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◎あと2日『100日後に死ぬワニ』大胆予想! この物語は死んでからが本番!?

2020-03-19 02:40:27 | ほぼ週刊サンマイ新聞

 

 昨年12月12日よりTwitterで毎日更新され話題騒然の4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』もついに98日目まで来た。1話毎にきっちり1日進むので、あと2日、つまり3月20日の19時にはワニの最期が明かされることとなる。

 

(↑記念すべき1日目と、最新の98日目)

 

 以前より作者・きくちゆうき氏のツイートのリプ欄ではワニがどんな死に方をするのか、いわゆる『100日目予想』が盛んになっている。それも無理はなく、例えば物語の後半で重い病気が発覚し入院するなど、死に至るまでの経緯をじっくり描くことも当方は予想していたが、実際は98話の時点でワニは入院どころか通院さえもせず平常運転となっており、未だ病気を患っていない、あるいは患っていたとしてもワニ本人は気付いていない状態なのだ。つまり100日目で突然急死すると考えて間違いなく、それが尚更読者の予想合戦に拍車をかけているということ。

 

(↑模倣4コマで予想する者も多数)

 

 しかし当方は死に方の予想は無意味だと考えている。強いて言うなら事故死などあえてベタな方法を持ってきて、奇抜な予想をする熱心な読者達を唖然とさせてくると予想している。なぜならこの物語はワニの死に方に重要性は無いと思うからだ。

 

 以下、あくまで当方の予想である。物語は101日目以降も続き、周囲のキャラ達がワニの死をどう受け止めるかがじっくり描かれる。もちろん主人公のワニが好意を寄せるワニ先輩の悲しむ姿も。むしろワニが死ぬまでの100日間は序章に過ぎず、101日目以降が物語の本章と言えるのかもしれない。

 

 そう考える根拠もある。主人公のワニはこの100(-2)日間であらゆることをしてきた。2日目に欲しがっていた雲ぶとんを92日目にゲットした。19日目でご飯に誘い断られたワニ先輩とは83日目で2人きりのデートを果たした(ちなみにその時観た映画は16日目に観た作品の続編だと脳内補完している)。大好きなゲームの大会にも出場した。大好きなラーメンを仲間達と何度も食べてきた。そして事ある毎に互いを支え合ったネズミというかけがえの無い友の存在。強いて言うなら今後の残り2日で実家に帰り両親に生前最後の姿を見せてあげられれば完璧なのだが、現時点でもワニにとって悔いはほぼ残っていないのではないか。

 

 となると後悔するのは取り残された周囲の人々ということになるのだ。もしそれが作者の描きたかった本当の物語だとするなら──決して的外れの予想とも言えないはずである。

 

 さあ、2020年3月21日、『100日後に死ぬワニ』第2章の始まりである(あってほしい……)。

 

(#41:1036字)


◎アニメ『22/7』丸山あかねに学ぶ、コロナ対策「自宅待機」の重要性

2020-03-10 09:24:26 | 小野と芋子

<謎の絶対的存在“壁”によって集められた見ず知らずの8人がアイドルグループを結成するアニメ『22/7(ナナブンノニジュウニ)』>

 

 

芋子「新型コロナウイルスが未曽有の感染拡大を見せています」

小野「あの忌まわしきSARSですら日本国内感染者をほぼゼロに抑えられたのに、コロナは既に国内感染者1000人超。年齢層も幼女から高齢者まで、もはや誰にでも感染が起こり得る事態に」

芋子「そんな中で先日、安倍首相が官邸主導で全国の小中高校の一斉休校を要請しました」

小野「これまた直前に言うものだから、多くの保護者が大混乱。『子どもが家に居ると働きに行けない』という批判も出てしまい、それを受けて官邸は託児所や学童の開放許可を出した」

芋子「それでは結局子どもが外出してしまうじゃないですか!」

小野「それとは関係なくカラオケルームにたむろする学生も急増。カラオケ店員がTwitterで『来ないで下さい』と懇願する意味不明な展開に」

芋子「そんなんだからいつまで経っても『これだからゆとりは』って言われ続けるんですよ!」

小野「というわけで全国の小中高生の皆さん、今すぐアニメ『22/7(ナナブンノニジュウニ)』を観なさい

(↑1話はニコニコで永年無料)

 

<『22/7』と丸山あかね>

芋子「突然何を言い出すのですか?」

小野「そもそも最初から普通にコロナの話をするつもりは無いし。社会情勢さえもこのブログらしい切り口で語ろうではないか」

芋子「『22/7』と言えば、秋元康プロデュースによる“デジタル声優アイドルユニット”ですよね(※AKBグループとは無関係)。時に声優、時にアイドル、そしてVTuberとしても活動をしています」

小野「そして2020年1月、満を持してアニメ化。ユニット名と同じ『22/7』というタイトルで、毎週土曜23時からTOKYO MXにて放送中。8話は現在ニコニコで無料視聴が可能である(※ただし本日(3/10)の夜まで)。そして今すぐ観て欲しいのは8話だ」

(↑8話は本日まで無料。急いで視聴を!)

 

芋子「これ、1~3話まではヒロイン滝川みうに焦点を当てていましたが、4話以降は毎回、各キャラの過去が明かされる話が続いているのですよね」

小野「そう。4話藤間桜、5話河野都、6話佐藤麗華、7話戸田ジュンと、どれもこれも重い過去話が続き、8話の丸山あかね回も壮絶な過去が」

(8話のメインキャラ・丸山あかね)

 

芋子「8話の結末までのネタバレ内容はこちらを参照下さい」

小野「その中で、丸山あかねの過去、幼少期の出来事を抜粋してみよう(原文ママ)」

 

===

あかねと、父と母は森の中にあるこやのようなところに来ていた。

父がスケッチをしたくここを訪れたらしい。

 

あかねは一人ロッジでの留守番を言われたものの言いつけを破って一人で外に出てしまう。

すると歩いていた道が崩れてしまい、あかねは落っこちてしまった。

 

あかねがいなくなってなんと3日がたっていた。

救助隊も出動し、テレビニュースにもあかねのことが報道されている。

 

あかねは生きていた。

お腹をすかせて助けが来るのを待っている。

ふんあでいっぱいになったあかねの前に・・・息を切らしは母がいる。

 

あかねは走って駆け寄った。

あかねはお母さんの言いつけを破ったことを悔やんで泣いていた。

母もあかねも号泣した。

 

この事件は当時奇跡の救出と報じられたものの、その時をきっかけに父と母はよく揉めるようになり、さらにはそれを週刊誌がゴシップとして報じる。

そして両親は離婚した。

ログハウスにじっとしていなかったことが全ての原因だとおさないあかねは感じていた。

 

そこからあかねは、冷静に、感情を出さずに生きていこうと考えていた。

===

 

芋子「え、アイドルアニメでこんな重い話やるのですか? これは壮絶すぎる……」

小野「もうこれで分かったでしょう、小中高生の皆さん!! 家にじっとしていれば何も起きないんですよ! 不用意な外出が取り返しのつかない事態になるかもしれないのですよ!」

芋子「ああ、力技でコロナに繋げて来ましたか。カラオケとかは論外ですけど、そもそも学童とか健全な場所に行ったって感染する可能性はあるわけですからね」

小野「まだ小さいから一人で家に居ることが出来ないだと? そんなの甘えに過ぎない。黙ってテレビを観るとか本を読むとかも出来ないの? あかねみたいに絵を描いても良いし、他にもジグソーパズルとかプラモとか、休校で時間が有り余る今だからこそじっくり出来ることってたくさんあるんじゃないの?」

芋子「親が子どもの食事を用意する時間が無いのであれば、材料とレシピだけ置いて子どもに作らせれば良い経験になりますよね」

小野「最後に、声優・斉藤朱夏さんのツイートを引用して終わりにする。決して戻ることのない今という時間を大切に生きよう」

 

 

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