カラスといちごとクロッカスと

身の回りの鳥や小動物、庭の花や畑の野菜など、日々日々、季節季節の情報を、
個人の目をとおしてお届けします。

水難、また、水難、その3

2024年09月27日 08時00分00秒 | わたし
ムラサキベンケイソウHylotelephium telephium

また、ある日、明け方、5時ころに手洗いに起きました。地下室のことです。そして、もう一度ふとんに潜りこみました。8時前に起きて、もう一度手洗いに行くと、うそでしょ、天井から水が降ってますわ。これが、水もれ7−1。地下の天井が水もれしているということは、1階がどうなっているか見てみるべし。

大急ぎで着替えて、1階に行って、ここぞと思うところに駆けつけると、1階の天井からも、水もれ、これ、水もれ7−2。同じロジックで、即、2階に駆け上がりました。

「あいや〜〜〜」(中国式)と叫びましたよ(いつもつれあいがそう言うの、中国人ではないけれど)。まだ届いていない新しいトイレにつなぐはずの、新しいパイプの、新しい留め金から、水が上へ、横へ、と吹き出している。これ、水もれ7−3。

即、棟梁に電話をかけました。わたしは、打ちのめされてはいましたが、泣いてはいませんよ。というか、へらへらと笑っていました。運命なのね。

セイヨウオトギリ(Hypericum perforatum

何が起こったか、と言うと、その留め金に亀裂が入っていたのです(なんか、前にもそんな話があったような・・・)。これは、棟梁の責任でもなく、水道工事の人の責任でもなく、その留め金を売った店の責任でもなく、その留め金を製造した会社に責任があるのですが、言っても取り合ってくれないし、裁判すると、時間とお金がかかるだけなので、泣き寝入りするそうです。

この水もれ7の修復費用は、わたしは、払いません、と、イヤミではなく、はっきり言いました。棟梁もその辺はわかっています。

水もれ7の影響は、実は、最初思っていたより広範囲にわたることがわかりました。ダイニングルームから居間の方まで、天井と壁の修理が必要。地下の天井は、ペンキを塗るだけでいいと思いますけど、十分乾いてからですが。

ルリトラノオの1種(Veronica spicata

2階の配管の金具を変えたことにより、1階の天井からの水もれも、地下の天井からの水もれも、止まりました。

ところが、はて、地下のトイレの床には、まだ水が・・・、さっきちゃんと拭いたはずなのに、と観察していると、もう、いい加減にしてくださいよ〜〜〜、地下のトイレのタンクが水もれしていた。これ、水もれ8。このタンクの問題は、地下の天井から水が降ってきていなければ、気づかなかった可能性があります。

棟梁が、早速、見てくれて(すでにうちに来ていたので)、まっさらのトイレに取り換えるよう手配してくれました。予定外の出費ですが、使い心地、最高です。

ススキMiscanthus sinensis
左下から上に突き出しているものは、クロコスミア(Crocosmia)のタネ

天井や壁の修理となると、すごくホコリが出ます。わたし、ホコリ・アレルギー。毎日、ゲホゲホやってます。晴れている日は、庭に出るようにしています。また、出かけるようにもしているのですが、そうしょっちゅう行くところもない。

工事の人たちは、たいへん親切です。すべてシートでおおい(コンピュータも)、部屋ごとにカーテンで区切ってくれています。その日の仕事の終わりには、工事した場所のシートは取り除いて処分し、床を掃除し、モップがけまでしてくれます。翌日には、工事するところに、新しいシートを、新たにかけてくれます。

空気を入れ替えるんですが、それでもホコリっぽいんです。わたしが、夜、さらに、掃除機をかけ、水ぶきすることもあります。もちろん、空気清浄機がまわっています。

こんなふうに、工事第二段が、波乱多くも、ゆっくりと進んでいっています。どの部屋で何をどうするか、という工事の都合で、物を何度も移動させるので、どこに何があるか分からない。居住可能範囲がどんどん狭まる(居間で座れるところが2畳ぐらいになった)。コンピュータがシートの下にしょっちゅう埋没して、そう自由に使えない

ゲホゲホ、、、壁と天井の修理が終われば、ゲホ、またゆっくりコンピュータ遊びができるようになります。ゲホ、、つらい、、、


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水難、また、水難、その2

2024年09月25日 08時00分00秒 | わたし
コスモスCosmos bipinnatus

前回の記事で、水もれがふたつあることをお話ししました。
・台所の水もれ(水もれ1)
・突如として起こった原因不明の1階の天井からの水もれ(水もれ2)

この他にも、水もれがあるんです。
・2階に3つある洗面台のうち2つの水もれ(水もれ3、水もれ4)
・2階にふたつあるトイレのうちのひとつの水もれ(水もれ5)

実は、どれが先に起こったのか、もうわからない。つまり、数字は、起こった順番ではありません。

このうち、台所の水もれ(水もれ1)だけが、台所の改装の時に修理され、他は、工事第二段に回されました。

何年も前に起きた水もれが、しみ跡になっているところもあります。これらは、天井と壁を作り替える修理が必要です。これらも、工事第段に
・屋根にあるスカイライトから2階の天井への水もれ跡(水もれ1)
そのスカイライトの影響かもしれないと思われる1階の天井の水もれ(水もれ2)
2階のお風呂から1階の天井にかけての水もれ(水もれ跡3)

クサフジVicia cracca

工事第二段は、2階の水回り全部(トイレ2、洗面台3、シャワー1、風呂1、シャワー+風呂1)をやり直すことにしました。それに加え、水の落ちてくるのが止まらない水もれ2の原因究明と手当て、それと、天井の、前からある水もれ跡の修理。

壁を開けてみてわかったのですが、水もれ2は、2階の壁の中の自動消火スプリンクラーの古いパイプから出ていたのです。原因が壁と壁の間にあったので、手洗いの改装・改修まで、原因を突き止められなかったのです。

工事第二段は夏に始まり、主寝室は工事用の資材置き場となりました。そして、地下室に引っ越し。夏中、寒いぐらいの部屋で熟睡したわあ。こんなんだったら、2階(それも、南向き)の主寝室で暑いのを我慢せずに、毎年、夏は、地下で寝ればよかった。

ムシトリナデシコ(Silene armeria
* 中央から右に見える黒いよじれたものは、クサフジ(前の画像)のタネのサヤ

ある日、地下室の廊下をふんふんふんと歩いて、洗濯機と乾燥機の横を通って、階段を駆け上って、1階へ行きました。そして、そのあと、1階から地下室へ降りてきて、再び洗濯機と乾燥機の横を通り過ぎたところで、、、

何? 振り返ってみると、うわ〜〜〜、うそ〜〜〜〜〜、きゃ〜〜〜、水がじゃあじゃあと吹き出している。なんで〜〜????? さっきはなんともなかったのに。これ、洗濯機への給水管からの水もれ(水もれ6)。

その辺にあったバケツをつかんで、水の一部を受けながら、工事の人たちに助けを求めると、ふたりが駆けつけてくれました。パイプの繋ぎ目の金具が割れている!! と問題をすぐに同定し、(工程を書くのは省略)修理してくれました、大工さんなのにシールテープまで持っていたんですよ〜〜。

また水浸しになるのか、と、恐ろしかったあ。

 
スイセンノウSilene coronaria
* 左の方が若い花、右の方が古い花

わたしが赤ん坊の時に、わたしはだれか知らないんですけど、ある人が断りなくわたしの姓名判断をしてもらったそうで、水難の相が出ているから改名した方がいい、と勧められたそうです、、、が、両親はわたしの改名をしませんでした。母によると、「いいと思ってつけた名前にケチつけるな」と思ったそうです。「だいたい、子どもの名前の姓名判断してくれなんて、頼んでないよ」と。

のち、バンクーバーで、透視(?)能力のあるクレアボイアント(clairvoyant)に見てもらった時も、水難の相が、と言われました。(すごいんですよね、この人たち、でも、その話は、またいずれかの機会に。)

前に住んでいた家でも、外からうちに帰ってきたら、突発性の雨で床が浸水していて、床と壁の修復には専門家を頼みました。また、大雪で水道管が凍って、お湯も沸かせない、どころか、水も飲めない、という状態になった時もあります。

つづく


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水難、また、水難、その1

2024年09月23日 14時00分00秒 | わたし
ユウゼンギクSymphyotrichum novi-belgii

今日は、わたしのつらい話を聞いてください。現在、わたしのうちでは、家の中の改装をしています。家の中がきれいになるのに、それがつらいんかい、と毒づかないでください。つらいことは、つらい。

工事が始まるまでは、準備が大変だった。台所を改装するため、台所の中のものを「引っ越し」させたんです。そして、工事が始まってからは、それ以上に大変つづき。例えば、天井から水が落ちてくる、とか。

今日の花の画像は、記事の内容に関係ありません。すべて、うちから半ブロック先のラウンドアバウト(環状交差点)に植えられている(+生えている)花です。9月21日に撮影しました。画像ごとに簡単な説明をつけます。

ラウンドアバウトと、そこへの植栽については、以下の記事をご覧ください。

和名?(Malva alcea)、あるいは、ジャコウアオイ(Malva moschata
* 夕方なので閉じかけている

改装は、何年もしたかったんです。でも、蓄えとも相談しながら、いずれ、ぐらいにしか思っていませんでした。その間に、どういう設計にするかは、どんどんアイデアが湧いていました。

そう、こう、しているうち、去年の秋口に、台所の水もれが始まった。これ、水もれ1(一番最初の水もれ、という意味ではない)。仕方ないのでその水道栓を閉めて、同じ階の洗面所を台所の水回り用に使うようになりました。修理するより、改装しよう、と1月に工事着手。

そうすると、シンクだけでなく、ガス台も使えなくなり、料理ができないことに。いや、いや、居間に移動させたオーブントースターと電子レンジと湯沸かし(と、テイクアウトと配達)でしのいだ。冷蔵庫は、他の部屋に移動させたので、使えました。

ニオイアラセイトウ(Erysimum cheiri

ある日、わたしは、改装中の台所に隣接するダイニングルームで、ぼ〜〜っとしていました。わたしはナマケモノですから、しょっちゅうぼ〜〜っとしています。いいですよ、これ、瞑想みたいなもので。お勧めします。

そのぼ〜〜から、ふと床を見ると、水が。反射的に天井を見上げると、天井から、ぽた、ぽた、ぽた。瞬く間に、目の前で天井が下に向かってふくれ出したのです。これ、水もれ2。

工事の人々に助けを求めましたね。その時、たまたま、棟梁まで来ていて、彼の差配で天井を開けました。水がドッと落ちてきた。

げげ、これは、前からある水もれの跡とは別の位置、関連しているかもしれないけれど。前のところは工事第二段で修理する予定だった。この新しいのは、それを待たずに、すぐ手当てしなくてはいけない?

結局、その天井は、水もれが続いている状態で、数ヶ月開けておくことになりました。理由は、1階からではなく、シャワー系統のある2階から原因を探る必要があったからです。後に、それが正解であったことが判明します。

リナリア・プルプレア(Linaria purpurea
* キンギョソウ(Antirrhinum majus)の親戚

台所の工事は大幅に遅れて仕上がったんです、一応ですけど。ま、ここはカナダですから、おっとりとしたもんですよ。それに中小企業ですからね。

この工事第一段では、台所を小さくして、残りのスペースにサンルームを作り、そこの床を少し上げて、土間とかまちを設けて、裏玄関としました。靴を脱いで、床と同じ高さのところに置いておくのではなく、「上がる」ことができるんです。涙が出るほどうれしかった。

つづく


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イチジクにコガラ、それと・・・

2024年09月16日 18時45分00秒 | 果物、実、タネ
2024.08.27撮影

アメリカコガラ(Poecile atricapillus)が、群れでわたしの南側の庭を訪れてくれます。ちょっと前には、ディル(Anethum graveolens)にやってきて、細い茎や花柄に器用につかまり、ディルにつく虫を食べていたようです。

枯れたフサフジウツギ(Buddleja davidii)の大木にもやってきます。花はもちろん咲いていないので、やはり、虫を食べているのでしょう。

そして、イチジクも食べてくれました。少なくともふたつはほぼ完食、あと、いくつかをほじくってある。

ところが! イチジクの実を食べるのは、アメリカコガラだけではないことがわかったのです。冒頭画像をご覧ください。

小鳥が突いた実とは別に、傷んだ実がいくつかあるので、おかしいなあ、と思っていたのです。これも、ぼ〜〜っと突っ立っている(ナマケモノですから)ときに目の前で目撃してしまいました。

これは、スズメバチ(Vespinae)か? 防御態勢に入るべきか? と思いながら、カメラを取りに、その場をそう〜〜っと離れました。帰ってくると、夢中で食べているようすで、ハチはまだそこにいました。

2024.08.27撮影


D. maculata male(オス)on goldenrod(アキノキリンソウ属の花)

どのハチ類かな、と調べてみると、次のようでした。和名はわかりませんでした。側面を、わたしの画像(大きい方)と、Wikipediaからの画像(小さい方)をお比べください。

科名:スズメバチ科(Vespidae)
亜科名:スズメバチ亜科(Vespinae)
属名:Dolichovespula(和名?)
種名:Dolichovespula maculata(和名?) 
英名:Bald Faced Hornet

2024.08.27撮影


Dolichovespula maculata(学名)
Bald-Faced Hornet(英名)

お尻の部分も比べます! わたしの画像と、Wikipediaの画像と。

2024.08.27撮影

上の画像が、スズメバチを見つけてから約1時間後。かわるがわる、1〜3匹で食べたのがこれです。このスズメバチの仕業に比べ、下の画像が、コガラが突いたと思われる穴。スズメバチが小さい口でかじり取っていくのと、小鳥がクチバシで突くのとの違いですね。

2024.09.11撮影

それでは、Wikipediaの画像で、お顔もご覧ください。


Bald-Faced Hornet

2日後、スズメバチのかじり出したイチジクの実は、少々、情けない姿になってきました。そして、群がっているスズメバチの数が増えていました。数匹が実の皮を破ると、匂いがただようのでしょうか。あるいは、巣の仲間を呼び寄せるのでしょうか。

それでは、クイズ! 画像の下をご覧ください。

2024.08.29撮影
クイズ1A 顔はいくつ?
クイズ1B 全部で何匹?


2024.08.29撮影
クイズ2A お尻はいくつ?
クイズ2B 全部で何匹?(ヒント:羽を見つける)

このイチジクの実は、数日後に、中身がなくなり、さらに数日後に、干からびたのが木から落ちてしまいました。

以下が、クイズの答え(多分)です。


クイズ1A 顔はいくつ?

顔の数:2

クイズ1B 全部で何匹?
個体数:4

クイズ2A お尻はいくつ?

お尻の数:4(?)

クイズ2B 全部で何匹?(羽を見つける)

個体数:5(?)


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イチジクを食べているのは・・・

2024年09月13日 08時00分00秒 | 果物、実、タネ
2022.08.19撮影(2年前の写真)

こういうイチジクができるのを楽しみにしていたんですよ! 青い実がたくさんなっているんです、例年のように。ところが、なかなか熟れない。

うちのイチジクの木は、数軒先のイタリア人のおじいちゃまが、自分の家のイチジクの枝を切りとって、それを挿し木にしてくれたんです。わたしに取っては、このイチジクの木は、おじいちゃまの形見みたいなものです。

8月になってから、「イチジク、熟れかけているの、ないかなあ」と見ていたんですが、やはり、毎日観察するわけではなく、数日見ていないことになってしまった、ということもあります。

そんなふうに、数日、間が空いた8月の半ば過ぎ、わたしは、庭で草抜きをしていました(草はほとんどないんですけど)。それでちょっと休憩、と、体を起こし、たまたま、イチジクの木の近くで、ぼ〜〜っと突っ立っていたんです。

すると、ほんの目の前で何かが動く。何?

コガラ(Poecile)でした。コガラがイチジクの実をついばんでる。え? 熟れた実があるの? 小鳥がついばむほどに熟れた。コガラよりも、イチジクの実の方に目が行ってしまった。

でも、
・コガラが、単独で、木になっているイチジクの実を食べている、
そして、
・それを、手を伸ばせば届きそうな位置で、自分が目撃している、
というふたつの事実の方が重いことにすぐ気づき、興奮度が上がってきました。

わたしは動くわけにいかないので、コガラ殿のお食事をずっと見ることに。このコガラさんは人間がいるのに気づいていないようで、逃げる気配は全くなし。写真を撮りたくても動けないので、じっとしているしかない。

2024.08.19撮影(午後3時過ぎ)

その位置でずっと身じろぎしないでいるわけにも行かないので、動くと、やっぱりコガラさんは飛び去った。

カメラを取りに、新しい裏口から新しいサンルームに入り、
帰ってきて撮ったのが上の画像です。

これが、1羽(多分)のコガラのなせる業(わざ)。下に垂れた皮の様子から、イチジクの実の側面の、ちょうど中央部から突き出したようです。こんな美味しそうなのを、良くも食ってくれましたな、と罵倒しながら、もうちょっと大写しのも、角度を変えて撮りました(次の画像)。

2024.08.19撮影(午後3時過ぎ)

やや横から撮影したので、これで、どの辺まで 掘ったか分かります。最中心部までは行っていないもよう。

この後、夕方に見に行ってみると、向こう側の皮に穴が空いていた。

2024.08.19撮影(午後7時過ぎ)

観察していると、木の梢の上の方でも食ってるヤツがいる(ふたたび、罵倒)。そんなところにも熟れているのがあったか! わたしが木の下の方で写真を撮って動いているのに、平気なのね。人間の手は、地上からは梢には届かない、とわかっているのかしら。

この実が食べつくされた数日後にも、また単独行動のコガラを見ました。イチジクの木のごく近くを飛び回って、あちこち見ているのです。熟れたのはないか、と偵察しているように見えました。当然、わたしの気づいていない時にも、来ているのでしょう。

前回の記事で、このコガラが集団でディル(Anethum graveolens)に降り立ち、虫だろうと思われるものを食べるところをお見せしました。(ところで、クイズは当たりましたかあ?)

その記事で、うちのあたりにはコガラが3種生息しているようである、と申しましたが、さらに勉強してみると、2種だけであることがわかりました。3種ともブリティッシュ・コロンビア州で繁殖をしているのですが、そのうちの1種は、海岸線には生息しない。

「ブリティッシュ・コロンビア州で繁殖している鳥の地図」
(Atlas of the Breeding Birds of British Columbia)というサイトがあり、

そこに大変きれいな写真と地図、また、グラフが掲載されているのですが、著作権がかかっているので画像を転載できません。ですから、どうか、次のリンク先でこの3種のコガラたちをご覧ください。

アメリカコガラPoecile atricapillus
Black-capped chickadee「黒頭のコガラ」

マミジロコガラ(Poecile gambeli
Mountain chickadee「山のコガラ」

マミジロコガラPoecile rufescens
Chestnut-backed chickadee「栗色背中のコガラ」
* このコガラはバンクーバーには生息しない

2024.09.11撮影

今年は、わたしの庭では、イチジクが、ぽちぽちとしかできません。そのぽちぽちのうちから、わたしが取り入れるよりも前に食いつかれてしまうのです。それで、ちょっとでも色づいていて柔らかかったら、完熟前に、自分の口に入れることにしました(さいわい、つれあいはイチジクを食べない)。

先日も、小鳥がくちばしで突いて掘った、と思われるイチジクの実がありました。ここまで食べてあるので、そのままにしておくことにしました(恨めしいが)。

そして、コガラの集団がまた来ましたよ。そのうちの数羽が、わたしのいるところのすぐ近くまで来てとまったので、体色を観察しました。その観察からの判断が正しいとすると、この集団のコガラは、アメリカコガラPoecile atricapillus)となります。「頭の黒い」コガラです。


アメリカコガラ
Black-capped Chickadee (Poecile atricapillus)


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サンルームから小鳥が見えた

2024年09月06日 08時00分00秒 | 
2024.09.01撮影

冒頭画像は、前回もお見せしましたが、
これは、改装後の台所に立って、カウンター越しにサンルームの窓とドアから、うちの裏庭(家の南側の庭)を眺めたものです。庭の向こう側には、さらに車庫が見えます。画像中には、サンルームの「かまち」も「たたき」も見えていません。左側に見えるのは、さらっぴんの収納戸棚です。

新しい台所とサンルームができてからよくしているのですが、この時も、この画像の目線で庭を眺めていました。すると、小鳥の「大群」(うふっ、正確には、「小群」〜「中群」)がやってきて、ディルに(Anethum graveolens)に「着地」しました。

ディルは、冒頭の画像中では、窓の右部分3分の1に見えます。黄色っぽい花が、車庫の屋根の高さに迫っています(ただし、盛り土の上に生えているのですが)。ディルについては、次の記事をご覧ください。

学名 Anethum graveolens
英名 Dill
和名 イノンド(蒔蘿)
別名 ディル
セリ科(Apiaceae)イノンド属(Anethum

2024.08.25撮影(次の画像からの拡大切り取り)

群れでやってきたこの小鳥とは、シジュウカラ科(Paridae)のコガラPoecile)です。

学名 Poecile
英名 Chickadee
和名 コガラ(蒔蘿)
シジュウカラ科(Paridae)コガラ属(Poecile

どの種かは分かりませんが、地域的に見て、次のうちの1種であるか、あるいは、混合のグループの可能性もあります。和名、学名、そして、英名、英名の意味、の順です。
  • アメリカコガラPoecile atricapillusBlack-capped chickadee「黒頭のコガラ」
  • マミジロコガラ(Poecile gambeliMountain chickadee「山のコガラ」
  • クロイロコガラPoecile rufescensChestnut-backed chickadee「栗色背中のコガラ」
先にリンクしたWikipediaの記載によると、
>> 食性は雑食で、主に昆虫を食べるが果実や種子も食べる。冬季には種子を主に食べる。
>> また食物を蓄える種もいる。
だそうです。

ふ〜〜ん、ディルは、まだ花が咲いている途中だがなあ・・・ディルについている虫を食べているのかなあ。

このギャング・コガラたち、花の部分に近い細い茎(上の画像の右の鳥)や、さらに細い花柄(上の画像の左の鳥)に、危なげもなくとまっています。1本のディルに複数の鳥がとまっているので、ディルの上部がざわざわと揺れています。

今日は、このコガラとディルで、クイズ!

複数の写真をお見せしますので、そのディルの間に間に、何羽のコガラがいるか見つけてみてください。全身が写っていないのも、1羽と数えてください。簡単なヒントがついている場合もあります。数えているときには、続いて掲載の答えをみないでくださいね!

コガラのギャングを撮影しようと、わたしは、台所を抜け、愛用のコンデジをつかんで、そうっとサンルームの窓まで移動しました。そして、望遠レンズの設定で、撮影しました。画像が粗いのは、そのためです。

はい、では、クイズ、開始。画像に小鳥が何羽写っているでしょう。体の一部分が写っているのも1羽と数えます。

まずは、初級から!


画像A(突っ立っている子もいます)

画像Aの答え
 3羽


画像B(やっぱり、右端にも・・・)
画像Bの答え
 4羽


画像C(尻尾の数)
画像Cの答え
 4羽


では、ここから、少し難易度を上げます。

画像D(仲良しさんがいます、そして、、、)
画像Dの答え
 5羽


画像E(みんなそれぞれの姿勢)
画像Eの答え
 6羽


上級に達しましたので、以下、ヒントはありません。

画像F
画像Fの答え
 6羽


画像G
画像Gの答え
 7羽


全問正解された方には、ディルがめでたくタネになったときに収穫して、お送りします。ただし、検疫制度のため、送れないこともあるのをご了承ください。


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新しいサンルーム

2024年09月02日 13時00分00秒 | わたしの庭
2024.09.01撮影

今年1月から、家の内部の改装をしています。改装している部分は全面改装ですが、家の中全部を一度にではなく、部分的に進めています。それでないと、住むところがなくなるので。それに、このようにすると、貯金も一度には出て行かない(う〜〜〜、と歯をくいしばる、貯めたのよ、若い時に、それが減っていくなあ・・・)。

台所(本場の日本語では「キッチン」と言うのですか?)から始め、それは一応完成し(「一応」と言うのは、まだ、し残された部分がある)、現在は、2階の水回り(お風呂、トイレ、洗面)2ヶ所が工事中。

冒頭画像は、台所を改装後に、その裏口を外から見たものです。ドアをガラス張りのにしました。そうすると、家の中から、外の様子がうかがえます。


2024.08.30撮影

これは、うちのあたりに住みついているノラちゃんのおひとり。だれかに飼われているネコではないと思います。こんなに安心し切ってお昼寝している姿を見ることができるのは、このガラスのドアのおかげ。

冒頭画像中、ドアの向かって右側に、窓が見えますね。これもガラス張りで、開けるのは上部だけです。開けられるよりも、外を眺められる方を優先しました。

2024.08.30撮影

この窓の方へ移動して外を見てみると、あら、もうおひと方もいらっしゃったのね。それに、あらあら、こんなに近くでいっしょに寝て。このおふたりは、つかず離れずの関係が長かったんですが、最近は身体的な距離が縮まっているようです。うふふ。ロマンスかフレンドシップかは分かりません。

このお二人様の写真は、以下の画像で、花の置かれていたところに立って、撮りました。

2024.07.31撮影

ここは、南からの太陽光線がさんさんと入ってくるんです、プレクシグラスの庇(次の画像、窓の外)を通って。何者か(多分、アライグマさん)によって折られていた紅筋ヤマユリ(Lilium auratum)を、拾って、花瓶にさして、ここに置いておくと、きれいに開いてくれました。

元の台所は、ちょっと南北に長めだったんです。それを、新しい台所部分として、ほぼ正方形に区切りとって独立させ、残りの部分を裏玄関に改造しました。「たたき」と「かまち」を作り上げたのです。「たたき」として既存の床を掘ることはできないので、「かまち」として元の床に新しい玄関床部分を上乗せしました。

これで、初めて、この家に「和風の玄関」ができあがりました。ホッとした〜。靴を脱いで、「たたき」に残しておき、「かまち」に上がる、なんと文化的な生活であることか。


2024.09.01撮影

裏玄関と台所は直接繋がっていないのですが、台所のカウンターとキャビネットの間には、玄関に向かって、空間が空いています。上の画像の下側にカウンターが、上側と両脇にキャビネットがあります。カウンターの台所側に座って、外を眺めながら、朝ごはんを食べることもできます。

あるいは、玄関の「かまち」側で、お茶しましょうか。このようにして、この裏玄関が、サンルームとして機能するようになりました。


2024.09.01撮影

上の画像で、窓をお確かめください。この窓、以前は、横に格子が入っていたんですよ。防犯には良かったけれど、息苦しかった。今回は、2重窓ではなく、3重窓。なかなか破れないだろう。

2022.10.09撮影

2年前の写真ですが、アライグマさんたちが、格子の間を通して、二重窓越しに、家の中にいるわたしの方を見ています。アライグマは目が悪いので、どこまでわたしの美貌に気づいているかは、分かりません。

2024.09.01撮影

上の画像は、窓の開閉できる部分と、その上にある軒の底面です。これは、現在の姿。

2022.10.09撮影

前に、アライグマさんが格子をよじ登って、この軒にまで迫っていたんですね。もうこんな活動の姿を見ることはできないんだ、格子がないから、・・・でも、ガラスを通して、自由に遊んでいるところは見ることができる(今年はまだ)。

2024.09.01撮影

これがドアの外側です。この黒いマットの上で、あいつら、遊ぶんですよ〜〜取っ組み合いしたり。

2022.10.09撮影

上の画像にも見える格子が、取り外した格子です。取り外したおかげて、外の様子がはっきりと見えるようになりました。以下の画像のような感じ。

2024.08.30撮影

眠っていたネコさんが、窓が開いていたので、わたしのカメラのシャッター音に気づいて、起き上がったところ。こちらのネコちゃまの方が、臆病なんです。この画像左下に、体の一部分が見えるトラネコさまは、まったく意に介せず、お昼寝を続けていらっしゃいます。

2024.08.30撮影

臆病ちゃんは、逃走準備体制に入りました。階段を駆け降りる、ということです。トラさんを残して、地上に降りてしまいました。でも、それ以上逃げなくなったのは、えらい、えらい。

2024.06.16撮影

これは、別の日ですが、トラネコ様が悠々とおくつろぎのところ。

次回は、サンルームの窓を通して撮影した、鳥さんたちの画像をお送りします。


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