畑じょーじ/フードアナリストじょーじの美味しいもの巡り

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「西麻布 焼肉X〜TEN〜 "TENコースをワインペアリングで" 」

2021-04-23 23:24:56 | グルメ


TENコースを
ワインペアリングでいただきました。
都萬牛(とまんぎゅう)、但馬玄(たじまぐろ)、
但馬牛(たじまうし)の肉を使ったコース料理。
それぞれ、どんな肉なのか説明しますね。
*都萬牛(とまんぎゅう)は、
黒毛和牛で霜降りをあまりつけないように
肥育しているのが特徴です。
ビタミンやミネラルの豊富に入った飼料を
与えることはもちろんのこと、
牛の生理に適った健康的な飼い方を
目指しているんですよ。

*但馬玄(たじまぐろ)は、
特別な餌で育てられ
脂の融点が低い但馬牛。
一般的な黒毛和牛の脂が
約25度から溶け出すのに対し、
「但馬玄(たじまぐろ)」は
約12度から溶け出します。
低温で溶け出す脂はサラサラで、
マグロの脂に近く、
口に入れるとフワッと肉の旨みが広がり、
肉の甘みを感じるのが特徴です。

*但馬牛(たじまうし)は、
兵庫県産の黒毛和種の和牛。
このうち、
神戸肉流通推進協議会による
基準を満たして生産され、
同協議会が定める格付け基準を満たした牛肉を
但馬牛(たじまぎゅう)と言うんですよ。

日本三大和牛と言われているのが
「神戸ビーフ」、「松阪牛(まつさかうし)」、
「近江牛(おうみぎゅう)」。
但馬牛(たじまうし)の子牛を
素牛(もとうし)として
肥育や改良が行われた黒毛和牛であり、
現在では、全国の黒毛和牛の99.9%が、
但馬牛(たじまうし)の血を引いていると
言われているんですよ。

~TENコースの内容(来店時)~
*究極のコンソメ
*ナムル盛り合わせ
*白菜のキムチ、
アイコトマトとパイナップル、自家製がり
*但馬玄 ユッケ
*但馬牛タン
*但馬牛タンシタ
*但馬牛タン しゃぶしゃぶ
*但馬牛タン 厚切り
*サラダ
*但馬玄 レバー
*牛テールスープ
*都萬牛 トウガラシ
*但馬玄 マルカワ
*但馬玄牛 ハラミ
*但馬玄 特上カルビ
*但馬玄 サーロイン
*冷麺
*もつまぶし
*ジェラート



但馬牛タンは、
希少部位の黒タンの中心部の薄切り。
かみ締めたときの
口中に溢れる味わいは絶品。
*黒タンとは、黒毛和牛の舌のこと。
黒毛和牛の1頭から数キロしか取れない
貴重な部位なんですよ。

但馬牛タンシタは、
心地よい歯ごたえと
旨みが味わえます。
まずはそのまま食べて
肉本来の味を味わってからの
景唐辛子味噌をつけて食べると、
1度で2度、味を楽しめます。

但馬牛タン しゃぶしゃぶは、
牛骨、牛テールで
さっとしゃぶしゃぶした逸品。

但馬牛タン 厚切りは、
黒タン元のど真ん中の部分。
1度で2度、味を楽しめます。
まずはそのまま食べて
肉本来の味を味わってからの
自家製レモン塩につけて食べると、
1度で2度、味を楽しめます。

牛タンの食べ比べは、初めての経験。
これは、もう、タン好きには
たまりません。



但馬玄 レバーを
いただきました。
まずはそのまま食べて
肉本来の味を味わってからの
先ほど、目の前で、機械で作った
搾りたての胡麻油をつけて食べると、
1度で2度、味を楽しめます。
また、胡麻油を機械で作るところまで見れて
感動しました。



*来店時のワインペアリングは、
ホワイトポートワイン。
白ブドウが原料で、
甘めなのが特徴です。



都萬牛 トウガラシは、
サッと炙った逸品。
まずはそのまま食べて
肉本来の味を味わってからの
特製ダレにつけて食べると
さらに味を楽しめます。

但馬玄 マルカワは、
内モモ肉の希少部位。
希少部位が、食べられて
し・あ・わ・せ。

但馬玄牛 ハラミは、
まずはそのまま食べて
肉本来の味を味わってからの
特製醤油タレにつけて食べると
もっと味を楽しめます。

但馬玄 特上カルビは、
カルビ好きにはたまらない逸品。
特上カルビは、やっぱり最高です。

但馬玄 サーロインは、
ヘベスポン酢と
飛来幸地鶏の卵をからめて
いただくとGood!!



*都萬牛 トウガラシから、
但馬玄 サーロインまでの
来店時のワインペアリングは、
赤ワインの
シルバーオーク カルベネ ソーヴィ二オン
アレキサンダー ヴァレー 2014。
口当たりは非常に滑らかなのが特徴。
ブラックオリーブの風味も楽しめます。

お肉は、全て、従業員の方が
お肉の説明をしながら、
焼いてくれます。
焼き奉行がいると
食べるだけなので、楽ですw。
いいお肉の焼き損じの心配がないので、
安心して食べるのに集中できます。



もつまぶしを
いただきました。
ひつまぶしのもつバージョン。
もつのうま味がご飯にしみこみ、絶品。
まずは、そのまま食べて
もつまぶし本来の味を味わってから、
2杯目は、特製の出汁をかけて食べると、
1度で2度、味を楽しめます。
土瓶で炊いているので、香りもGood!!
ややお腹いっぱいでしたが、別腹行きw。



牛テールスープを
飲みました。
柔らかく煮込んだ牛テール、
千寿ネギのピュレとが
牛テールの旨みがしみこんだスープに
マッチした逸品。



冷麺をいただきました。
キャビア、麺とが
ヘベスの果汁の酸味の効いたスープに
マッチした逸品。
青唐辛子が
アクセントになっているのがポイント。
*ヘベスとは、
宮崎県日向市特産の香酸柑橘で、
レモン、ゆず、かぼす、
すだちの仲間なんですよ。



究極のコンソメは、都萬牛のエキス。
都萬牛と霧島連山麓の天然水で煮出した逸品。
今までに飲んだことのない
贅沢なコンソメに感激しました。



但馬玄 ユッケを
いただきました。
食感は、
マグロの大トロのような感じです。


2皿あり、
1皿目は、
トリュフをかけた逸品と



2皿目は、
ユッケが見えないくらい
キャビアがのった逸品。
この上ない贅沢さを味わいました。
し・あ・わ・せって感じた瞬間でした。



但馬玄 ユッケの
来店時のワインペアリングは、
白ワインの
ロレゾン メルキュレ 1er クロワショ ブラン 2012。
1級の畑の中でも最上区画とされる畑で
作られていているブドウなんですよ。
アロマティックさと
鮮烈なミネラルがさらに際立つのが特徴です。



ナムル盛り合わせを
いただきました。
来店時は、桜エビとこごみ、
アスパラガスバターソテー、
小松菜のおひたし、
春キャベツ、タケノコ、
菜の花とホタルイカ。



白菜のキムチ、
アイコトマトとパイナップル、
自家製がりをいただきました。
アイコトマトは、ミニトマトの一種で、
酸味が少なくて、
甘みの強いトマトなんですよ。



箸休めに、
サラダをいただきました。
新鮮な野菜を使った逸品。



デザートは、ジェラート。
来店時は、紅ほっぺを使った逸品。
超熟成されるまで出荷せず、
一番美味しい状態で、お店に。
「お店に届いたら、賞味期限は、当日か翌日」と
従業員の方がおっしゃってました。



まさか、目の前で、
ジェラートを作ってくれるとは・・・。
見た目にも味にも満足な気分に。
*紅ほっぺは、
武笠農園 奈良さんが作った苺です。



来店時の
ワインペアリングの
シャンパンは、
ジャクソン シャンパーニュ キュヴェ 743。
このシャンパンは、
ナポレオンが結婚式に飲んだ
という逸話があるんですよ。
まさか、時代を越えて、飲めるとは・・・。
メッチャ、感激しました。

ワインを出してくれる度に
ソムリエの方が
説明してくれるのが
うれしいです。



お会計後、お土産に、
カレーパンをいただきました。



帰宅後、
カレーパンを食べながら、
余韻に浸るのも乙なもの。
これも、別腹行きw。



たまには、高級焼肉店で、
自分へのご褒美だったり、
何かしらのお祝いだったり、
してみては、いかがでしょうか?
満足すること、間違いなし。



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