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咲き「のこる」花期の長いキク類

2024年11月04日 18時40分00秒 | キク科
2024.10.31撮影

今日は、この気温の下がった秋に、庭に咲き「のこる」花期の長い花をお見せしたいと思います。キク科を選んでみました。

冒頭画像は、ヒメジョオン(Erigeron annuus)です。花びらに夏のような盛んさはありませんが、花の数で言うと、まだまだ花盛りです。なぜか、今秋は特に。

でも、ヒメジョオンって、こんな寒い時に咲いているものなの? と思い、調べてみると、
>> 花期は6 - 10月ごろ
だそうです。これは日本でのことですから、「東京」を基準としていると見ていいでしょう。

2024.10.31撮影

それで、東京の10月の気温を見てみました。
によると、10月の東京の1日の最高気温は21℃、最低気温は15℃。ああ、日本ってそんなに暖かいんだ。

こちら、11月始めのバンクーバーでは、1日の最高気温が9℃〜12℃、最低気温が4℃〜8℃、を行き来しています。東京と比べてみると、現在のバンクーバーは、気温的には、東京の12月〜1月に当たるようです。

それなら、なぜ、ヒメジョオンが、うちの庭で咲いているのか? よっぽどわたしの庭が好きなのか? 雑草などと呼ばれますが、5、6年前にうちの庭に出現してから、わたしは大事に育てています。

学名も英名も「一年草の」とついていますが、一年草の個体もあれば、越年草の個体もあります。要するには、いつ発芽したかで、冬を越したものを越年生というだけのこと。

学名 Erigeron annuus「一年草のムカシヨモギ」
英名 Annual fleabane「一年草のムカシヨモギ
和名 ヒメジョオン(姫女苑)
キク科(Asteraceae)ムカシヨモギErigeron

2024.11.03撮影

これもキク科(Asteraceae)の花です。ナツシロギク(Tanacetum parthenium)で、これはもうほとんど終わりました。

ヒメジョオンと同じく花期の長い花で、わたしは、
で、次のように書きました。

わたしの写真による記録では、バンクーバーの気候では6月から10月まで咲いているようです。ただし、同じ株に何度も咲いているのか、異なる株が違う時期に咲いているのか、わたしの観察が行き届いていません。

プンと匂いがして、やはり薬草か、と思わせます。実家の母が好きな花です。

学名 Tanacetum parthenium
英名 Feverfew「熱ざまし」
和名 ナツシロギク
キク科(Asteraceae)ヨモギギクTanacetum

2024.11.03撮影

これもキク科(Asteraceae)で、コレオプシス・グランディフローラCoreopsis grandiflora)です。一般には、日本で、「コレオプシス」と短く言いますか? この画像の園芸種は、その名も、「太陽が2倍 'Double the Sun'

この記事を書くために調べるまで、コレオプシス属の和名がキンケイギク属であるとは、知らなかった。なるほど〜〜〜。

別のコレオプシス・グランディフローラ園芸種「太陽のほとばしり 'Sunburst'」について、去年の10月16日づけの記事の後半(画像は、9月20日撮影)でも、
「まだ咲いている? もうこんな季節なのに、、、。」
と目を見張っていたので、とにかく、コレオプシス・グランディフローラは花期が長い花なんでしょう。

この画像の花は、たまたま開き切っていませんが、まだまだツボミがついているんです。でも、この気温の下がり方では、ツボミのまま終わるかもしれない。

学名 Coreopsis grandiflora 'Double the Sun'
英名 Large-flowered tickseed
和名 コレオプシス・グランディフローラ
「太陽が2倍」
キク科(Asteraceae)キンケイギクCoreopsis

次回も、わたしの庭から、咲き「のこる」花をお伝えしたいと思います。


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