78回転のレコード盤◎ ~社会人13年目のラストチャンス~

昨日の私よりも今日の私がちょっとだけ優しい人間であればいいな

◎無題 - メモ帳

2009-02-26 20:27:28 | 思ったことそのまま
大人になっても大人になりきれず

過ぎてゆくのは時間だけ





明後日の現場は久々に地獄になりそうだ(メンバー的な意味で(?))。

無事に乗り切る自信はない。



日に日に自信は失われてゆく。

来月の中旬には会社の代表として現場に行かされるというのに

こんな会社終わりに漫喫に寄って観たい動画観て現実逃避してるだけの毎日じゃ・・・





明後日に備え、事前にやっておくべきことを書いてみよう。

まず必要道具の確認。

ウェルダーの燃料は切れてないか。

予備のガソリン携行缶に燃料は入ってるか。




次に・・・ロープの結び方の確認。

これは怠ってはならない。

明日の朝早めに来てやってみよう。





あとは・・・なんだろう。

まあいいや。




なんか名言書いて自分に言い聞かせてみる。







「言葉は刃物」







「油断せずに行こう」








「何故ベストを尽くさないのか」






とりあえず3つでいいか。



さて、帰るか。

◎染まるよ/チャットモンチー

2009-02-26 01:20:38 | 邦楽始まったな
◎通常



◎アコースティックVer.



PC用歌詞→http://www.uta-net.com/user/phplib/view_0.php?ID=71998
携帯用歌詞→http://kashinavi.com/m/song/song_view.php?31762



携帯からでもYoutube動画を観れるようになったそうなので
アコースティックVer.ではありますがお聴き下さい。
gooブログGJ




エー、微妙に時代に乗り遅れている当方です。

この曲は昨年の11月発売ということで、最新シングルの1個前なのです。

今さら紹介しても微妙な感じですね。

だが当方は今日初めて聴いて衝撃を受けたのだから仕方がない。

さすがは正統派バンドを突き進むチャットモンチー。

何よりもすごいのはたったの3人で演奏してるってことですよ。

Vo兼Gtの橋本さんは事実上2人分やってます。普通なら分担しないと出来ないぐらいのレベルで弾き語りをしている。


もっと早くこの曲に気付くべきだった。

時代に敏感にならないとな・・・



邦楽始まったな。

◎松屋が好きや。いやマジで

2009-02-25 20:02:51 | もはやチラシの裏レベル
第3問(通しにする意味あるの?)



マクドナルドで0円で売られているものは実は2つある。

それは「スマイル」と何?



















正解は

お冷や(水)





だから給料前でマックに使える予算が200円しかないとしても
最近また100円に値下がりしたマックポークを2つ注文して水を貰えば普通に腹は満たされるのです。


ちなみに給料前ってところに突っ込まないでね。
当方の給料日は25日ではなく月末なのでまだなんだよ……

◎デジタルオーディオプレーヤー欲しい……CDウォークマン音飛びしすぎ

2009-02-24 08:09:34 | 思ったことそのまま
“元祖”ブログの女王・眞鍋かをりのブログ、最近元気が無い。

言葉を慎重に選んで推敲を20回は繰り返すという
独り身20代女性としての芸能人らしからぬ自虐的な文章は
「総トラックバック数日本一」の肩書きに恥じないクオリティーの高さだった。




それが今や、「ブログオブザイヤー」を受賞した上地、DAIGO、スザンヌらの陰でひっそりと超不定期に更新している始末。


しかも、ブログをやっている芸能人がアメブロを中心に大量発生し、
国民は芸能人ブログを文章ではなく“人”で選ぶ時代になってしまった。


落ち着いて考えて欲しい。

まず眞鍋のブログは単純に文章の面白さが人気を博していた。

2代目女王中川翔子は、更新頻度の多さとヲタ全開の文章がヲタを中心に人気を博していた。やはり“文章”なのだ。

その後ブログが話題になった人物は、アメブロ初の殿堂入りの快挙を成し遂げた若槻千夏、開設していきなりコメント4000件を獲得した新垣結衣などだが、

若槻は言うまでもなく文章の面白さが人気を博し、新垣は芸能人らしからぬ普通で清純な文章が逆に好感を呼んだ。

ホラ、結局は“文章”なわけで。



しかし、上地がギネスに載ったあたりから宇宙の法則が乱れた。

上地のブログは真面目である。だが、それゆえ全く面白くないし、誰でも書ける。

そんなブログが1日500万PVも読まれているのだという。



それって結局“人”で選んでる人が多いってことじゃん。



イヤ、上地は真面目な文章を書いてるだけまだマシともいえる。

アメブロ芸能人ランキングの女性部門を見て欲しい。

上位にいる女性の中には、文章があまりにも馬鹿すぎて痛々しいものが数点見受けられるのだ。

なぜランキング上位にいるのか理解に苦しむほどである。



それに比べたら眞鍋のブログにかける想いと絶え間ない努力がいかに神がかっているかがわかるだろう。
眞鍋は再び評価されるべき。



当方はもちろん人ではなく文章でブログを選んでいる。

辻希美のブログを毎日読んでいるのは決して辻が好きだからではなく
本当に幸せなのがひしひしと伝わってくる文章に癒されるからである(マテ

◎漫喫でカップ焼きそばを食べたいのならお湯はドリンクの残液入れに流せ

2009-02-21 20:18:14 | もはやチラシの裏レベル
いきなり何書いてんだと突っ込まれかねない当方の妄想小説、皆様はどのように感じていただけたでしょうか。

小説もどきの駄文は学生時代にしょっちゅう書いていたが、書き上げた時の達成感が久々に味わえて良かった(自己満足?



実はこれ、改めて読み返すと突っ込みどころや矛盾があちこちに見受けられる。時間に余裕があれば直そうと思う。
にしても、働きながら書くのって大変なんだな。毎日のように早起きして出社前に漫喫に寄って執筆していたのはここだけの秘密(マテ





小説を評価してもらおうとブログ通信簿(最新記事10件をもとに評価)にお願いしたが、スルーされました。


>氏名:78回転の限定盤◎ ~沈めば浮かぶ~
>性別:男
>ブログ年齢:21

>主張度:3
>気楽度:3
>マメ度:3
>影響度:2

>通信欄:あなたは「一般生徒」タイプです。もっと目立ってもいいと思いますよ。よく話題にしているネットの知識や経験をいかして、作詞家を目指しましょう。

◎桜の舞う頃に・・・(最終話)

2009-02-21 19:57:04 | ある少女の物語
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第1話  第2話
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 なんと少女は今朝、実家の自分の部屋で精神安定剤を100錠も服用して倒れていたのだ。その3時間後に発見した母親が慌てて119番と会社にいる父親に電話をかけたのだ。
「お前が自殺に追い込ませたんだろ!? そうなんだろっ!?」
「イヤ、ちょっと待って下さい。そもそも結衣さんは末期のがんで」
「ハァ!? 何を言ってるんだ!」
「イヤ、結衣さん、末期の肝臓がんって言ってましたよ」
「んなわけねーだろボケがあ!」
 そう言うと父親は僕を殴った。もう何がなんだか解らなかった。まさか、がんは嘘だったのか?
「あなた、待って! その男は何も悪くないわ!」
 そこへ少女の母親らしき女性が現れた。
「これを見て! 結衣の部屋から見つかったものよ」
 母親は、父親と僕に一枚の手紙を見せた。



 両親へ

 遺書なんて重々しいものはとても書けないので、手紙という形で書かせていただきます。
 最近、胃の痛みが激しいです。しょっちゅう吐き気もします。食欲もあまり出ません。
 大学の友達もいつからか連絡をくれなくなって寂しいです。
 講義にもついていけず、単位は足りず、卒論も未完成なので留年は確定です。
 何をやっても楽しくないし、頭が常に重いし、生きている実感がありません。
 精神科医に貰った薬は効いていないみたいです。
 そんな絶望的な状況の中、追い討ちをかけたのが元彼です。
「人生で最高の人に出会えた」と言ってくれた元彼が二股をかけていたのです。
 元彼と別れた日、私は全てが嫌になり、1~2ヶ月後には自殺すると決めました。
 環境を変えようと思い、実家を離れて一人暮らしをしようと決めました。
 今更ですが、勝手に家を出てしまってごめんなさい。
 あれからアパートを借りて一人暮らしをしていました。
 隣の部屋に住んでいたのが今の彼・中村雄介さんです。
 中村さんが私に好意を抱いていると気付くのに時間はかかりませんでした。
 こんなダメ人間な私でも、死ぬ前に何か人の役に立ちたいと思い、
 人生の最期は中村さんのために生きようと心に決めました。
 中村さんに告白された時、余命が最短で1ヶ月の肝臓がんだと嘘をついてしまいましたが、
 それでも中村さんが「付き合って欲しい」とお願いしてきたので、それに応えるべくOKしました。
 一緒にいた日々が、中村さんに尽くした日々が、どれも最高に楽しかったのは事実です。
 やっと人の役に立てた。もう現世に思い残すことはありません。
 この手紙を書いた後、薬をたくさん飲んで安らかに眠りにつきます。
 さようなら。そして、ごめんなさい。

 結衣



「なんだよ……死にたいんだったら俺に相談してくれれば良かったのに……」
 僕は涙を流さずにはいられなかった。すると父親がおもむろに口を開いた。
「さっきは殴ってしまってすまなかった。結衣は悩みを人に話さずに、自らの心の内に仕舞い込む娘なんだよ。昔からそうだった。中学、高校といじめられていた時も、先生に言われるまで俺も母さんも知らなかった」
「えっ、いじめにあってたんですか?」
「やはり聞いてなかったか。結衣は昔から救われない娘だった。5日前、結衣が突然家に帰ってきた日に『やっと私に彼氏が出来たの』と喜んで報告していたけど、その笑顔が尚更俺と母さんを不安にさせたよ。本当は上手くいってないんじゃないか、最悪の場合DVに遭ってるんじゃないかって。勝手に疑って申し訳ない。この手紙を読んで解ったよ。君は間違いなく結衣を幸せにしてくれたということがね」
 それを聞いて、僕はさらに号泣した。
「西岡! 目を覚ましてくれよ! まだ一番大事なことが解らないじゃないか! その手紙にも書かれてない大事なことが! 答えてくれよ! 西岡! 西岡~!!」



「……村さん……中村さん……」
 微かに聞こえる少女の声で目を覚ました。僕は3時間も泣き続け、泣き疲れてそのまま寝てしまったようだ。
「西岡! 目を覚ましてくれたんだね!」
「ちょっと、声が大きいよ。恥ずかしいよ、皆見てるじゃない」
「えっ? あ、ここは……」
 そこは何故か川沿いの公園だった。公園を訪れた人たちが皆こっちを見ている。
「約束通り川沿いの公園に来てあげたよ」
「西岡……」
「ホラ、あれを見てよ」
「……あ!!」
 少女の視線の先には、この公園に一本しかないソメイヨシノ。満開の桜が舞っていた。
「……やっと見れたね、中村さん」
「……うん。すごい綺麗だ……」
 僕等はしばらくの間、無言で桜を見ていた。その後、僕から口を開いた。
「……あ、あの、西岡。一つだけ、聞きたいことがあるんだ」
「なーに?」
「俺のこと……本当に好きなの?」
「えっ?」
「だって、俺に尽くそうとして付き合ってただけなんだろ? 無理しなくて良かったのに。俺は本当の気持ちを知りたいんだよ!」
「……なーんだ。そんな簡単なことも解らないの?」
「えっ?」
「中村さんの望む答えで合ってるよ」
「!!!」
「これから辛い時があったら、いつでも私を呼んでね。必ず出てきて励ましてあげるから」
「えっ、どういう意味?」
「じゃあ、最後にキスしようか」
「……うん」
 僕等はゆっくりとお互いの唇を合わせた。その瞬間に目を閉じた。
 世界中の時が一瞬だけ静止したように感じた。



 気がつくと、そこは再び少女のいる病室だった。
 心電図は直線になっていた。
 父親も母親も号泣していた。

 そうか、少女は最後にもう一度、夢を見せてくれたんだ。今までで最高の夢を。



 あれから僕は、少女に出会う前と同じ日々に戻った。
 でも一つだけ違うのは、今の自分に誇りを持つようになったこと。
 少女の分も生きようと心に決めたんだ。それが僕の生きる理由だから。



(Fin.)



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第1話  第2話
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◎桜の舞う頃に・・・(第2話)

2009-02-21 19:52:59 | ある少女の物語
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第1話  最終話
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「私、末期の肝臓がんなんです。医者には治療は不可能と言われて、今は毎日薬を飲んでいるだけです。余命は1~2ヶ月。早ければ、あの木から桜が舞う頃には、もう……」
 少女の視線の先には、この公園に一本しかないソメイヨシノ。
「実は私も……中村さんのことが好きです。でも、いつ終わるか解らない恋に、あなたを巻き込ませることなんてとても出来ません」
「………」
 あまりの衝撃に僕は一瞬言葉を失ったが、すぐに口を開いた。
「それでもいいです。期間なんて関係ありません。僕は西岡さんと一緒にいたい。ただそれだけなんです。どうか、お願いします」



 僕等の恋はここから始まった。
 いつ砂が落ち切るか解らない砂時計。それでも僕は、だからこそ僕は、少女といられる時間を大事にした。
 常に貪欲になり、行きたい場所、やりたいことは我慢せずに何でも実行した。そのためにはお金を決して惜しまなかった。
 そして、不思議なことに僕等は喧嘩することは全くなかった。不器用な僕が少女を一度も傷付けなかったと言えば嘘になる。だが少女の怒った顔は一度も見たことがない。そんな少女の優しさに応え、僕も少女に対して怒りを露にすることはなかった。



「会社が終わったら川沿いの公園に来てくれる?」
 少女がそんなメールを送ってきたのは、付き合い始めて3週間後、卒業式の季節を迎えた頃だった。
 僕は急いで川沿いの公園に向かった。まばらに蕾を見せているソメイヨシノの下に少女がいた。
 あの時と同じように、水面に映る月を見ながら少女はこう言った。
「……私、来週から入院することになっちゃった。親がうるさくて」
 それを聞いた僕は、砂時計の砂が残り僅かになっていると悟った。
「……そう、なんだ………」
 僕はそれ以上の言葉が出なかった。
「中村さん……お願いがあるんだけど、いい?」
「……何?」
「残り1週間、中村さんの部屋に居させてもらえないかな?」
「えっ!?」
「そんなに驚くことないじゃない。私たち恋人だし隣人だし、何度もお互いの部屋に遊びに行ったりしてたわけだし」
「イヤ、その、あの……こ、光栄すぎて何て言っていいのか……」
「じゃあ決まりだね?」
「……うん」



 翌朝。
「朝ですよー」
 少女の声で目を覚ます。まさかこの少女と同棲できるなんて夢にも思っていなかった。
「ハイ、お味噌汁」
「お、マジか! ありがとう」
「今日も一日お仕事頑張ってね」
 少女のおかげで、いつもは重い足取りの通勤も今日は爽快な気分でいられた。

 その後も新婚生活のような甘い日々が続き、あっという間に6日が経った。
 この日は一日中ディズニーランドにいた。最後に目の前の現実から離れ、夢のような世界で魔法をかけられた気分でいたいという少女の希望だった。
 少女は初めて会った日と同じスカートで、あの時をもう一度思い出させてくれた。

 その夜、僕等は川沿いの公園に来ていた。ソメイヨシノの蕾は膨らみ、ところどころ花が咲いていた。
「俺が告ったのはこのあたりかな?」
「アハハ。懐かしいね」
 すると僕は、今まで恥ずかしくてとても言えなかったことを、何の躊躇いもなく自発的に話し始めた。
「……俺、西岡に会うまで、全然楽しくなかったんだ、人生が」
「そうなの?」
「朝から晩まで働いて、毎日それの繰り返し。経済的に将来への不安もあって、人生このままでいいのかなあ、俺は一体何のために生きてるんだろう、って思ってたんだ。でも西岡と出会ってからは考えが変わった。今のままでいいのかとか将来どうなるんだろうとか、そんなのはどうでもいい。一人の女性のために一生懸命生きようと思えたんだ」
「えっ?」
「こんな気持ちになれたのは生まれて初めてだし、全部西岡のおかげだよ。本当にありがとう」
 それを聞いた少女は、映画の時以来の涙を見せた。
「……あ、ありがとう…………私も、本当にありがとう……」
 僕等は自然と抱擁し、キスを交わした。
「お見舞い、必ず行くから。会える日と時間が分かったら教えてね」
「……うん」
「この木から桜が舞う頃に、医者に許可を貰ってもう一度2人で来ようよ」
「……うん………そうだね」



 翌日の昼過ぎ、駅で少女と別れた。そのまま病院に向かったようだ。
 今振り返ると全てが夢のようだった。短い間だったけど、いい夢を見ることが出来た。
 本当にありがとう。



 しかし、異変はその翌日から起きた。月曜の夜に僕から少女に送ったメールの返信が、3日経っても送られてこない。電話をかけてもいつも「電源が入っていません」というメッセージ。お見舞いに行っていい日時も一向に教えてくれない。
 これは変だと思い、金曜日、会社を半日で早退して少女の言っていた病院に直行した。しかし、
「西岡結衣さんですか? そのような方は入院されていないようですが……」
 受付のその言葉に僕は愕然となった。今、少女はどこにいるのか。他の病院なのか、それとも実家か、それともまさか……。
「急患です! 急患です!」
 急にあたりが騒がしくなった。運ばれてきた患者はよく見えなかったが、
「21歳の女性が急性薬物中毒の疑いあり!」
「結衣! しっかりしろ! 結衣~!」
 付き添っていた医者と父親らしき人の台詞で少女だと確信し、僕を更に驚愕させた。一体どうなっているのか。

 病室で点滴を打たれたまま目を覚まさない少女。頭を抱える少女の父親。恐る恐る僕は話しかけた。
「あの、すみません……僕は結衣さんの……その……」
「お前が結衣の言っていた男か! お前が殺ったのか!?」
「え? ちょっと待って下さい、誤解ですよ?」
「結衣は自殺しようとしたんだぞ!」
「えっ!?」


(つづく)


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第1話  最終話
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◎桜の舞う頃に・・・(第1話)

2009-02-20 22:06:00 | ある少女の物語
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※この物語は完全なるフィクションです。
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 川沿いの公園で、僕は少女に想いを伝えた。
「西岡さんのことを、もっとたくさん知りたいです。もし良ければ……今以上の関係になってもらえますか?」
 少女は水面に映る月を見ながらこう答えた。
「……ごめんなさい。ずっと黙っていたことがあります」
 その時の少女の悲しそうな顔が、何よりも印象的だった。



 僕は26歳の会社員。彼女がいなければ友達もいない。趣味がなければ貯金もない。
 毎日朝から晩までアクセク働いて、こんなに何もない人生。僕は一体何のために生きているのだろう。

「ピンポーン」
自らの現状に絶望していたある日、一人の少女との出会いがあった。
「はじめまして。隣の202に越して来た西岡結衣です」
 早くも僕の心は揺れ動いた。それまでに出会った女性の中で一番可愛く、一番スカートが似合っていたのだ。
「あ、ど、どうも、中村雄介です、よ、よろしこ願します」
 ただでさえ女性に免疫のない僕は、あまりの緊張に呂律が回らなかった。
「これ、つまらないものですがどうぞ」
 ラッピングされた箱を受け取った僕はお礼を言い、もう一度「よろしこ願します」と言ってドアを閉めた。
 いつまでも止むことのない異様な緊張感の原因は、明らかに一つしか考えられなかった。少女の顔が頭から離れられない。

 その夜。明日は月曜日だと思うと僕は鬱になった。毎週これの繰り返しだ。本当にうんざりする。
だが、その日だけはいつもと違う夜だった。
「ピンポーン」
 本日2度目のインターホン。そして再びあの少女だった。
「今、暇ですか?」
 え? いきなり何を言い出すのか。
「もし暇なら、ちょっと出かけませんか?」
 え!? これは夢なのか?
「あ、ハイ……イヤその、暇ですけど……一緒にですか?」
「私も暇なんです。行きましょうよ」
「あ……ハイ。いいですね、行きましょう」
 あまりの超展開に僕は動揺を隠しきれなかった。さらには少女の自家用車に乗せてもらうことに。他にも友達がいるのかと思いきや、まさかの2人きりである。
 僕は思わずカッコつけて「スタバなんてどうですか?」などと行ったこともない店を提案し、そこに入ったはいいものの、ミルクと砂糖の場所が解らずにオロオロしてしまう。だが少女は「ここにありますよ」と優しく教えてくれた。
 僕等はお互いのことを聞き合った。少女は21歳、私立の大学に通う4年生だという。
「何で今になって引っ越してきたんですか?」
「ウーン……何故だと思います?」
「あ、イヤ、すみません、言わなくていいですよ」
 スターバックスを出るとどこにも寄らずアパートに直行し、夢のような夜は幕を閉じた。
 もう少女には嫌われているのかもしれない。過去の経験からそんな気がした。いつも上手くはいかないのだ。でもそれでいい。一日だけだけど楽しかったから。もういいんだ……。

 しかし、3日後の夜。アパートに帰ると、なんとドアの前に少女が立っていた。
「階段を昇る音が聞こえたから出てみたんです。やっぱり中村さんでしたね。ちょっと出かけませんか?」
「え、いいですけど……えっ?」
「私、基本暇なんです。というより寂しがり屋なんですかね」
 今度こそ夢だと思った。状況が飲み込めず、事実だけがどんどん先に進む。
 しかも、ドトールの店内でさらなる奇跡が。
「私、毎日寂しいんで、メールとかしません?」
「えっ、いいんですか?」
少女は自分のメールアドレスと電話番号を赤外線で送ってくれた。何故こんなにも積極的なのか。
「あ、届きました。俺のも送りますからちょっと待ってて下さい」
 しかし、アドレス交換などほとんどしたことのない僕は、赤外線送信のやり方すら解らなかった。
「エーット……あれ? こうじゃないか……あれ? あ、すみません、メールでもいいですか?」
「ンフフ。いいですよ」
 僕の情けない姿を見ても、いつも笑ってくれる。可愛いだけでなく、すごく優しい。

 その後、毎日のようにメール交換が行われた。
あまりにも上手くいきすぎて疑問にさえ思う。僕は騙されているのか、それとも遊ばれているのか。

「次の土曜日に映画に行きませんか?」
思い切って誘ってみた。少女は快くOKしてくれた。
当然何を観るかという話になり、ヤフーのレビューを参考に選んだ作品を提案すると、「私もちょうど観たかったんです」などと言ってくれて、それが本心かは解らないが、少女の優しさに僕は更に心を打たれた。
そして土曜日。映画は邦画の純愛もので、終盤で少女は涙を見せていた。僕は思わずひじ掛けに置かれた少女の左手を握ってしまった。が、嫌がられることはなかった。
「すみません泣いてしまって。私も高校時代にあんな恋愛してみたかったなあって思って……」
「イヤ何を言ってるんですか。これからあるかもしれないですよ」

 その後も何度か2人きりで会った。その都度僕は性格ゆえの不手際が目立ったが、少女は僕の全てを受け入れてくれるかのように何も文句を言わなかった。騙されているとか遊ばれているとかそんな考えは次第に頭の中から消えていき、純粋に少女を想う気持ちだけが残っていた。臆病者の僕が思い切って少女に告白しようと心に決めるまで1ヶ月もかからなかった。



「……ごめんなさい。ずっと黙っていたことがあります」
 2月の風が吹き抜ける川沿いの公園で、悲しそうな顔を浮かべる少女。告白は失敗に終わったかのように思えたが……。
「……私の命、そんなに長くないんです」
「えっ!?」
「私、末期の肝臓がんなんです」


(つづく)


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第2話
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◎アンコウは骨まで食べられるらしいっすよ

2009-02-19 23:52:16 | 本当の日記はこちら
地獄が再来するらしい。



昨年の石川出張は、ある外注社員にこっぴどくしごかれ、地獄の2週間だった。今でも軽いトラウマである。



噂では、その悪夢が再来するらしい。



時は3月中旬。
某大手百貨店での夜間作業。
毎日夜8時から翌朝6時まで。
土日祝日も休まず、約一ヶ月連続で。

そこへ、あの最恐の外注社員がやってくる。






え? 俺ってこれからどうなるの? 死ぬの?






しかも

当方が現場監督になってしまうらしい。

つまり上司は誰も同行してくれない。

当方以外は皆外注社員。つまり下請けに過ぎない。



あの……私何も知らないんですけど……





今から不安だorz

◎若槻千夏の100分の1規模の一人旅で自分を追い込ませてみた(後編)

2009-02-18 20:42:53 | 本当の日記はこちら
この旅が終わる頃には、自分の中で何かが変わる。





そう信じて始まった東村山一人旅。
しかし、幡ヶ谷ICで降りる予定が睡魔のためやむを得ず外苑ICを出る。

出てすぐ、明治記念館前に路駐スペースがあったため停車。
地図を開いて現在地を確認すると、幸運にも国道20号線はすぐそこにあった。正規ルートへの復帰は容易に出来そうだ。

再び発車。目の前の「権田原」交差点を左折し案鎮坂(414号線)を登る。

南北線四ッ谷駅の真上にある交差点を左折して無事20号線に入る。

あとはしばらく直進。しかし、再び睡魔が襲う。これはもう駐車場付きのコンビニかコインパーキングに停めて仮眠を取るしかないと判断したが、道沿いにそんなものは無い。
仕方なく適当に左折し探す。
セブンイレブンはあってもそこに駐車場は無い。
10分ぐらい走りようやくコインパーキングを発見。
雑居ビルの敷地内に1台しか停められない異質なものだったがコインパーキングに変わりはないので安心して入庫。とはいかず、バックに多少苦戦する。

何とか駐車し、エンジンを止めロックもして、寒くないようウインドブレーカーを着たまま仮眠。
時すでに深夜0時半を回っていた。





翌朝4:30。まだ暗いし眠いが時間に余裕を持たせるため出庫。3時間停めてたったの400円だった。

再び20号線に復帰し、「松原」交差点を右折し、以後井ノ頭通り、環八、青海街道と迷わず正規ルートをひた走る。

途中SHOP99に寄って朝食を買い、5時半頃に田無のコインパーキングに停めて再び仮眠(約1時間、200円)。

7時半にようやく東村山駅に到着。仮眠を含め実に8時間もかかってしまった。

駅前のコインパーキングに車を停め(約9時間、1,500円)、歩いて会場へ。

これで旅の半分は終わった。





講習は16時に終わり、いよいよ復路のルート選定。

今度は首都高のルートを単純にし、代わりに往路とは異なる道にすることに。

(1)新青海街道(5号線、245号線)をひたすら直進
(2)「富士町」交差点で左折し富士街道(8号線)に入る
(3)8号線をひたすら走る
(4)やがて首都高中央環状線と交差するのでその交差点を左折
(5)西池袋ICから首都高突入



往路と違うとは言え、このルートもそんなに複雑なものではない。

序盤は渋滞にまきこまれるも、爆笑問題のラジオを聴いてリラックスしながら(2)までは順調にクリア。交通情報を伝える警視庁の娘の声が可愛い。

そして(3)8号線をひた走るわけだが、同じ号数だからと言ってずっと直進とは限らないのがセオリー。

今回もそのトラップにかかってしまう。
「谷原」交差点だ。
五叉路というか六叉路になっており、しかも立体。しかも左にしか曲がれないと来た。
左は笹目通り(443号線)で、正規ルート(8号線)から外れてしまう。
だが道交法には逆らえないため(というかどうやっても8号線には入れない構造になっていた)やむを得ず笹目通りに入る。
少し走ってから路駐し一人作戦会議してルートを決めて走り、給油もして(25L、2,625円)何とか8号線に復帰。
どうやって正規ルートに合流したかは忘れたが、かなりの遠回りになり時間のロスも激しかったのだけは覚えている。

再び8号線をひた走るが、新たなトラブルが。
エンストである。
マニュアルには大分慣れてきたはずなのに何故今になって?
エンストはご法度である。後続車をイライラさせるし、坂道なら後退・衝突の危険性も。
ずっとセカンド発進してきたが、エンストが怖くなり、エンスト確率の低いロー発進で進むことにした。

中央環状線と交わる交差点を左折、もクリア。しかし、西池袋ICが見つからない。
ここに来て迷ってしまった。
駐車場も路駐スペースも無く、停めて地図を見ることも出来ず、ただ走るしかなかった。
そして15分後、ようやくICを発見。しかし“東”池袋ICだった。どんな迷い方したんだよ!


ともあれ首都高に入ってしまえば楽勝。難なく加平ICまで走り、出る。車線変更も無難にこなす。



以上が当方の東村山一人旅の記録である。

運転技術もナビも成長したとは言えず、まだまだ車の修行は必要だと感じた。

何よりも出費が痛かった。あんなに苦労したのに、高速代と駐車料金とガソリン代だけで6,000円を超えた。

電車で行ったほうがはるかに安かったし何やってたんだかorz