カラスといちごとクロッカスと

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春咲き球根、植えつけ完了

2024年11月14日 08時00分00秒 | わたしの庭
2021.04.27撮影(Tulipa Darwin Hybrid:園芸種名、不明)

今日は、前回の記事の続きです。

春咲き球根の植えつけは、北側の庭から始めました。北側の庭は、樹木が大きいので、日陰でも比較的育ちやすい、チューリップTulipa)のうちでも原種系とか、スイセン(Narcissus)とか、アネモネ・ブランダ(Anemone blanda)とかを植えました。合計、135個。

そして、南側に移動して、植えつけは、ん〜〜〜ん、どうする。「どうする?」というのは、もうすでに球根がいっぱい植っているんですよ〜〜。おまけに、まだ芽の出ていないのがほとんどなので、どこに何が植っているかわからない。

いえ、ちゃんと記録は取ってあるんです。でも、その程度の概略図では、どこから何cmとかの正確さはない。それで、すでに球根が植っているところをチョコチョコとほじくってみるか、あるいは、植っていないとはっきりわかっているところに大量に植えるか・・・ということになりました。でも、何も植っていない(あるいは、生えていない)ところなんか、ない・・・

2024.04.10撮影(Tulipa Darwin Hybrid:園芸種名、不明)

冒頭画像と直前の画像は、チューリップの園芸種で、これらは、ダーウィン・ハイブリッドというグループに属します。原種系のチューリップと異なり、これらの園芸種は日向に植えた方がいいので、南側の庭と言っても、特に日当たりのいいところを選ばなくてはなりません。

それで、名案が浮かびました。イヌタデの1種(Persicaria affinis)がびっしりと植っているところを、根こそぎはいで、その下にチューリップを植えこみ、はいだのはそのまま元にもどす、という。

わたしは、天才か、と思いましたよ!

 
2022.06.18撮影Persicaria affinis       2023.07.04撮影Persicaria affinis

このイヌタデは、咲き始めが薄いピンクで、時間が経つと赤っぽいピンクになります。

このイヌタデのじゅうたんの、北側半分に背丈の高めのチューリップ10個を、南側半分に背丈の低めのチューリップを、これも、10個植えました。冒頭画像と2番目の画像は、植えたチューリップではなく、やや似たものでしかありません。

 
2024.05.02撮影A. coronaria 'De Caen'    2024.06.10撮影A. coronaria 'De Caen'

 
2024.05.12撮影A. coronaria 'De Caen'    2024.06.09撮影A. coronaria 'De Caen'

アネモネと言えば、Anemone coronaria のことだ、というぐらいですが、うちのは、その中でも 'De Caen' という品種のシリーズです。この春から夏にかけて、あまりにも美しく咲いたので、植え足すことにしました。

去年植えたあたりを、考古学の発掘よろしく、そろりそろりと掘って、植えつけました。と言っても、アネモネの球根(正確には、塊根)は小さいので、比較的簡単に植えつけることができました。このアネモネは、合計20個。何色がいくつずつかは、わかりません。

2024.06.12撮影(Iris × hollandica 'Eye of the Tiger'

これは、ダッチ・アイリスIris × hollandicaのうち、「虎の眼 'Eye of the Tiger'」という園芸種です。ダッチ・アイリスはオランダで開発されたアイリスで、茎の途中からも葉が出るのが特徴です。晩春から初夏にかけて、咲きます。

この画像中のアイリスが植っているところは、キウイの棚と車庫の陰になっていて、そう好ましい場所ではないのですが、なんとか咲いてくれます。

その隣に、ダッチ・アイリスではない他のアイリスを植えてあったのですが、それはもっと太陽が必要で、その場所では咲かなくなったので、それをまず他所へ植え替えしました。そして、その空いたところへ、ダッチ・アイリス虎の眼」を植え足しました。これは、10個。

Summer snowflake (Leucojum aestivum) 「夏のスノーフレーク」
撮影者:Hans Bernhard
撮影日:2010.05.01
オリジナルからの改変、なし

名称は「夏のスノーフレーク(Leucojum aestivum)」ですが、花期は、真夏ではなく、中春から初夏にかけてです。「春のスノーフレーク(Leucojum vernum)」というのは、別にあります。

スノーフレークは数回失敗しているので、なるべくいい場所を、と選びましたが、すでに植っているかもしれない他の球根を串刺しにしないように、とヒヤヒヤしながら植えました。スノーフレークは、5個。

Saffron (Crocus sativus) 「サフロン(サフラン)」
撮影者:KENPEI
撮影日:2005.11.04
オリジナルからの改変、なし

この花の真っ赤なメシベを乾燥させたのが、香辛料のサフランです。

このクロッカスは、あ、しまった、これは、秋咲きだった・・・でも、春咲きの球根と同じように、秋に植えつけます。そうすると、春に葉が出ます。でも、その葉は、花が咲かないままで枯れて、花が咲くのは、秋です。この秋咲きクロッカスは、10個植えました。


今回、球根を合計200個植えつけました。北側の庭に135個、南側の庭に65個。秋に植えつけるので、みんな春咲きだと思ってしまいましたが、サフランが秋咲きであるのをうっかり忘れていました。それで、春咲きの球根は、合計190個。

地中にすでにある球根をぶった切ったりする可能性があり、それが心配でしたが、大きい事故なしで植えつけが終わりました。ちょこちょこは切れ端を作ったんです。ごめんなさい、犠牲になった球根のみなさま。これにもめげず、芽を出し、咲いててくださいませ。


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