カラスといちごとクロッカスと

身の回りの鳥や小動物、庭の花や畑の野菜など、日々日々、季節季節の情報を、
個人の目をとおしてお届けします。

春咲き球根、植えつけ中

2024年10月31日 19時10分00秒 | 葉、紅葉、黄葉、落葉

春咲き球根、植えつけ中なんですが、そして、それについて記事を書いたんですが、保存せずに消してしまった。

もう一度書く元気はないので、今日は、フウちゃんこと、うちのモミジバフウ(Liquidambar styraciflua)の落ち葉をご覧ください。


落ち葉の撮影日は、すべて、2024年10月26日です。










明日はくもりの天気予報が出ています。球根は、すでに80個植えつけました。あと、9袋残っているので、50〜100個というところです。(こちら時間で)もうこれ以上夜ふかしできないので、おやすみなさい。


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落ち葉の季節は、後悔の季節

2024年10月26日 13時35分00秒 | わたしの庭
2024.10.16撮影

バンクーバーでは、10月に入ると、雨が降り出します。落ち葉は、すでに9月末には、始まっています。10月が半ばになると、紅葉した落ち葉が重なって落ちていたりします。本格的になるのは、11月に入ってから。もう、どしどし降ってきます。

10日ほど前、雨の晴れ間に、うちの近所を、滅多に行かない方角へ向かって散歩しました。そして、きれいな落ち葉を見つけてしまいました。街路樹のカエデからの落ち葉です。車道の歩道寄りのところにたまっていました。でも、上を歩けばガシャガシャと音を立てるほどでもありません。

ツタカエデかな、と思います。でも、「であろう」程度です。今度またその辺りを散歩したら、特徴を観察して、ちゃんとした同定につなげたいです。

学名 Acer circinatum
英名 Vine maple「蔓(つる)カエデ」
和名 ツタカエデ(蔦楓)
ムクロジ科(Sapindaceae)カエデAcer

2024.10.16撮影

バンクーバーでは、10月に降り出した雨が、その調子で1月まで続き、それから、やや雨量が下がって2〜4月と降り続きます。つまり、半年以上、雨が降っているのです。

気温は、このところ、最高気温が11℃〜12℃前後、来週は、10℃を切るような予報が出ています。最低気温は、4℃〜10℃を行き来しています。

この秋の時期、庭ですることって、多いんですよね。剪定、春咲き球根の植えつけ、株分、移植、、、これに、やむことのない落ち葉かきが加わります。

2024.10.16撮影

庭仕事が多いこの時期、バンクーバーでは、雨、雨、雨、その上に、どんどん気温が下がっていきます。そして、この、落ち葉の季節に、毎年後悔するのが、秋の庭仕事を、なぜ9月に始めなかったのか、と。そりゃあ、無理よね。そのころは、まだまだ気候が良くて、遊びに行きたいんだもの、へへへ

剪定は、できなければ見過ごすことができます、来年、よく咲いたり、いい形になったり、しないだけで。株分と移植は、もちろん、目をつぶります。

でも、春咲き球根の植えつけは、放置することができません。もうすでに買ってあるので、いつもの地元の球根の通販会社から。寒くなり切る前に、植えるっきゃない。寒いと土が凍って、掘れないんですよ〜〜わ〜〜〜〜〜

でも、バンクーバーなら、11月に持ち越しても、雨が降っていないあまり寒くない日なら、大丈夫。でも、11月半ば以降まで球根を放りっぱなしにするのは、アにホがつきますね。そんな時は、凍えながら労働をします。まあ、ナマケモノですから、そういうことになる。

2024.10.16撮影

わたしは、良くない、好ましくないことをした時、反省ということはするけれども、後悔ということをしないんですね。アッケラカンとしたものです。でも、この寒さの中で球根植えるのは、毎年、はい、毎年です、後悔します。ほんま、アホやね、あ、言ってしまった。

今年は、実は、日陰になったために花をつけなくなった植物を掘り返し、移植するか廃棄する、という作業をしています。廃棄と言っても、うちのコンポストにするか、バンクーバー市の回収するコンポスト用に出すか、なんですが。

この部分の作業が、根がガシガシになっていて、何でこんなことに、と自問しながらやっています。答えは、明瞭。ガシガシになる前に掘らなかったナマケモノが、1匹。足も腰も腕も痛いわあ。

でも、希望はあるのだ! 咲かなくなった植物を掘り出して、球根を植えられる場所を作り出し、ちゃんと球根を植えたら、来年の春は、見事なものよ、少なくとも、見事になる見込み。

2024.10.15撮影

これもカエデですが、先のカエデとは、同じ種ではありません。葉がもっと大きく、また肉厚で、表面に光沢があります。

学名 Acer truncatum x Acer platanoides 'Pacific Sunset Maple'
園芸種名の和訳 「太平洋の日没のカエデ」
ムクロジ科(Sapindaceae)カエデ属(Acer

このカエデについては、過去に記事があります。

2024.10.15撮影

この 「太平洋の日没のカエデ」は、わたしの庭に植っているのではないのですが、うちの庭にも半端なく葉を落としてくれます。わたしはありがたく、腐葉土の材料として頂戴します。

それより、落ち葉かきで大変なのは、うちのモミジバフウ(Liquidambar styraciflua)から、木が嫌いなお隣に、大量に、落ちることです。そのお家には、木は一切なし。これはバンクーバ市の条例に違反しているんですけどね。とにかく、にらまれるので、体力と相談しながら、お隣へ落ち葉かきに出かけます。ある年は、その落ち葉かきが原因で寝込んだしな〜〜


2024.10.15撮影

わたしの秋の庭では、春咲き球根の植えつけ、、、、これに、やむことのない落ち葉かきが加わります。大量に落ち葉が出る前、11月の最初の1週間までで球根の植えつけを終わらせれば、しめたもんよ。明日からそれを始めたいが、明日は雨の予報が出ています。(ここで、文字に書けない汚い言葉が出てくる。文字に書けないので、書きません。)


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ベリーな「木の実」

2024年10月19日 18時00分00秒 | ミズキ科
2022.10.01撮影

今日は、ベリーな「木の実」! 今、あちこちで成っています。

「木の実」は「木になる実」ですから、この赤いのも「木の実」。「ベリー」というのは、柔らかい「木の実」ですから、これは、ベリーな「木の実」!

これは、何の実かというと、ヤマボウシ(Cornus kousa subsp. kousa)の実です。

この赤い実が、美味しいんですよね。プラムみたいな味です。でも、果肉は、どろっとしています。舌触りはあまりよくありません。外側がざらざらしているんです。この皮の部分は食べなくてもいいです。

2024.06.11撮影

上の画像は、ヤマボウシの「花」です。正確には、白い花びら状のものは総苞(花の集まりを包む役割の「ガク」)で、実際の花は、真ん中のつぶつぶの塊。

学名 Cornus kousa subsp. kousa
英名 Japanese dogwood「日本のミズキ」、Korean dogwood「朝鮮のミズキ」、など
和名 ヤマボウシ(山法師)
ミズキ科(Cornaceae)ミズキ属kousaヤマボウシ亜属kousa

いわゆるハナミズキ(Cornus florida)は、別名がアメリカヤマボウシで、アメリカ合衆国の東海岸から内陸にかけてが原産です。でも、このヤマボウシ(Cornus kousa subsp. kousa)は、日本、朝鮮半島が原産です。

2024.06.11撮影

ヤマボウシの「花」は、上の画像のように、柄の先につきます。葉が絨毯のように広がり、その上に、「花」が浮かんでつきます。

この画像に写っているヤマボウシは、わたしのうちのお隣のヤマボウシですが、お隣は、わたしの意向を入れて剪定してくれます。うちの方に出っ張っている枝は、うちの方で見栄え良く剪定するか、あるいは、大きな枝ならあちらに任せる、また、あちら側にある枝でもこちらからも意見が言える、という相互了解です。

花が咲くと、多くの枝が斜めに下がってきます。わたしのうちの方に出っ張っている枝は、ちょうど玄関の外側に垂れてきて、風情があります。その姿があまりにも美しいので、つい、剪定せずにおくのですが、やはり、庭を余計に日陰にするので、毎年後悔します。

2022.08.22撮影

花びら(=総苞片)が落ちると、上の画像のようになります。これは、たまたまですが、もうすでに赤い実が落ちた後で、この青い実はこれから赤くなります。

日向に植っているヤマボウシだと、赤い実で見事になります。

2022.08.22撮影

これが、落ちている実です。つい踏んでしまうので、あたりが汚くなります。踏まないようにして拾い上げて食べればいいのですが、ヤマボウシが、いくら美味しい、わたしは好き、と言っても、果物として流通しているようなものの美味しさまでいきません。勝手ですね。

実の表面に見えるつぶつぶは、ひとつひとつが花で、2番目の画像に見えていたつぶつぶです。冒頭画像では、このつぶつぶが、ツンツンと出ています。

2023.11.07撮影

うちには、このヤマボウシの実生があります。数本あったうちの1本が、鉢で元気に成長しています。成長は遅いんですが、いずれ地植えしなくてはいけないのだろう・・・でも、どこに? 木など、植えるところ、もうないのよ。

上の画像(去年)は、その色づき出したお子ちゃんヤマボウシ


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うちの庭は実りの秋(ウソ)

2024年10月15日 13時00分00秒 | 果物、実、タネ
2024.09.06撮影

今日は、どんどんウソついちゃお! 中には本当のことが混じっているかもしれませんので、お気をつけて。ウソかホントウか見破るのは、あなた次第。

冒頭画像は、ザクロ(Punica granatum)。ちょっと扁平ですが、これが本来の姿です。縦に筋目を入れて、その筋目に沿って割って、かぶりつくのにちょうどいい形になっています。まあ、トウモロコシに喰らいつくみたいなものです。この品種は、いくらでも実ができるので、家庭での栽培に適しています。ただ、作物用の園芸種ほどは美味しくありません。

2024.08.27撮影

ブラックオリーブですぞ。オリーブ(Olea europaea)の実を枝についたまま熟させると、いわゆる「オリーブ色」から、こんなに真っ黒になります。一般に、塩漬けや油漬けにして食します。そうねえ、グリーンオリーブとブラックオリーブとどちらが好きかなあ・・・わたしは、ブラックの方が好きだなあ・・・

2024.09.28撮影

イガグリです。クリ(Castanea crenata)の「実」の外側の皮、すなわち、イガつきのクリの実です。なんか、堂々巡りの説明ですが、これでいいことにしてください。真上から見ると、まんまるですね。さあ、これ(=これの種の部分)を食ってやるぞ。食べ物に関して話していると、知らず言葉が悪くなってきます。


2024.07.10撮影

うう〜〜〜〜、ブドウ(Vitis)ですよ。わたしの庭には、いろいろな食べ物があるでしょう。お野菜は手間がかかるが、果物は放っておけばいいからね〜〜消毒なんかしませんよ。自然に実を結んでくれるのを、ありがたく頂戴しています。ナマケモノには最適です。

2024.10.05撮影

チェリートマト! 気温が下がっているのに、まだなんとか茎にくっついています。隣のイタリア人のお家は、草花は育てないのですが、唯一育てるのが、トマト。大きなトマトが土の上に落ちています。うちのような小さいチェリートマトは大丈夫のようです。わたし、別にトマトを植えるわけじゃないんですよ。ちょっとトマトの切れ端(タネの部分)をコンポストとして畑に放っておけば、勝手に生えてくれます。


 
2024.09.06撮影               2024.06.07撮影

学名 Rosa canina「イヌのバラ」
英名 Dog rose「イヌのバラ」
和名 イヌバラ
バラ科(Rosaceae)バラRosa

ザクロではありませんが、バラの実のことを、ローズヒップ、あるいは、略して、ヒップ、といい、食すことができます。これは、ジャムにすればいいです。タネを出すのがすごく手間がかかりますが、できあがると、たいへん美味しいです。


 
2024.08.27撮影               2024.07.08撮影

学名 Hypericum androsaemum
英名 Tutsan
和名 コボウズオトギリ(小坊主弟切)
オトギリソウ科(Clusiaceae)オトギリソウ属(Hypericum

わたしには、ブラックオリーブにしか見えない。


 
2024.09.28撮影               2024.09.06撮影

学名 Echinacea 'Panama Red'
英名 Purple Coneflower「パープル・コーンフラワー」
和名 ムラサキバレンギク(紫馬簾菊)
別名 エキナケア(学名から)、または、エキナセア(学名の英語読みから)
キク科(Asteraceae)ムラサキバレンギク属(Echinacea

苦し紛れに、イガグリなどと申しました。


 
2024.07.10撮影               2024.03.30撮影

学名 Mahonia aquifolium
英名 Oregon grape「オレゴンのブドウ」
和名 (オレゴンの)ヒイラギナンテン(柊南天)
メギ科Berberidaceaeヒイラギナンテン属(Mahonia

これは、前にも、ブドウだと言って、読んでくださる方々をだまそうとしたので、おしかりを受けても仕方ない。でも、実際、食べられるんですよ。生食はちょっと無理で、タネを取りのぞくために煮て、こして、残りに砂糖をどっちゃりこと入れて、ゼリー状、あるいは、ジャム状、にします。美味しいそうですよ。わたしは作る気力はありません。


 
2024.10.05撮影               2022.05.25撮影

学名 Convallaria majalis var. majalis
英名 Lily of the valley「谷間のユリ」
和名 ドイツスズラン
キジカクシ科(Asparagaceae)スズラン属(Convallaria

スズランは、全草(特に、根)、毒がありますから、わたしのウソに乗せられて、ホイホイ実を食べないでくださいね。でも、なんとも美味しそうな実だと思いませんか。


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キレンゲショウマの受難と復活

2024年10月12日 08時00分00秒 | アジサイ科
2020.08.27撮影

わたしの庭には、キレンゲショウマがあります。アジサイ科(Hydrangeaceae)キレンゲショウマ属(Kirengeshoma)です。

キレンゲショウマは、日本固有の1属1種とよく言われますが、実際は、日本固有でもないし、1種でもありません。2種です。
Kirengeshoma palmata原産 日本、および、中国東部キレンゲショウマ
Kirengeshoma koreana原産 朝鮮半島)チョウセンキレンゲショウマ

うちのキレンゲショウマ属の植物がどちらのキレンゲショウマか、はわかりません。どちらかと言えば、チョウセンキレンゲショウマかな、と思っています。

このキレンゲショウマは、10年以上前に(いくらだったか忘れたけど、当時の)かなりのお値段で、こんなの育つのか、と思うぐらいの小さくて弱々しい株を買ってきて、それから、大事に大事に育ててきたんですよ。そして、2022年(2年前)の夏までは、花数は少ないながらも、ちゃんと咲いていたんです。

冒頭画像は、2020年(4年前)のですけど、こんなふうに咲いていました。木々が成長して日陰が増えたために、陽の当たる方に傾いていますけど。


  
2023.07.26撮影(去年)           2024.06.05撮影(今年)

ところが、木々はますます成長し、去年(2023年)は花をつけずじまい(左の画像)でした。これ、40cmぐらい。

今年はどうなる? と思っていたら、芽が数本出てきました。そして、そのうちの一番大きいの(上の画像)が、20cmぐらい。この状態から、全然成長せずに夏が終わった。でも、希望は捨てなかったんです。

ところが、ある日(9月だったか)・・・

家の内部の改装をしてくれている工事の人が、資材を、この一番「大きい」キレンゲショウマの上に置いてあったんです。ウソでしょ。

これね〜〜、と(目で語りかけるようにして)声をかけると、お兄さん曰く(お兄さんと言っても40代)、心配ない、心配ない、植物はすぐに出てくるから〜〜、と。あんなあ、これは、1年に1回しか出てこない植物なんだよ〜〜

もう、泣きました。

資材はすぐにどけてくれたんですが、もう遅し。茎は数ヶ所で折れて回復のしようがなし。

ああ、これは、根を掘り出して、植え替えるしかない? と思いました。

 
2024.10.07撮影               2024.10.07撮影

やっぱり、その折れた茎は、消え込んでしまいました。でも、残りがあるんです。合計3本(左上の画像、1本、右上の画像、2本)。あ〜、これらが、9月から成長して咲くわけがない。ますます、植え替えろ、ということ? どこへ?

と、ぐだぐだと考えていたところ・・・


2024.10.05撮影

きゃ〜〜〜、園芸店で、キレンゲショウマが10鉢以上も並べられているのを見つけたんですよ。滅多に行かないお店に、新装開店ということで、立ち寄ってみたのです。もう、目の色が変わりました。もちろん、1鉢、買い求めました(上の画像)。

買ってきた時には、花がたくさん咲いていたんですが、撮影したのは、花がほとんど散ってから。

バンクーバーは、今朝(現地時間で、10月11日)8時には、7度でした。昨日から今日にかけて、急速に気温が下がりました。ですから、残りのツボミが開くかどうかは、わかりません。

2024.10.05撮影

葉の形を見てみると、はっきりとした大きな切れ込みはありません。

日本と中国東部が原産のキレンゲショウマは、学名が Kirengeshoma palmata といい、その意味は「手のひらの形の(葉の)キレンゲショウマ」。一方の、朝鮮半島が原産のキレンゲショウマは、学名が Kirengeshoma koreana で、文字通り「チョウセンキレンゲショウマ」です。

この葉の形から、新しく買ってきたキレンゲショウマも、チョウセンキレンゲショウマではないかな、と思います。キレンゲショウマ2種の違いについては、もう少し勉強したいと思います。

それでは、続けて、3枚画像をどうぞ。

2024.10.05撮影
これで、ほぼ開き切った花です。このように垂れています。

2024.10.07撮影
花を斜め下から見上げると、このように見えます。花びらが肉厚なのをご覧ください。

2024.10.07撮影
オシベの花糸(かし)が「糸」とは名ばかり、もやし並みで、また、オレンジ色です。


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雨上がり、アジサイは秋色

2024年10月07日 19時20分00秒 | アジサイ科

雨上がりに、カメラを持って、散歩に出かけました。

バンクーバーは、確実に、雨の季節に突入しつつあります。バンクーバーでは、毎年、10月に雨が降り始め、それが1月まで続きます。そして、雨量はやや下がるものの、さらに、2〜4月と降り続きます。要するに、10月から4月まで、雨が降っているわけです。

気温は、もうずいぶん前から下がりつつあります。うちでは、8月末には暖房を入れました。そして、9月末には、外に出る時には長袖の上にジャケットの類を着るようになりました。何日か前に街に出かけたのですが、その時、長い丈のコートを着ている人をチラチラ見かけました。

そんな季節の変わり目の今、うちの近所で撮影した、秋色のアジサイを、今日は見ていただきたいと思います。撮影日は、すべて、10月4日です。雨上がりなので、花は雨に濡れて、ややテカテカしています。

学名 Hydrangea macrophylla f. macrophylla
園芸種名 不明
和名 アジサイ(ホンアジサイ)
アジサイ科(Hydrangeaceae)アジサイ属(Hydrangea


冒頭画像と、直前の画像と、次の画像は、1本のアジサイの花です。薄青黄緑っぽい部分のある直前の画像のような花がやや進むと、次の画像のように枯れた花びらが出てきます。バンクーバーでは、アジサイを剪定せずに、このような枯れた花びらのままで冬を越させるおうちも多いです。

冒頭画像のように、花びら(実際には、ガク)が全体的に色が濃くなるのと、次の画像のように、色が濃くならずに枯れ始めるのと、どちらへ転ぶかの要因は、よくわかりません。でも、最終的には、すべて、枯れ花になります。


このアジサイに、やや上からかぶさるように、アベリア(だと思われます)がまだ咲き続けていました。アベリアは、花期が長いですね。ピンクの花の筒の中にあるオレンジの模様がかわいいです。

学名 Abelia × grandiflora
園芸種名 不明
和名 アベリア
スイカズラ科(Caprifoliaceae)ツクバネウツギ属(Abelia


そのアベリアの横には、アジサイがもう1本植っていました。こちらは、花びら(ガク)が薄い水色です。


その薄い水色も、秋には、赤くなってきます(次の画像)。


この水色のアジサイの足元には、鮮やかな色のムラサキベンケイソウ(ミセバヤの1種)がいくつも咲いていました。

学名 Hylotelephium telephium
園芸種名 不明
和名 ムラサキベンケイソウ
ベンケイソウ科(Crassulaceae)ムラサキベンケイソウ属(Hylotelephium


このおうちの、歩道に沿った植え込みには、もう1本アジサイがあったんですよ(次の画像)。雨が上がったばっかりで、花も葉も雨に濡れ、しっとりしていました。


このアジサイは、2本目のアジサイよりも濃い目の水色だったようです。その青さと、秋色として現れた紫がかった赤との組み合わせが絶妙でした。特に、次の画像に見える花房。

この花房では、枯れ花の割合も多いです。これからどんどん花が色を失って、枯れていきます。そして、秋、冬、の雨に打たれて、それなりに風情を持ってたたずむことになります。

アジサイがどのくらいの割合で結実するのか知らないのですが、このアジサイの個体は、花びら(ガク)の中央がぷくっとしていて、これは、真花のメシベが受精した???結果なのでしょうか。それとも、受精しなくても、こういうものなのでしょうか。


そして、この美しい秋色のアジサイの下には、ユウゼンギク(ニューヨーク・アスター)が咲きゆれていました。これも、雨粒、いっぱい。

学名 Symphyotrichum novi-belgii
園芸種名 不明
和名 ユウゼンギク(友禅菊)
キク科(Asteraceae)シムピョトリクム属(Symphyotrichum


アジサイの花が、このように色の変化を見せるのは、気温の関係だと思います。夏に暑くなりきらないので、次々と咲き続ける。そして、そのまま秋に気温が下がる。すると、花が赤変する。元の色に応じて、その色の具合が異なる。そして、最終的に、枯れた花が茎についたまま冬を過ごす・・・というような感じかな、と想像しています。


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咲きつづけるマダム

2024年10月02日 08時00分00秒 | アジサイ科
2024.09.28撮影


2024.06.08撮影(3ヶ月半前)

工事の人が来なくて、ホコリの収まっている日には、コンピュータ遊びができます。今日はそんな日。家で居住しながら、その家の中を改修・修理するのが、ここまで大変だとは思わなかった。うちは地下室で寝ることができるので、まだマシだと思いますけど。

今日は、うちのアジサイ「マダム」
のまだまだ花ざかりのところを見てください。

このアジサイは、日本から秋にひとりで遊びに来ていた母をして、まだアジサイの花が咲いている、と感心させたアジサイです。

学名 Hydrangea macrophylla f. macrophylla 'Madame Emile Mouillere'
和名 アジサイ「マダム・エミール・ムリエール」
アジサイ科(Hydrangeaceae)アジサイ属(Hydrangea

大きい画像と小さい画像がありますが、大きい画像は、すべて、数日前の9月28日に撮影しました。秋でありながら、若い花があること、また、同じ日でありながら、いろいろな段階の花があること、をご覧ください。

小さい画像の撮影日はいろいろです。9月28日の画像と、日付の比較のために、添付しました。

冒頭画像とその次の画像の、薄緑色の花が、しばらくすると、次のように白くなってきます。まだ成長中の小さい花もあります。花といっても、それは、ガクです。

2024.09.28撮影

2024.06.16撮影(3ヶ月半前)

花びら(ガク)がもっと白くなると、次のように、
・ガクの縁(ヘリ)が青く
・ガクがややピンクがかり
・ガクの中央にある真花(しんか)が青くなり
・また、真花が開いてきたり
します。

2024.09.28撮影

2024.07.23撮影(2ヶ月前)

真花は、みんなではありませんが、大体、
・4枚の花びら
・10本のオシベ
・3本のメシベ
があります。

メシベがツンツンと出ているの、かわいいですね。

花の段階が進んでくると、次のようになります。

繰り返しますが、大きい画像に写っている花は、みんな、同じ木のアジサイを、同じ日に撮影したものです。

2024.09.28撮影

さらに花が進むと、真花の花びらとオシベが落ち、メシベ(と子房?)が残ります。次の画像の右上の方のツノみたいなのをご覧ください。

2024.09.28撮影

そして、花がもっと古くなってくると、なぜか、また黄緑の色が出てきます。

2024.09.28撮影

次の画像では、もう少し赤くなっています。この画像でも、ツノがいくつか見えますね?

2024.09.28撮影

そして、同日でありながら、もっと赤くなっている花もあります。

2024.09.28撮影

2024.08.27撮影(2ヶ月前)

きれいな赤が発色してきました。

2024.09.28撮影

次の画像では、花びら(ガク)がちょっとくたびれかけていますが、きれいな色でしょ?

2024.09.28撮影


2022.11.24撮影(年を無視すると、2ヶ月後)

直前の小さい画像は、2年前の11月のものです。そんな時期までこのアジサイはこの色を残してくれます。


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