◎11月15日(水)
――両親の為に、本を作る――
決意のきっかけは2023年11月11日、神田の居酒屋で父親と1年2ヶ月ぶりの再会を果たした日のこと。
「高校を中退してからのお前に、何もしてあげられなかったことを後悔している」
父親の一言でハッとさせられた。
他者の気持ちをろくすっぽ考えず、自分の事だけで精一杯だった過去。その自分さえも幸せになれず、両親を悲しませただけの過去。私の方こそ後悔しているし、とても申し訳ないと思う。
そして37歳の今。私は未だに両親を安心させられていない。老後。長くないかもしれない残りの人生。低年収にゼロ貯金、独身どころか童貞、顔すら滅多に見せない息子をどう思っているのだろうか。
私が大学卒業と共に上京してからの15年間を、両親はほとんど知らない。この15年を振り返りつつ、その結果生み出された作品を紹介する。そんな感じの本を作って両親にプレゼントするのはどうか。
「15年間いろいろあったけど、今も何とか生きているし、こんな作品を作れるくらいには成長しました。だから安心して下さい」
それを伝える為の「自叙伝+作品集」的なものである。
当ブログはちょうど社会人一年目の2008年から始めた。ブログから日記の記事を厳選し、2020年以降はnoteからエッセイもどきを厳選したものを収録する。
加えて、社会人人生15年間の集大成とも言える創作小説を数作品収録。書き下ろしも1作品は入れたい。
完成目標は2024年の春。もう半年を切っている。
しかも、本が完成するまではnoteでもラジオでも内容を一切明かさない極秘プロジェクトとして密かに動くつもりでいる。
ただし、このブログでのみ、経過報告を兼ねた制作日記をひっそりと記録してこうと思う。
とりあえず企画書を作ってみた。ラジオで紹介する予定だったのでパワポを使用している。