マシュマロ’sエンディングノート

~At the end of a marshmallow-like life~

料理の合間に

2021-05-16 | 日々の暮らし
本日は、ツイッターでなかなか素敵で、でも深いつぶやきを見かけたので、そのつぶやきに絡めて綴ります。

見かけたつぶやき
今回は、そのつぶやきにリンクを貼っておきますね。

紺野水辺

土井善晴先生、煮物ができあがるまでの25分間について、副菜を同時進行とかじゃなくて、手紙を書いたりしてもいいと言っていて……好きです。&md...

Twitter

 


このつぶやきには、2万を超える「いいね」が付き、5,000件以上のリツイートがされています。

優しく寄り添ってくれる言葉の発信者 土井善晴先生
土井先生は「一汁一菜」というスタイルを提唱してくださっていることで、忙しい主フから絶大なる支持を得ていらっしゃいますが、私も土井先生がおっしゃる言葉のひとつひとつに、安堵感やほっこりした気持ちを抱く者の1人です。

つぶやいた水野さんは、煮物が煮あがるまでの25分間に手紙を書たりして(煮あがるのを待って)もいい、という土井先生の言葉に対して、具体的にどう思ったかや、何がいいのかということには触れておらず、ただ「好きです」とだけつぶやいていらっしゃいます。
凄く共感します(笑)
土井先生は、主フの味方であるだけではなく、すべての忙しい人たちに寄り添った言葉を発してくれます。
基本的には料理に絡めての発言ですが、学校の勉強や部活で忙しい学生や、仕事で忙しい勤労者などにも響く言葉であると、常日頃から感じています。

煮物が煮あがるまでの時間、普通なら「もう1品作らねば」「この間にテーブルセッティングを終わらせなければ」「この間に汚れた器具を洗わなければ」と、何かしらの“家事”をしようとしてしまいますが、土井先生はその時間をゆっくり過ごしてもいいのでは、と他の料理研究家の方では言わないようなことを、とても自然に言って下さるので、本当に「好き」となりますよね(笑)

そして、実は私、土井先生が仰ることを、誰に言われるでもなく日ごろから実践しておりましたので、自分がしていたことは間違ってはいなかったな、と自信を持てました(笑)

料理の合間に何をする?
ここ1ヶ月くらいは、レンジで加熱して作るパックご飯を利用していますが、米を炊く際に私は鍋(コーニングウェア)を使っています。
鍋で炊く場合は、噴きこぼれないように最初のうちは鍋の側で見ていないといけませんが、沸騰してからは弱火にして時間を測って炊き上がりを待ち、その後さらに蒸らし時間があるので、火を弱めてからは他のことをすることもできます。
しかし、この最初の鍋を見ている時間というのは、他のことをしようにも時間がかかることには着手できません。
副菜を作るにしろ、汚れた器具を洗うにしろ、噴きこぼれないよう気を付けながら進行するというのは、洗い物が途中になったり、副菜を作ることに集中できなくなり失敗してしまったりもするので、難しかったりします。
ですから、私はご飯を炊く間は蒸らしが終わるまでの時間、小説を読むことにしています(笑)

鍋を火にかけたら、コンロの前で仁王立ちになって、小説を読みながら鍋をちらちらみながら、小説を読む。
割とシュールな絵面だな、と思いますが、案外読み進めるには絶好のシチュエーションなのですよ(笑)
母が料理をしているときは、そんなことをしているところを見たことは一度もありません。
ご飯が炊きあがる間、あるいは鍋の煮物が煮あがるまでの間、副菜を作り、洗い物をし、テーブルセッティングをし、なんなら子ども(であった頃の私)の話し相手もする(苦笑)
本当に、忙しそうでしたよね。

でも、私はなるべく家事の手数を減らしたいので、まず作り始める段階から使う器具や食器の量を決めておいて、洗い物も最小限、テーブルに並ぶ皿も最小限、おかずは2品が限界、という感じなので、たまに料理の合間に何もすることがなくなったりもするのです(笑)
だから、小説を読んだり動画を視聴したりすることを始めたのですが、続けていくうちに小説の方が何となく落ち着いて火加減などに気を向けられることに気が付いたので、今は料理の合間に小説を読むことが定着しています。

暮らしと料理のバランス
私は、これでもかというくらい手抜きと時短をしているにもかかわらず、料理を作る、食事の準備をする、ということに関しては、なにか呪縛でもあるのかと思うくらい、思考が支配されてしまいます。
しかし、それって気持ちに余裕がなくなっているということなのだと、最近感じるようになってきました。

けれど、土井先生の言葉が時々SNSのタイムラインに流れてきたり、何かしらのコラムやインタビューで見かけると、ああ、自分はもっと食事や料理のこと以外の暮らしのことに気を向けていいのだな、もっといい加減に考えてもいいのだな、と思考を変えるきっかけを与えてくださるので、とても救われるのですよね。

食べることは、生きる上で最も大事なことです。
でも、それに支配されて義務感だけで向き合うと、心も体も疲れてしまう。
本来、食事は身体を健康にするためにするもの、そして美味しい食事で心の健康も手に入れて幸せになれるはず。
けれど、食事のことばかりに意識が向いてしまうと、他の暮らしを楽しむ時間がなくなってしまって、結局楽しいと思える時間や幸せな時間が少なくなってしまう。
だから、義務感だけで食事の用意をしなくてもいいように、他のことにも目を向けてもっと食事作りを気楽に考えられるように、自分の暮らしと向き合ってみることが大事なのかな、と思います。


料理やお菓子作りが大好きな人は、一日中食事作りに時間を割くことも幸せにつながるかもしれませんが、私のように特に料理も菓子作りも得意としない人間は、食事のことを一旦忘れて他のことを楽しむ時間を優先して、気持ちと暮らしにゆとりを持てるようにするといいのかもしれませんね。