今更言うまでもないが、本当に様々なお客様が来る。
「ねえよ」「しろよ」と言葉遣いの乱れた女子高生や主婦。
人前でエッチな話をするおじさん。
ゴミを駐車場にポイ捨てする子供。
店内を走り回る子供。
トイレ荒らし。
万引き。
ふと思った。もはや日本に純粋な心を持つ人はもう居ないのだろうか。
このままでは駄目だ。
半年間ずっとそう思い続けていた。
そんなある日、2chで即興小説トレーニングというサイトを知った。
以後、毎週のように新作の短編小説を書くようになった。
昨年は小説を書くと言って一年間も書かなかったくらいなのに、すごい変化だ。
そして、ある人のある言葉も助けになり、ひとつの大きな目標に辿り着くのだった。
『僕の小説で一人でも多くの人に純粋な心を取り戻して欲しい』
学生時代から自己満足で書いてきた小説に、やっと理由が出来た。
まずは即興小説バトルで純粋に良い話を書き、評価を1人からでももらうことを目標にする。
そしていずれは、日本を純粋な心で埋め尽くしたい。
なんちて。
(Fin.)