※最近は会社での出来事をあまり書かないようにしてきましたが、今回は自分自身の反省の意も込めて書かせていただきました。もう当分書かないでしょう。ああ、コミュニケーションが上手くなりたい。
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<幹事リベンジの任務(5):社内不倫>
~5月5日、居酒屋~
(僕)「最初はS店勤務に対するちょっとした忠告だったわけですよ。それがここまで言われるんですよ!? 確かに不倫男の意見がスタッフの総意である可能性は捨てきれないし、僕にも落ち度はあると思います。でも話によればS店での不倫男も入社数ヶ月にも関わらず店長を困らせているらしいのです。彼は彼でそういう人間なのだと思います」
(G)「僕も不倫男さんが悪いと思います。水曜日の僕さんの言い方はそんなに厳しいとは思えないです」
(僕)「ありがとうございます。ただ書き方のほうは厳しい時もあったのかも」
(G)「それも責任者として仕方ないじゃないですか」
(僕)「そもそも厳しい書き方になるのはスタッフも悪いんですよ。あの人たちは過去にトラブルを色々やらかして、その度に僕がお客様に必死に謝罪しているわけですよ。不倫男さんだってトラブルを起こしました。時には電話口、時には軒先で1時間以上も謝り続けたことも。だから再発しないように、あえて厳しく書くようになっちゃったんですよ」
(G)「ですよね。正しいと思いますよ」
その言葉を聞けただけでも嬉しかった。最低一人は味方が居る。
(僕)「しかも、一人のミスだけじゃなくて、いくつもの偶然が重なってトラブルが起きているんですよ! 確率的には有り得ないことが何度も! 同じお客様に半年間で4回も迷惑をかけてクレームになるとか、他の店じゃ有り得ないですからね(しかも4回とも異なるスタッフ)」
そして僕は不倫男がどのような人か、良く知らないG男へ説明を始めた。素直にハイと言わず必ず何か反論する、言うことを守らないことがある、他のスタッフの粗探しばかりする。だが何よりも言いたいことは……。
(僕)「ぶっちゃけちゃうと不倫男さん、不倫していましたからね」
(G)「えっ!?」
(僕)「いや、もしかしたら現在進行形かもしれない。今でもC子さんと異常に仲が良いと思いませんか?」
くどいようだがC子は前回の副幹事。アラサーの主婦で3人の子供を持つ。不倫男も既婚で大学生の息子が居る。お互いが家庭を持ち、肉体的な接触は許されない境遇にあるはずだった。
(僕)「もう2年くらい前になりますけど、C子さんの勤務中に不倫男の奥さんがやって来て、2人は口論になったことがあります。どうやら2人きりで一夜を過ごしていたことが何度もあり、それが奥さんにバレたようです」
(G)「それヤバイじゃないですか」
(僕)「僕はそんな人間に『人の気持ちを考えたことありますか』って言われたんですよ!? 分かりますこの気持ち?」
<幹事リベンジの任務(6):前回の送別会で起きた本当のこと>
(G)「今回の送別会、正直開催したかったですか?」
(僕)「そもそもが大人数の宴会が好きなわけではないんですけど、それに加えて前回のこともあったんで、最初は迷いましたよ」
(G)「前回、何が起きたんですか?」
一年前のB子の送別会。バースデーケーキに手紙、色紙など、演出をいくつも用意し、総力を挙げて取り組んだ割には大きく得るものが無かった。デジカメのバッテリー切れなどは僕の責任だが、ブログ記事には書いていない事実がまだあった。
◎当初企画していた二次会(居酒屋)は会場まで確保していたのに5人同時キャンセルで開催自体中止になった。しかし実際は当方の居ないところで二次会は行われていた(ただしカラオケ)。
◎送別会ではなく「飲み会」と呼ぶスタッフが何人も居た(送別の意思があったのか疑問だった)。
◎送別会にも関わらず、集合写真は誕生日の近いスタッフがケーキを持ってセンターに陣取っていた(当人が悪いわけではなく、そう仕向けた人が居て、それが不倫男である)。
◎下ネタを平気で口にするスタッフが居た(しかも女性だった)。
(G)「それでも開催しようと思ったのは?」
(僕)「退職するH子さんの労をねぎらいたい気持ちが勝ったんですよね。でもそれも結局はエゴなのかもしれない。本人が乗り気だったのかどうかすら曖昧なのだから、これで良かったのだと思います」
この前日、5月4日。僕はH子へのプレゼントを三軒茶屋まで行って探し回り、その日の夜に渡した。早々にけじめを付け、この話を終わりにしたかったのだ。結果的にH子は僕に笑顔を見せてくれた。それだけでも救われたと思うことにした。
H子だけではない。F子も気遣いのメッセージを送ってくれた。
(LINE)『タイミング悪かったですね。運動会シーズンで、みなさん都合悪かったみたいです。H子さん、辞めるとわかっていたら無理してでもでるという方もいたと思います』
気持ちはありがたいが、H子の名前で人を呼び寄せても意味は無い。人望の無い僕が幹事をやる以上、開催が実現したとしてもどこかでトラブルが起きていたのかもしれない。
どのみち、スタッフ全員が敵ではなかった。社員はむしろ味方だった。完全に立ち直ったと言えば嘘になるが、今はそれだけで良しとしようではないか。
(Fin.)