※これは8月上旬にnoteに投稿しようとして出来なかったボツネタであり、内容(数字など)は8月上旬当時のものです。文末に現在の状況を加味した補足があります。
とんねるず石橋貴明のYouTubeチャンネル『貴ちゃんねるず』が異様な人気を見せている。チャンネル開設からまだ2ヶ月も経過していないというのに現在チャンネル登録者数118万人、ほぼ全ての動画で100万回以上再生されている。
主に石橋がマッコイ斎藤と様々な場所へロケに出る模様を動画にしているのだが、かつてフジテレビで長きに渡り放送されていた『とんねるずのみなさんのおかげでした』を彷彿とさせる〝攻めた〟内容になっており、面白いと思いつつも近いうちに炎上するのではないかと毎回ヒヤヒヤしながら観ていたが、7月30日に投稿された『東京アラートラン』にて予感は現実となった。
1.やはり炎上した『貴ちゃんねるず』
内容については↑の動画をご覧いただけると話が早いのだが、簡単に説明すると、石橋がコロナ禍で売上不振に喘ぐ飲食店を訪れ、その店自慢の料理を食し、4段階評価で判定するという企画で、『みなさん』の人気企画「きたなトラン」をアレンジし復活したものだと公言している。しかし、元芸人である店主の対応に色々と不備があった上、料理も「枝豆は茹ですぎ」「ポテトサラダはジャガイモを潰しすぎ」、人気No.1メニューの唐揚げさえも「味は普通」と、石橋は厳しい評定を続け、総合評価は最下段階である「ロックダウン」だった。これに対し店主は「こんなもの(ロックダウンと書かれた賞状)要らないですよ」と逆ギレし、石橋は怒りを増幅させそのまま店を出るというオチである。
この動画のコメント欄には批判が殺到。私は素人イジりをする石橋に対する批判が多くなるものだと思っていたが、実際は店主に対する批判コメントばかりが目立ったのだ。この現象に私は違和感を覚えている。果たして視聴者はこの動画を、『貴ちゃんねるず』というバラエティー番組を正しく楽しんで観ているのか。
2.バラエティー番組として成立していなかった今回の企画
では私の個人的感想を記す。まず、YouTubeの動画として観ても、テレビのバラエティー番組として観ても、175万回以上視聴されるに相応する程の面白さは感じられなかった。石橋お得意の素人イジりは健在だったが、料理の味を低く評価するというタブーを犯した上、それが笑いにもなっておらず、ただの辛口コメントになっていた。
アレンジ元だと公言している「きたなトラン」とも笑いの構造が異なっている。「きたなトラン」は毎回、店の外観、内観の不衛生な感じや、店主の容姿が◎◎に似ているなどとイジるものの、その後登場する料理は誰もが「美味しい」と褒めており、「東京アラートラン」のように料理の味をイジる手法は取っていない。テレビ番組、それも地上波のゴールデンタイムという都合上「不味い」と言うことは出来ないからである。逆に言えば料理でイジり笑いを取れないから「料理以外の部分で笑いを誘う」という苦肉の策で生まれた企画ということになるのだ。その完成されたギミックを無視して「忖度なしで料理をガチで評価する」形にアレンジした「東京アラートラン」で笑いを生み出せるわけが無かったのだ。
3.バラエティーとしてのオチを真面目に批判した視聴者
もう一つ言及したいのはバラエティーの流れを真面目に汲み取って批判した視聴者が意外にも多かったことである。動画の終盤で「こんなもの(ロックダウンと書かれた賞状)要らないですよ」と店主は逆ギレし、これに石橋は当然激怒、「じゃあもう放送(配信)すらしません」と言い放ち、それを聞いた店主が慌てて態度を変えて謝罪するというオチなわけだが、店主の態度に対する批判コメントの何と多かったことか。どう見ても元芸人の血が騒いだ店主がイジられ芸人の立場として突っ込んで笑いを誘っただけなのに、それを本気に捉えて批判するのは野暮でしかない。
4.視聴者は正しく理解して
貴ちゃんねるずに限らず、YouTubeのコメント欄は時々怖い。この程度のことで炎上するのかよと思う時もあれば、逆に思ったほど炎上せず賞賛コメントばかりで不自然に思う時もある。視聴者は動画を正しく理解して正しいコメントを書くことを心掛けるべきであり、それが難しいならせめてコメントを控えていただきたい。こんな結論で良いのだろうか。たぶん良くない。
【補足】その後、「東京アラートラン」は第2弾、第3弾も配信されたが、いずれも店員のリアクションや店主の名前をイジり、料理そのものは褒める「きたなトランに近い方式」に改善されています。良かったです。この調子で今後もお願いします。
2020年は「声優YouTuber」が急増した。特に4月の緊急事態宣言発令に伴う「おうち時間」が増えた頃にこぞってYouTubeをやり始めている。
4月以降の新規参入者は「個人チャンネル」と「事務所チャンネル」に分けられるが、今回は後者を取り上げる。声優事務所が法人名義でYouTubeチャンネルを開設し、所属声優が個人で撮影・編集した動画を自主的にUPする方式である。他にも公式が制作したニコ生配信などのアーカイブも存在するのだが、それも除外し、あくまで個人で自由に発信した動画に絞り考察する。
DDとは「誰でも大好き」の略である。元々はアイドルオタクの間で使われ始めた言葉らしい。かといって文字通り博愛主義者である必要もなく、例えば好きな声優が10人も20人も居れば、それだけでも客観的に「声優DD」と認定され、私もその部類に入る。当然私のことはどうでも良く、今回は「DD声優」とも言うべき本宮佳奈についての話をする。
7月1日に東京ディズニーリゾートが営業を再開したが、『ファンタズミック!』のショーは今春終了し、もう二度と観ることは出来ない。
私のTDR歴はランドが中学の修学旅行で1回、シーは昨夏に1回、計2回のみである。その1回限りのシーにて『ファンタズミック!』を観劇した時の感動と興奮は今でも忘れられない。
すみません。当初の1発目に予定していた内容ではありませんが、noteの練習として書いてしまいました。
次回から本気の長文を書いていきたい。