2023.06.10撮影
2日続けてナミアゲハ(Papilio xuthus)について書きましたが、実は、ナミアゲハよりも、このシジミチョウ科(Lycaenidae)のチョウの方をよく見たんです。
そして、6月9日にナミアゲハを撮影するのに挑戦した挙句、チョウを撮影するおもしろみに味をしめ、翌10日に、その飛翔パターンから、シジミチョウを撮る方が簡単なことに気づき、シジミチョウの方がちっちゃいのですが、積極的に撮ってみることにしました。
いずれにしてもズームを使っているので、画面はそうすっきりはしません。
さて、このシジミチョウを同定するのですが、次の図鑑を参照しました。
昆虫エクスプローラ
「シジミチョウ図鑑(42種類)」
そして、わたしの写真記録には異なる4個体がある(いる?)ので、そのすべてを拡大して、見比べてみることにしました。
個体Aと個体Bは今回この6月に、個体Cと個体Dは去年の11月(ワクチン証明だけで隔離が不要になって初めての帰国のとき)に撮影したものです。
個体A(+オカトラノオ)
2023.06.10撮影(冒頭の画像の切り取り)
個体B(+ポーチュラカ)
2023.06.10撮影(この記事の最後の画像の切り取り)
個体C(+イヌマキ)
2022.11.15撮影
個体D(+チェリーセージ)
2022.11. 02撮影
この4個体のうち、個体Aが、個体B、C、Dと異なって見えます。個体Aは、前羽を後ろ羽にあまり畳みこんでいません。一方、個体B、C、Dは、前羽を後ろ羽の内側にほぼ畳んでしまった形になっています。
でも、この、羽の畳み方の違いを除くと、4個体とも、見かけはみんなよく似ていますよねえ。
地域的に合わないもの、季節的に合わない(だろうと思われる)もの、また、あまり見かけられないものを除いて、次の2種を候補に絞りました。
・ルリシジミ
・ヤマトシジミ
ルリシジミ
ヤマトシジミ
このうち、白っぽいことが特徴のルリシジミが、実家の庭に訪れているシジミチョウではないか、と思われます。または、やや黒っぽい個体Aだけは、ヤマトシジミなのかもしれません。羽の畳み方の違いも何か意味があるのでしょうか。
2023.06.10撮影(個体A)
学名 Celastrina argiolus
英名 Holy blue
和名 ルリシジミ(瑠璃小灰蝶)
シジミチョウ科(Lycaenidae)ヒメシジミ亜科(Polyommatinae)
ルリシジミ属(Celastrina)
学名 Zizeeria maha
英名 Pale grass blue
和名 ヤマトシジミ(大和小灰蝶)
シジミチョウ科(Lycaenidae)ヒメシジミ亜科(Polyommatinae)
ハマヤマトシジミ属(Zizeeria)
羽の表が見えていれば、もう少し同定が正確になると思うんですけど〜〜見えなかったんですよ〜〜
お願い:
もし、同定に誤りがありますれば、指摘し、教えてくだされば、幸いです。
2023.06.10撮影(個体A)
わたしは、子どものとき、図鑑を買って与えられていました。植物の図鑑、昆虫の図鑑、鳥の図鑑、魚の図鑑、鉱物の図鑑、、、というように。それぞれの図鑑はそう大きくなくて、子どもにも扱いやすい仕様でした。
最初のページから最後のページまで、何度もくって、何度も見て、よく植物や昆虫の特徴と名称を覚えていたものです。そして、実際に野原などで見て(そうです、まだ野原が存在した時代です)、同定できた(「同定」なんて言葉は、そのころは知らなかったが)。でも、もう名称は忘れていますね、植物以外は。
去年の10月から帰省をくり返し続けているのですが、両親にこの頻度で会っていると、子どものときに帰ったようで、そのころのことがいろいろ思い出されます。
ずっと片付け物を手伝っているけれど(と言うか、わたしが、両親の補助ではなく、両親の代わりに、しているのだけど)、あの図鑑はどこに行ったのかなあ。とんでもなく古いものが出てくる(例えば、わたしが幼稚園へかぶって行っていたベレー帽)ので、あの図鑑だって出てきてもいいようなものだが、、、
2023.06.10撮影(個体B)
明日も、チョウの話題が続きます。