2024.09.28撮影
2週間ほど前に、この秋の時期に咲き「のこる」キク科の花を集めてみました。
今日は、キク科以外の花をまとめてみたいと思います。キク科に続いてすぐに書くつもりだったのですが、春咲き球根の植えつけの話を先にご報告しました。
咲き「のこる」というのは、春や夏から咲き、春や夏の方が勢いがいいのだけれども、秋になっても咲いている、という意味で言いました。要するには、季節をまたいで咲く、花期の長い花です。
冒頭画像は、ムラサキツメクサ(Trifolium pratense)です。アカツメクサともいいます。「雑草」ですが、うちでは、「窒素肥料」がわりにと、「カバークロップ(被覆作物)」として、「生えてもらって」います。植えるわけではありません。半年以上咲き続けます。
学名 Trifolium pratense
英名 Red clover「赤いクローバー」
和名 ムラサキツメクサ(紫詰草)
別名 アカツメクサ(赤詰草)
マメ科(Fabaceae)シャジクソウ属(Trifolium)
マメ科(Fabaceae)シャジクソウ属(Trifolium)
前に、このムラサキツメクサをテントウムシの幼虫といっしょにお見せしました。
2024.11.03撮影
これも花期の長い花で、印象としては、いつでも咲いている、どこにでも咲いている、どこからでも芽が出てくる、庭中咲いている、なんですが、実際には真冬には咲いていません。
和名は見つけられませんでした。英語の名前を訳すと「黄色いキケマン」となります。
キケマンやエンゴグサの親戚ですが、別の属に分類されています。画像は、秋雨にぬれているところ。花数は減ったものの、11月半ば現在もまだまだ咲いています。葉も衰える様子はありません。
学名 Pseudofumaria lutea
英名 Yellow corydalis「黄色いキケマン」
和名 不明
ケシ科(Papaveraceae)Pseudofumaria属
ケシ科(Papaveraceae)Pseudofumaria属
2024.11.02撮影
直前にご紹介した「黄色いキケマン」は、庭のあちこちにかたまって生えているのですが、そのひとむらに隣接して、マツヨイグサの可憐な園芸種「レモン・ドロップ」が植っています。
学名 Oenothera fruticosa 'Lemon Drop'
英名 Narrowleaf evening primrose「細葉マツヨイグサ」
和名 キダチマツヨイグサ「レモン・ドロップ」
アカバナ科(Onagraceae)マツヨイグサ属(Oenothera)
アカバナ科(Onagraceae)マツヨイグサ属(Oenothera)
これも花期の長い花で、画像は2週間ほど前の雨の中のものですが、今日見てみたら、まだ最後の花らしきものが明るい黄色い色を見せていました。でも、これで、今年はもう終わりかな? なお、画像に写っている葉は、この植物の葉ではありません。咲いた花の後ろは、まだ開いていないツボミです。
2024.10.31撮影
これは、チューリップの球根を植えつけるときに、わたしが、自分は天才か、と思った、例の、そこではイヌタデの1種(Persicaria affinis)としてご紹介した植物です。
あれからもう少し勉強したのですが、この植物は、現在、イヌタデ属(Persicaria)ではなく、イブキトラノオ属(Bistorta)に分類されていることがわかりました。つまり、Persicaria affinis というのは、旧名です。
学名 Bistorta affinis
英名 Knotweed
和名 イブキトラノオの1種
タデ科(Polygonaceae)イブキトラノオ属(Bistorta)
タデ科(Polygonaceae)イブキトラノオ属(Bistorta)
まだまだ咲いているんですよ〜〜。いつまで咲き続けるかなあ〜〜
2024.10.31撮影
最後に、これは長く長く咲き続けたあと、もう終わってしまった花を。画像中の花ひとつが、本当に最後の花なんです。すでにガクから落ちていて、葉の上に乗っかっているところです。これが10月の終わりでした。クサキョウチクトウ(Phlox paniculata)です。でも、ご近所では、まだ咲いている個体もあります。
学名 Phlox paniculata
英名 Phlox
和名 クサキョウチクトウ
ハナシノブ科(Polemoniaceae)クサキョウチクトウ属(Phlox)
ハナシノブ科(Polemoniaceae)クサキョウチクトウ属(Phlox)
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きのう(日本時間で「おととい」)、家の中の改装をしてくれている工務店の棟梁がうちに来ていて、わたしの南側の庭を眺めながら、夏の間の緑は一時(いっとき)だねえ、と感慨深げに言っていました。