybrid:園芸種名、不明)

冒頭画像と直前の画像は、チューリップの園芸種で、これらは、ダーウィン・ハイブリッドというグループに属します。原種系のチューリップと異なり、これらの園芸種は日向に植えた方がいいので、南側の庭と言っても、特に日当たりのいいところを選ばなくてはなりません。

それで、名案が浮かびました。イヌタデの1種(Persicaria affinis)がびっしりと植っているところを、根こそぎはいで、その下にチューリップを植えこみ、はいだのはそのまま元にもどす、という。

わたしは、天才か、と思いましたよ!

 
2022.06.18撮影Persicaria affinis       2023.07.04撮影Persicaria affinis

このイヌタデは、咲き始めが薄いピンクで、時間が経つと赤っぽいピンクになります。

このイヌタデのじゅうたんの、北側半分に背丈の高めのチューリップ10個を、南側半分に背丈の低めのチューリップを、これも、10個植えました。冒頭画像と2番目の画像は、植えたチューリップではなく、やや似たものでしかありません。

 
2024.05.02撮影A. coronaria 'De Caen'    2024.06.10撮影A. coronaria 'De Caen'

 
2024.05.12撮影A. coronaria 'De Caen'    2024.06.09撮影A. coronaria 'De Caen'

アネモネと言えば、Anemone coronaria のことだ、というぐらいですが、うちのは、その中でも 'De Caen' という品種のシリーズです。この春から夏にかけて、あまりにも美しく咲いたので、植え足すことにしました。

去年植えたあたりを、考古学の発掘よろしく、そろりそろりと掘って、植えつけました。と言っても、アネモネの球根(正確には、塊根)は小さいので、比較的簡単に植えつけることができました。このアネモネは、合計20個。何色がいくつずつかは、わかりません。

2024.06.12撮影(Iris × hollandica 'Eye of the Tiger'

これは、ダッチ・アイリスIris × hollandicaのうち、「虎の眼 'Eye of the Tiger'」という園芸種です。ダッチ・アイリスはオランダで開発されたアイリスで、茎の途中からも葉が出るのが特徴です。晩春から初夏にかけて、咲きます。

この画像中のアイリスが植っているところは、キウイの棚と車庫の陰になっていて、そう好ましい場所ではないのですが、なんとか咲いてくれます。

その隣に、ダッチ・アイリスではない他のアイリスを植えてあったのですが、それはもっと太陽が必要で、その場所では咲かなくなったので、それをまず他所へ植え替えしました。そして、その空いたところへ、ダッチ・アイリス虎の眼」を植え足しました。これは、10個。

Summer snowflake (Leucojum aestivum) 「夏のスノーフレーク」
撮影者:Hans Bernhard
撮影日:2010.05.01
オリジナルからの改変、なし

名称は「夏のスノーフレーク(Leucojum aestivum)」ですが、花期は、真夏ではなく、中春から初夏にかけてです。「春のスノーフレーク(Leucojum vernum)」というのは、別にあります。

スノーフレークは数回失敗しているので、なるべくいい場所を、と選びましたが、すでに植っているかもしれない他の球根を串刺しにしないように、とヒヤヒヤしながら植えました。スノーフレークは、5個。

Saffron (Crocus sativus) 「サフロン(サフラン)」
撮影者:KENPEI
撮影日:2005.11.04
オリジナルからの改変、なし

この花の真っ赤なメシベを乾燥させたのが、香辛料のサフランです。

このクロッカスは、あ、しまった、これは、秋咲きだった・・・でも、春咲きの球根と同じように、秋に植えつけます。そうすると、春に葉が出ます。でも、その葉は、花が咲かないままで枯れて、花が咲くのは、秋です。この秋咲きクロッカスは、10個植えました。


今回、球根を合計200個植えつけました。北側の庭に135個、南側の庭に65個。秋に植えつけるので、みんな春咲きだと思ってしまいましたが、サフランが秋咲きであるのをうっかり忘れていました。それで、春咲きの球根は、合計190個。

地中にすでにある球根をぶった切ったりする可能性があり、それが心配でしたが、大きい事故なしで植えつけが終わりました。ちょこちょこは切れ端を作ったんです。ごめんなさい、犠牲になった球根のみなさま。これにもめげず、芽を出し、咲いててくださいませ。


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春咲き球根、200個、植えつけ

2024年11月10日 15時20分00秒 | わたしの庭
2023.05.04撮影(Tulipa saxatilis ‘Lilac Wonder’)

春咲き球根の植えつけは、下準備も含めて10月末に始めていたのですが、雨のため、一時中断。でも、11月最初の週の火曜日、水曜日、木曜日、と3日間、晴れの天気予報が出ていたので、しっかりと庭仕事の予定を立てました。

そして、いくらナマケモノのわたしでも、この3日間が、春咲き球根の植えつけの最後のチャンス、とわかっていたので、精を出しましたよ。よって、植えつけ、完了。きゃ〜〜〜、やったね。

金曜日も、夕方までは、曇りながら雨は降らなかったので、もうちょっとオマケの仕事ができました。例えば、剪定とか、植え替えとか、そして、お隣の庭の落ち葉かき(うちの木から散り落ちた落ち葉です)とか。

今日は、今秋植えつけた春咲き球根をご紹介します。来る春は、植えつけて初めての春ですから、多くが開花するでしょう。


2024.05.03撮影(Tulipa orphanidea ‘Little Princess’)

冒頭画像は、やや紫色がかったピンクの原種系チューリップ「ライラック・ワンダー ‘Lilac Wonder’」です。今回は、これは植え足しです。たいへんかわいいチューリップですよ〜。

上の画像は、これも原種系チューリップで、「リトル・プリンセス ‘Little Princess’」です。今回は、でも、もう少し赤色の優った「リズィー ‘Lizzy’」を初導入しました(よって、手持ちの画像がありません)。「リトル・プリンセス」と「リズィー」が、春にどのような色の違いを見せてくれるか、楽しみです。

原種系チューリップは、10個ずつ、合計20個を植えました。


2023.04.18撮影(Narcissus x triandrus 'Thalia')

スイセン「タリア 'Thalia'」です。長年、北側の庭で咲き続けてくれたのですが、もうほとんど消えてしまった。それで、「タリア」はぜひ再導入したいと思っていました。

ところが、いつも頼む球根専門店では、「タリア」は1袋に・・・なんと・・・50個も入っているんですよね。去年も同じ。去年、もっと小さい袋はないの? と聞いたら、いやいや、「タリア」なら50個ぐらいすぐ植えられる、という答え。今年は、仕方なく、50個買いました。

さて、スイセンの球根50個をどこに植える? 「都合がいい」ことに、カンゾウ(Hemerocallis fulva)数種が日陰になって咲かなくなった区画があったので、そこを掘り返しました。これが大変だったの。

そのことについて書いたのが、
のはずだったのですが、なんと、保存せずに消してしまい、他の内容の記事となりました。


2022.04.20撮影(Narcissus poeticus x tazetta  'Geranium’

もう1種類、スイセン。「ゼラニウム」です。ニホンズイセン(Narcissus tazetta var. chinensis)が恋しくて、近いものを、と庭に植えたものです。

去年、なぜかあまり咲かなかった。それで、今年は増やそうと、10個植えました。


2023.03.28撮影(Puschkinia scilloides

これは、プシュキニア・スキロイデスです。学名をそのままカタカナにしたものです。今のところ、わたしは、カタカナでない和名は見つけていません。

わたしはこの花が好きで、もっと欲しいと思い、植え足しました。それが40個。いくらなんでも多すぎると思うのですが、そういう半端ない数でしか売っていなかった(少なくとも、わたしが球根を購入する店では)ので、仕方ない

 
2024.03.17撮影(Anemonoides blanda)   2024.04.04撮影(Anemonoides blanda

うちの庭は、毎春、アネモネ・ブランダの花むしろができあがります。そう大きい広がりではありませんが、それでも、見事なものです。

左上の画像のように、色調がいろいろあるのですが、前から真っ白なのが欲しいと思っていました。右上のより、もっと白いのがいいなあ、と。

すると、白いのは、他の色のより2〜3倍値段が高い。ふ〜〜ん。それで、たった5つしか入っていない袋ひとつで我慢することにしました。すぐに増えて、花むしろの一部になってくれることを期待しています。


2021.04.17撮影(Fritillaria meleagris

これは、バイモのひとつ、コバンユリ(Fritillaria meleagris)です。赤紫と白っぽい色の格子のような模様がつきます。

うちの庭では、地道な速度ではあるものの、増えてくれます、どうしてか分かりませんけど。ひょっとしてタネがこぼれて増えているのではないか、と思われます。ちょっと離れたところに新しい個体が出現するので。

コバンユリも、前から白いのが欲しいと思っていました。前に2度も導入したのですが、発芽しませんでした。理由は分かりません。もう一度試してみよう、これは、10個。


今日お見せした春咲きの球根植物は、すべてわたしの北側の庭に植えつけたものです。北側だけで、合計135個。

次回は、南側の庭に植えつけたのをお見せします。


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落ち葉の季節は、後悔の季節

2024年10月26日 13時35分00秒 | わたしの庭
2024.10.16撮影

バンクーバーでは、10月に入ると、雨が降り出します。落ち葉は、すでに9月末には、始まっています。10月が半ばになると、紅葉した落ち葉が重なって落ちていたりします。本格的になるのは、11月に入ってから。もう、どしどし降ってきます。

10日ほど前、雨の晴れ間に、うちの近所を、滅多に行かない方角へ向かって散歩しました。そして、きれいな落ち葉を見つけてしまいました。街路樹のカエデからの落ち葉です。車道の歩道寄りのところにたまっていました。でも、上を歩けばガシャガシャと音を立てるほどでもありません。

ツタカエデかな、と思います。でも、「であろう」程度です。今度またその辺りを散歩したら、特徴を観察して、ちゃんとした同定につなげたいです。

学名 Acer circinatum
英名 Vine maple「蔓(つる)カエデ」
和名 ツタカエデ(蔦楓)
ムクロジ科(Sapindaceae)カエデAcer

2024.10.16撮影

バンクーバーでは、10月に降り出した雨が、その調子で1月まで続き、それから、やや雨量が下がって2〜4月と降り続きます。つまり、半年以上、雨が降っているのです。

気温は、このところ、最高気温が11℃〜12℃前後、来週は、10℃を切るような予報が出ています。最低気温は、4℃〜10℃を行き来しています。

この秋の時期、庭ですることって、多いんですよね。剪定、春咲き球根の植えつけ、株分、移植、、、これに、やむことのない落ち葉かきが加わります。

2024.10.16撮影

庭仕事が多いこの時期、バンクーバーでは、雨、雨、雨、その上に、どんどん気温が下がっていきます。そして、この、落ち葉の季節に、毎年後悔するのが、秋の庭仕事を、なぜ9月に始めなかったのか、と。そりゃあ、無理よね。そのころは、まだまだ気候が良くて、遊びに行きたいんだもの、へへへ

剪定は、できなければ見過ごすことができます、来年、よく咲いたり、いい形になったり、しないだけで。株分と移植は、もちろん、目をつぶります。

でも、春咲き球根の植えつけは、放置することができません。もうすでに買ってあるので、いつもの地元の球根の通販会社から。寒くなり切る前に、植えるっきゃない。寒いと土が凍って、掘れないんですよ〜〜わ〜〜〜〜〜

でも、バンクーバーなら、11月に持ち越しても、雨が降っていないあまり寒くない日なら、大丈夫。でも、11月半ば以降まで球根を放りっぱなしにするのは、アにホがつきますね。そんな時は、凍えながら労働をします。まあ、ナマケモノですから、そういうことになる。

2024.10.16撮影

わたしは、良くない、好ましくないことをした時、反省ということはするけれども、後悔ということをしないんですね。アッケラカンとしたものです。でも、この寒さの中で球根植えるのは、毎年、はい、毎年です、後悔します。ほんま、アホやね、あ、言ってしまった。

今年は、実は、日陰になったために花をつけなくなった植物を掘り返し、移植するか廃棄する、という作業をしています。廃棄と言っても、うちのコンポストにするか、バンクーバー市の回収するコンポスト用に出すか、なんですが。

この部分の作業が、根がガシガシになっていて、何でこんなことに、と自問しながらやっています。答えは、明瞭。ガシガシになる前に掘らなかったナマケモノが、1匹。足も腰も腕も痛いわあ。

でも、希望はあるのだ! 咲かなくなった植物を掘り出して、球根を植えられる場所を作り出し、ちゃんと球根を植えたら、来年の春は、見事なものよ、少なくとも、見事になる見込み。

2024.10.15撮影

これもカエデですが、先のカエデとは、同じ種ではありません。葉がもっと大きく、また肉厚で、表面に光沢があります。

学名 Acer truncatum x Acer platanoides 'Pacific Sunset Maple'
園芸種名の和訳 「太平洋の日没のカエデ」
ムクロジ科(Sapindaceae)カエデ属(Acer

このカエデについては、過去に記事があります。

2024.10.15撮影

この 「太平洋の日没のカエデ」は、わたしの庭に植っているのではないのですが、うちの庭にも半端なく葉を落としてくれます。わたしはありがたく、腐葉土の材料として頂戴します。

それより、落ち葉かきで大変なのは、うちのモミジバフウ(Liquidambar styraciflua)から、木が嫌いなお隣に、大量に、落ちることです。そのお家には、木は一切なし。これはバンクーバ市の条例に違反しているんですけどね。とにかく、にらまれるので、体力と相談しながら、お隣へ落ち葉かきに出かけます。ある年は、その落ち葉かきが原因で寝込んだしな〜〜


2024.10.15撮影

わたしの秋の庭では、春咲き球根の植えつけ、、、、これに、やむことのない落ち葉かきが加わります。大量に落ち葉が出る前、11月の最初の1週間までで球根の植えつけを終わらせれば、しめたもんよ。明日からそれを始めたいが、明日は雨の予報が出ています。(ここで、文字に書けない汚い言葉が出てくる。文字に書けないので、書きません。)


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新しいサンルーム

2024年09月02日 13時00分00秒 | わたしの庭
2024.09.01撮影

今年1月から、家の内部の改装をしています。改装している部分は全面改装ですが、家の中全部を一度にではなく、部分的に進めています。それでないと、住むところがなくなるので。それに、このようにすると、貯金も一度には出て行かない(う〜〜〜、と歯をくいしばる、貯めたのよ、若い時に、それが減っていくなあ・・・)。

台所(本場の日本語では「キッチン」と言うのですか?)から始め、それは一応完成し(「一応」と言うのは、まだ、し残された部分がある)、現在は、2階の水回り(お風呂、トイレ、洗面)2ヶ所が工事中。

冒頭画像は、台所を改装後に、その裏口を外から見たものです。ドアをガラス張りのにしました。そうすると、家の中から、外の様子がうかがえます。


2024.08.30撮影

これは、うちのあたりに住みついているノラちゃんのおひとり。だれかに飼われているネコではないと思います。こんなに安心し切ってお昼寝している姿を見ることができるのは、このガラスのドアのおかげ。

冒頭画像中、ドアの向かって右側に、窓が見えますね。これもガラス張りで、開けるのは上部だけです。開けられるよりも、外を眺められる方を優先しました。

2024.08.30撮影

この窓の方へ移動して外を見てみると、あら、もうおひと方もいらっしゃったのね。それに、あらあら、こんなに近くでいっしょに寝て。このおふたりは、つかず離れずの関係が長かったんですが、最近は身体的な距離が縮まっているようです。うふふ。ロマンスかフレンドシップかは分かりません。

このお二人様の写真は、以下の画像で、花の置かれていたところに立って、撮りました。

2024.07.31撮影

ここは、南からの太陽光線がさんさんと入ってくるんです、プレクシグラスの庇(次の画像、窓の外)を通って。何者か(多分、アライグマさん)によって折られていた紅筋ヤマユリ(Lilium auratum)を、拾って、花瓶にさして、ここに置いておくと、きれいに開いてくれました。

元の台所は、ちょっと南北に長めだったんです。それを、新しい台所部分として、ほぼ正方形に区切りとって独立させ、残りの部分を裏玄関に改造しました。「たたき」と「かまち」を作り上げたのです。「たたき」として既存の床を掘ることはできないので、「かまち」として元の床に新しい玄関床部分を上乗せしました。

これで、初めて、この家に「和風の玄関」ができあがりました。ホッとした〜。靴を脱いで、「たたき」に残しておき、「かまち」に上がる、なんと文化的な生活であることか。


2024.09.01撮影

裏玄関と台所は直接繋がっていないのですが、台所のカウンターとキャビネットの間には、玄関に向かって、空間が空いています。上の画像の下側にカウンターが、上側と両脇にキャビネットがあります。カウンターの台所側に座って、外を眺めながら、朝ごはんを食べることもできます。

あるいは、玄関の「かまち」側で、お茶しましょうか。このようにして、この裏玄関が、サンルームとして機能するようになりました。


2024.09.01撮影

上の画像で、窓をお確かめください。この窓、以前は、横に格子が入っていたんですよ。防犯には良かったけれど、息苦しかった。今回は、2重窓ではなく、3重窓。なかなか破れないだろう。

2022.10.09撮影

2年前の写真ですが、アライグマさんたちが、格子の間を通して、二重窓越しに、家の中にいるわたしの方を見ています。アライグマは目が悪いので、どこまでわたしの美貌に気づいているかは、分かりません。

2024.09.01撮影

上の画像は、窓の開閉できる部分と、その上にある軒の底面です。これは、現在の姿。

2022.10.09撮影

前に、アライグマさんが格子をよじ登って、この軒にまで迫っていたんですね。もうこんな活動の姿を見ることはできないんだ、格子がないから、・・・でも、ガラスを通して、自由に遊んでいるところは見ることができる(今年はまだ)。

2024.09.01撮影

これがドアの外側です。この黒いマットの上で、あいつら、遊ぶんですよ〜〜取っ組み合いしたり。

2022.10.09撮影

上の画像にも見える格子が、取り外した格子です。取り外したおかげて、外の様子がはっきりと見えるようになりました。以下の画像のような感じ。

2024.08.30撮影

眠っていたネコさんが、窓が開いていたので、わたしのカメラのシャッター音に気づいて、起き上がったところ。こちらのネコちゃまの方が、臆病なんです。この画像左下に、体の一部分が見えるトラネコさまは、まったく意に介せず、お昼寝を続けていらっしゃいます。

2024.08.30撮影

臆病ちゃんは、逃走準備体制に入りました。階段を駆け降りる、ということです。トラさんを残して、地上に降りてしまいました。でも、それ以上逃げなくなったのは、えらい、えらい。

2024.06.16撮影

これは、別の日ですが、トラネコ様が悠々とおくつろぎのところ。

次回は、サンルームの窓を通して撮影した、鳥さんたちの画像をお送りします。


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紅筋ヤマユリ、救出作戦

2024年08月30日 08時00分00秒 | わたしの庭

2024.06.10撮影

冒頭画像は、ヤマユリLilium auratumのツボミです。ヤマユリは、通常、白地の花びらに黄色の筋がつきます。学名の種小名 auratum は、「黄色く飾られた」という意味。ところが! わたしの庭のヤマユリは、赤い筋、紅筋(べにすじ)であります!

去年の秋に植えつけたばかりで、この夏は、花が咲くのを楽しみにしていました。なぜかツボミの期間が長くて、花が咲くのを、待って、待って、していたんですよ。

そんな時に起こったのが、例の「事件」。

第二の「事件」現場を、もう一度掲載します。

2024.07.15撮影

この画像中、右側に2本立っている丈夫そうな茎が、次のユリです。このユリは、系統的には、オリエンタルとトランペットの交配種オリエンペットですが、品種名までは定かではありません。

見事でしょう? えへん! 庭中すごい匂いになります。

2024.07.23撮影

「事件」現場の写真をもう一度見ていただくと、オリエンペット・リリーの左側に、クルマユリ(Lilium medeoloides)の茎が見えます。葉っぱが放射状に(=「車」状に)出ている茎です。画像中はっきりと見えるのは、1本ですが、実は、色違いで合計3本あります。

次のような花(他に、2色)が咲きました。「事件」の時には、花は終っています。

2024.06.24撮影

さて、このクルマユリの立っている左側、どう見ても「はげて」いる。と、分かった時点で、クルマユリの横に植っていたヤマユリはどこへ行った??? とパニクり出しました。

よ〜く地面を見てみると、2本とも、ベッタリと倒れているではありませんか(これは、画像に写っていません、画像は後日撮ったので)。なぜ今まで気づかなかった??? 気づいたのは、「事件」発見からすでに数日後。先の時には、クルマユリは立っていた? 同じ場所で「事件」が2回続けて起こった? とにかく、いつ倒れたかわからない。

倒れたクルマユリに恐る恐る触ってみると、完全に根本から折れていて、簡単に拾い上げられてしまいました。そんなあああ、咲くのを楽しみにしていたのに。ツボミは硬いまま。でも、不思議なことに、全くしおれていない。と言うことは、折れてすぐ?

どうする? 意地でも花の咲くのを見てやる! と、屋内に取り込み、花瓶に指し、直射日光の当たらないところへ置きました。

ところが、ツボミが全然大きくならない。このまま、花は見られないのか・・・、はたっと思いついたのは、太陽に当てないとツボミは発達しないのではないか、と。

それで、南の窓辺へ移動させました。すると、


2024.07.24撮影

うふふ、こういう紅筋だったのね。

と、ニコニコ顔で庭を散策していると(というより、ジャングル庭の植物をかき分け、かき分け、歩を進めていると)、第三の「事件」現場に行き当たった。わたしが通り道にしている小道の一部が、左右になぎ倒されていました。ここまで来ると、あまり感情が動かなくなり、むしろ、犯人が微笑ましく思えてきました。

折れている茎が数本あったのですが、その中から、まだツボミのついているヤブカンゾウ(Hemerocallis fulva var. kwanso)を1本拾い上げ、ヤマユリの花瓶に入れ足しました。ヤブカンゾウの茎って、硬いですよね。それを折り切っているのですから、かなりな力です。

次の画像に写っているヤブカンゾウは、この窓辺で花がいくつか開いてしぼんだ後、最後のツボミが咲いたところです。屋内のためか、ちょっと頼りない形にしか咲きませんでした。

2024.07.28撮影

ヤマユリは、次の画像のように、屋内で数週間咲き続けてくれました。心配なのは、地上部がなくなって、太陽からの栄養補給することのできない、地中に残された「百合根」です。生き延びてくれるかどうかは、来年まで辛抱強く待つしかありません。

2024.07.31撮影

さてさて、犯人はだれだ。「はげて」いる広さと、植物をなぎ倒す力と、そして、その辺に立ち込める鼻をつくほどの獣臭から、次のお方だとにらんでいます。ネコでは、体重が軽すぎ、体積も小さすぎる、と思います。そして、ネコってあんな臭い(におい)しないよね?

2023.10.26撮影

これは、だ〜れだ? うちの裏口で遊んでいるアライグマさんです。このお方は、当時まだお子さん。この写真は、10ヶ月も前の写真なので、今はもう青年ですよね。

次の画像で、後ろ姿をご覧ください。子どもでこういう立派なお尻ですからね。もっと成長したのは、もっとでっかいわ。

2023.10.26撮影

それと、前にもお頼み申し上げましたが、落とし物にはお気をつけてくださるよう、お願い申し上げます。掃除する方の身になってくれ。


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こちらは折れているのもある

2024年08月26日 10時50分00秒 | わたしの庭
2024.07.15撮影

投稿が開きましたが、今日は、前回(1週間前)の
の続きです。

あ、こちらも「はげて」いる、という場所があったんですよ〜〜。押し倒された? 踏みつけられた?

この、第二の「事件」現場を見て、某動物さんへの疑惑が高まり始めました。影響を受けている地面の広さと様子からです。

前回のと今回のが、別の日に起こった「事件」なのか、同じ日に起こった「事件」なのかはわからないのですが、犯人は同一「物」とにらみました。

Papaver orientale(オニゲシ)

このような、真っ赤なオニゲシ(Papaver orientale)が咲くはずだったんです、今年は。一昨年植えて、去年、芽が出ました。でも、まだ早い時期に、わたしがキウイの剪定をしていて、わたし自らが踏みつけて、地上部分を全壊した。それが、去年。

それで、今年葉っぱが出てきた時には、生きていたか、と大喜び、そして、葉もだんだん大きくなりました。ところが、葉が、葉が、根本から折れている。去年の自分で踏みつけた時のトラウマがよみがえる。

下の画像は、冒頭画像の切り取り拡大です。この画像の左下部分に3枚ほど、シダの葉っぱみたいなのが出ているのが、このオニゲシの葉です。その葉柄3本ほどが、根に向かって1ヶ所に集まっているのが見えます。

画像は、折れてしまっていた葉柄を取り去った後なんですが、ここに写っている葉は、その後、傷んだ根元付近の軸が回復せず、結局、すべての葉を失うことになりました。2度も地上部分を壊滅させられて、地下部分は、現在生きているのであろうか。

2024.07.15撮影

上の拡大画像で、ほぼ中央からやや左下に向かって伸びている細い茎は、これは、キキョウ(Platycodon grandiflorum)です。今年出てきた、自然実生のキキョウの株です。

親株は、前からわたしの庭にあるキキョウだと思われます。

キキョウが庭で、タネが4〜5メートルも飛んで増える、とは思っていなかったので、思わないご褒美でした。日々、その成長を楽しみに観察していたんですよ〜〜

ところが、これもなぎ倒されていました。

でも、キキョウって、自然にでも倒れたりするけど、ポキって折れませんよね。それで、そお〜〜っと起こして、つっかえ棒を立ててやると、その後、元気にしています。でも、くねくねキキョウができあがりました(次の画像)。まだ花は咲いていません。

2024.08.11撮影

もう一度拡大写真をご覧ください。ほぼ中央に、一番大きく、葉っぱだけ写っている植物がありますよね。これ、キツネノテブクロ(Digitalis purpurea)なんです。

前回の記事で倒れていた、とお見せした植物のひとつも、キツネノテブクロです、別場所にある別個体ですが。

こちらの、この葉っぱだけが茂っているキツネノテブクロは、実は、「事件」の直前、タネはまだで、花が咲いていたんです。その花のついている茎が根本から完全に折れていて、、、拾って、活ける? いやあ、水あげ、悪いしね、それに、有毒な植物をわざわざ活けなくても、、、と思い、残念ですが、コンポスト行きにしました。

残念だった、とちゃんとあきらめて、気分を切り替えていたんですが、うれしいことが。しばらくして、脇から新しい茎が出てきて、結局、花が咲いてしまいました(下の画像)、丈は低いですが。写真ではわかりにくいですが、たいへんきれいなピンクです。

2024.08.11撮影

2ヶ所目の「事件」現場を発見して呆然とした後、オニゲシと、キキョウと、キツネノテブクロにはすぐに気づいたのですが、数日後まで目に留まらなかったものがあります。

その目に留まらなかった物が何か、と、「事件」の真相究明は次回。


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なぜか、倒れていて・・・

2024年08月19日 11時40分00秒 | わたしの庭

2024.07.15撮影

今日は、ある「事件」に関わった花々を、見ていただきたいと思います。それぞれの花には、「事件」に関わった、ということ以外では、お互いに関連性はありません。

もうひと月以上前になるのですが、庭の一角を見ていたら、あの辺、なんで「はげて」いる? ナマケモノのわたしの庭はジャングルのはずだが・・・ 冒頭画像で言うと、右側の地上部分。あそこ、ちゃんと植物が立っていたはず・・・

おかしいなあ、と思いながら近づくと(以下の画像)、向かって右側には、V字型に倒れている植物が2本あり、左側には、向こう側にまとめてややなびいている植物があることがわかりました。こちらに向かって平たくなっている植物もあります。

2024.07.15撮影

V字型に倒れている、草丈のある植物は、青色のきれいな色の花のルリジサ(ボリジ)と、キツネノテブクロ(ジギタリス)のすでにタネになりかけている軸(茎)です(次の画像)。

2024.07.15撮影

なんでこんなことに?

と、ぼ〜〜っとしていましたが、やっと頭が動き出して、なんらかの理由で倒れたんだ、と見たままのことを理解し、それから、何か対策を打つべき? と考えました。

まず考えたのは、切り花にしようか? でも、ルリジサは、花がポロポロと落ちるので、生け花には向きません。おまけに、茎がしゃんと立たないので、生けること自体が難しいです。キツネノテブクロの方は、タネになりかけているものを屋内に入れたら、タネが落ちて大変になります。

では、起こす? ルリジサは、外で、普段からでも軸の途中から折れて、それでも平気なので、そのまま、放っておけば良い、キツネノテブクロの方は、立てなくても寝かせておけば、そこでそのままタネを落としてくれる。

ということで、両者ともそのままにしておくことにしました。

2024.07.01撮影

きれいでしょ〜〜。ルリジサです。

ツボミはピンク、花開いてもそのままピンク、花が成熟してくると、ピンクからだんだん青っぽくなり、最終的に、この独特の青い色になります。咲き始めが青で、後にピンクになる、と主張する記事がありますが、それは間違いです。わたしはちゃんと観察してあるんだから。

学名 Borago officinalis
英名 Borage
和名 ルリジサ(瑠璃苣)
別名 ボリジ(英名から)
ムラサキ科(Boraginaceae)ルリジサ属(Borago



2024.07.04撮影

上の画像は、キツネノテブクロの茶色くなり出したタネのサヤです。

学名 Digitalis purpurea
英名 Foxglove「キツネの手袋」
別名 Digitalis「ディジテイリス」
和名 キツネノテブクロ(狐の手袋)
別名 ジギタリス(学名から)
オオバコ科(Plantaginaceae)キツネノテブクロ属(Digitalis

花は、以下の画像でどうぞ。

2024.05.31撮影

キツネノテブクロの背景(上の画像)に咲いている白い花とピンクの花は、ハナダイコン(次の画像)。これも、きれいな花です。キツネノテブクロと同様、大量に、長期にわたって咲き続け、かつ、自身でタネをまき散らして増えてくれます。この「事件」が起こった時には、すでにタネになっていますから、冒頭画像には写っていません。

学名 Hesperis matronalis
英名 Dame's rocket
和名 ハナダイコン(花大根)
アブラナ科(Brassicaceae)ハナダイコン属(Hesperis

2023.05.17撮影

冒頭画像をもう一度ご覧ください。画面中央に、青緑の細い軸が何本も出ています。それは、前にご紹介した、ブタナらしき、セイタカタンポポソウ(ウソの名前)であります。

学名 Hypochaeris radicata(別のスペリング:Hypochoeris radicata
英名 Catear「ネコの耳」
別名 False dandelion「ニセタンポポ」
和名 ブタナ(豚菜)
キク科(Asteraceae)エゾコウゾリナ属(Hypochaeris

このわたしの庭のセイタカタンポポソウは、画像で見えるよりもっと丈が高いはずなんですが、重い頭の部分が折れて、向こう側に傾いているので、丈が低めに見えます。

2024.06.28撮影

事件の真相究明は、後ほど。


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