78回転のレコード盤◎ ~社会人13年目のラストチャンス~

昨日の私よりも今日の私がちょっとだけ優しい人間であればいいな

◎小野と芋子(4)「デートは男が奢って当然」は正しいのか? 女性の美容代を検証

2017-09-19 22:31:06 | 小野と芋子

芋子「歩きづらい衣服と履き物、都会の喧騒をも上回る人々の雑言、耳に違和感を与えるまで鳴り響く癇癪玉の破裂音。私はそれらを好む人々の理解に苦しみます」

小野「どうした芋子? 花火大会にでも行くのか?」

芋子「正確には行こうか迷っています。滝口君に誘われてしまったからです」

小野「良かったじゃないか。僕は行けば良いと思うよ」

芋子「私は花火大会が好きではありません」

小野「どうして? こんなにも楽しくて美しい夏の風物詩を嗜めるイベントは他にないではないか」

芋子「私は歩きすぎて疲れることを嫌がります。そう考える女性も少なくはありません」

小野「別に好きにすれば良いが、そのネタはせめて先月に話すべきだった

芋子「それはブログの管理人に言って下さい」

 

<男がデート代を払うのは当たり前?>


小野「では今回の『対話部』の活動に入るが、テーマは『女は美容代がかかるからデートは男が奢って当然』という女性の主張は果たして正しいのか?

芋子「ああ、この主張は良く言われますね」

小野「例えば僕の兄だ。もう立派な成人だが、最近婚活パーティーで知り合った女性とデートをした。事前に飲食店を調べて予約もした。当日は女性が遅刻した。店の中の会話は兄から話題を振ってばかりで女性は飲んで食べるほうに集中していた。兄は最後に会計の8000円を支払ったが、女性は財布を出そうせず、お礼の言葉さえも無かった。それが当たり前であるかのように

芋子「店の予約から当日の会話、そして支払いまで、お兄さんばかりが苦労していますね。女性が支払ったのは自宅からデート場所までの往復交通費ぐらいでしょうか」

小野「この現実を兄は受け入れられなかった。確かに高級料理店ではないし、少しおしゃれなだけのリーズナブルな居酒屋だった。8000円なんて働く成人男性にとって、あるいは目腐れ程度の金額なのかもしれない。しかし兄は『金額の問題ではない』と嘆いていた。『男が奢るのが当たり前という風潮はバブル時代の負の遺産だ』と」

芋子「それに対する女性側の反論の一つに『私たちは美容代がかかるからデートは男に支払わせても許される』というのがあります」

小野「僕は疑問符を投げたい。その主張は果たして正しいのか」

芋子「私は正しいと思います。世の男性の想像を遥かに上回る額が、女性の美容維持に費やされているのです」

 

<女性はメイク道具にお金がかかる>

小野「それなら具体的な金額を知りたい。例えばメイク道具を一式揃えるのにいくらくらいかかるのか」

芋子「その前に、お化粧の手順について説明します。大まかな流れは『ベースメイク(BASE)アイメイク(EYE)リップメイク(LIP)』の順番に行います。さらに細分化した流れを画像にまとめましたので↓をご覧下さい。もちろん個人により多少の違いはあります」


小野「なるほど。予想はしていたが、メイクだけでも多くの道具を使うのだな」

芋子「このうち(1)化粧水と(2)乳液または美容液を『基礎化粧品』と言い、残りの(3)~(10)は『コスメ』と呼ばれます。後者が厚化粧かナチュラルメイクかで使用する道具も金額も大きく変わってきます」

小野「そりゃ厚化粧よりはナチュラルのほうが安いよね。公私問わず流行っているらしいし、そちらの金額を知りたい」

芋子「その金額も価値観や考え方、好みなどによって人それぞれです。あくまで一個人の金額として、Youtuberとしても活躍中のNMB48吉田朱里さんの場合で計算してみましょう」


小野「えっ、ナチュラルでもこんなに使うのか!?

芋子「ベース、アイ、リップの合計で12,588円。アイメイクを省略したとしても5,000円を超えます。実はこれでも『プチプラ』と呼ばれるリーズナブルなものを揃えており、もっと高額な商品を使用する女性も多いということです」

小野「ていうか、最初の画像の(1)(2)にあたる『基礎化粧品』が抜けているじゃないか」

芋子「そちらも調べました。(1)(2)はあくまで『メイク前のスキンケア』です。基礎化粧品は他にもあるのですが、何だと思いますか?」

小野「メイク落としかな?」

芋子「そうです。メイク落とし、いわゆるクレンジング。それと洗顔です。以上を含めた『基礎化粧品』、吉田さんの場合の合計額は6,400円となります」



小野「揃える金額が高いのは良く分かった。ただ、出てくる道具は一回買えば長く使えるものばかりだよね」

芋子「確かにコスメは長期間にわたり使用できますが、基礎化粧品は消耗が早く、購入する頻度は多くなります。加えて化粧水や乳液は、綺麗なお肌を維持する為に金額面で妥協できない部分でもあります」

 

<女性が1ヶ月に費やす美容代>

小野「では1ヶ月あたりの美容代は、いくらぐらいなのか? それが知りたい」

芋子「データを見てみましょう。コスメのみならず、エステやネイルサロン、ジムに通う費用なども含めた月平均は、20代女性で17,906円、30代は19,461円だそうです」



※参考:『1ヶ月の美容代の平均ってどのくらい?美意識と金額の関係』http://josei-bigaku.jp/biyoudaiheikin23567/


小野「なるほど。女性の美容代が高いのは良く分かった。ただジムや美容室まで加算しちゃうのはどうなのか? 男も美容室や床屋に行くし、ジムに通う人もいる。もっと言うと、男だって顔に何も塗っていないわけではない。女性のデータばかりを提示するのではなく、男女で比較してこそ説得力を持つのではないか」

芋子「では、男性のデータも提示しましょう。平均額に関する資料は見つかりませんでしたが、ざっくり言うと、男性の過半数が月に費やす美容代を2,000円以内に抑えています。そのうち20代、30代については下の画像を参照下さい」

※参考:『消費実態調査「美容に対する意識調査」』http://asu-read.com/report/%E7%BE%8E%E5%AE%B9%E5%AE%9F%E6%85%8B%E8%AA%BF%E6%9F%BB

 

小野「これに美容室を加算してもせいぜい6,000円程度か。これは男性は安いと認めざるを得ない」

芋子「でもそれも美容室の場合です。QBハウスならもっと安くなりますよ」

 

<男性は理解を、女性は感謝を>

小野「われわれ男性は、女性の美容代に理解を示す必要があるのだろう。女性は年齢を重ねても常に美しくありたいし、男性も未来永劫、美しい女性を見続けたい。そこの意識は共通している。だから美容代を減らしてデート代を支払えなんて言えないし、デート代を男が奢る風潮は当分の間は無くならないだろう」

芋子「ただ、女性はそれを当たり前だと思わないことが大事です。男性が最初に財布を出したとしても、『いや私も払います』と言うだけでも男性の印象は変わってくるでしょう。本当に良い男性なら、それに対しても『払わなくて良いですよ』と返してくれるはずです」

小野「それを信用できないなら『払います』とまでは言わなくても良い。でも、せめて『ありがとうございます』と感謝の言葉は述べて欲しい。その言葉だけでも、男はきっと救われる

芋子「もし性格が悪い女性なら、男性は奢りたくないと思うでしょう。奢られるに値する、身も心も美しい女性でありたいものです」


◎コーラですき焼き風うどんを作ってみた

2017-09-17 12:34:53 | 男の24時間クッキング

<夜に値下げ肉を買って料理シリーズ(2)>

牛ではないが、閉店前のスーパーでラム肉230gを150円(税抜)で手に入れたので

コーラで煮こみ、ついでにすき焼き風うどんを作ってみた。

みりんの甘味をコーラで代用する裏技があるが、それの応用である。

 

<材料>◎何でも良いから安い肉◎カット野菜(キャベツ多め)◎安い缶入りコーラ◎醤油100cc+水100cc

 

<1>肉を焼く。

 

<2>コーラ1缶すべて入れ、残りの材料も投入し、蓋をして20分以上煮込む。

 

<3>完成(急遽生卵を添えた)。


◎トマト鍋の〆にサッポロ一番塩ラーメンを入れてみた

2017-09-17 11:48:44 | 男の24時間クッキング

<夜に値下げ肉を買って料理シリーズ(1)>

テレビで誰かが美味いと言っていた方法を試してみた。

サッポロ一番はやっぱり塩だよね。

 

<材料>◎ホールトマト缶◎何でも良いから安い肉◎カット野菜(キャベツ多め)◎豆腐◎サッポロ一番塩らーめん

 

<1>トマト缶(約400g)と水200ccを鍋に入れ、トマトをほぐしながら煮る。

 

<2>具材を入れて煮込む。これで鍋は完成。

 

<3>まずトマト鍋として美味しくいただく。

 

<4>鍋に更に水100ccを加え、ラーメンの乾麺を入れて煮込む(別の鍋で茹でてから入れても良い)。

 

<5>添付のスープも捨てずに投入して混ぜる。

 

<6>完成。


◎激安引越し日記 ~17万2000円で転居できちゃった記録~

2017-09-14 10:17:53 | 本当の日記はこちら

 一度でも引越しをしたことがある人なら、それがとても大変なことであり、想像を絶する費用がかかることは理解していると思う。しかし当方は、初期費用や引越し費用、退居物件のクリーニング費用を含めても約17万2000円での転居を実現させた。その過程において思慮の浅さや反省点もあった。また、不動産業界の内情が近年変化していることも知った。費用は運が良かっただけかもしれないし、内情は諸説あるだろうが、あくまで当方の体験した記録を反省点も含めてありのままに綴るので、これから引越しを検討している人に少しでも参考にしていただければ幸いである。


<引っ越す理由>

 当方には引っ越すやむをえない理由があった。4年前、入社2年目で会社からの要望により勤務地の近く、会社名義契約の1R物件に転居し、多少の家賃補助もあった。その会社を退職することで退居は免れなかったということである。
 また、これをわざわざ書いたのは、退居手続きを会社に行っていただいたことで、それに関する説明は出来ないからである。申し訳ないがその点についてはネットで調べていただきたい。


<8月1日:物件を決める>

 当然ながら、どの物件に引っ越すかで転居費用の大半は決まってしまう。目安としては家賃の5~6倍かそれ以上の初期費用がかかるものと思っていただきたい。東京都内1R物件の平均家賃は約7万円というデータがあるが、仮に7万円でも初期費用は35万円以上は覚悟しなければならないということ。しかし当方は最終的に家賃2万3000円(共益費込み)の物件に決定し、初期費用を約12万円に抑えることが出来た。ちなみに23区外とはいえ“都内”であり、現在の勤務地から電車で45分ほどの好立地となった。

 物件探しの裏技として良く言われるのが、ネットで調べず「地域密着型の不動産屋へ行って相談し、ネットに公開されていない物件を紹介してもらう」という方法だ。しかし当方は時間の都合上、ネットで調べてしまった。最悪浴槽が無くてもシャワールームがあれば良いと思っていたので「物件 シャワー」で検索し、シャワー付物件を抽出可能なサイトで調べ、まずは家賃2万円(共益費込み)の物件を発見。シャワー付で検索したはずが、ユニットバスとはいえ浴槽もちゃんとあった。検索ワードに「シャワー」を入れることは、意外と安い物件を見つける近道なのかもしれない。連絡先は大手不動産会社となっており、前述の「地域密着型」の条件には当てはまらないが、とりあえず電話をかけ、初期費用を見積もっていただき、内見のアポイントも取った。


<8月5日:内見>

 いよいよ大手の不動産屋を訪れる。担当者は当方の見つけた物件のみならず、それに近い条件の物件も事前に調べていただいていた。その中に当方が調べた物件以上の好条件なものがあり、その物件に決定した。家賃は2万3000円(共益費込み)と少し上がるが、駅徒歩5分と立地が良く、初期費用も候補の中では一番安かったのだ。ちなみにネット非公開物件である。


<まさかの都内! 初期費用12万物件の内訳>

(1)契約金
◎敷金:0円
◎礼金:0円
◎文書作成代:3000円
◎鍵交換代:2万7000円
◎保証会社への保証料:1万2000円
◎火災保険:1万5000円
◎仲介手数料:2万1600円

(2)賃料
◎8月日割り(22日間):1万7323円
◎9月(前家賃):2万4000円

(3)合計:11万9923円


 いよいよ担当者の同行の下、車に乗せていただき内見へと向かう。外観や内装は写真を撮っておく。チェックすべきポイントは壁や床の損の有無はもちろんだが、天井の部分的な変色は無いか(雨漏りの可能性)、携帯電話の電波状況やインターネット環境などである。

 ちなみに、家賃の安い物件にありがちな3つの理由はこちら。
(1)いわゆる事故物件
(2)過去に近所トラブルがあった
(3)設備上の不備(ガス風呂給湯器が旧式など)

 当方の選んだ物件は上記のいずれも当てはまらなかったが、不安なら(1)(2)について聞いてみるのも手である。(3)はオンボロで今にも壊れそうな設備は無いかのチェックをしておこう。


<8月7日:物件の決定と手続き>

 この日に再度不動産屋を訪れた。諸事情により前回内見した部屋が他者に先手を取られてしまい、同じ建物の違う部屋を再度内見した。家賃や初期費用は同一である。この物件に決定し、手続きを開始。ここで、近年は保証会社への加入が必須の物件が増えてきていることを知る。親に保証人になってもらえば良かった時代は終焉を迎えつつあるのだ。注意すべきは保証会社の審査もここ数年で厳しくなっており、転職がネックになるということ。保証会社の立場からしても、これから転職する人よりは「年収何百万の会社に何年勤めている人」のほうが審査を通したいと思うだろう。転職者の審査において内定通知書などの転職証明書類は必須となるので、それが無い場合は不動産屋に相談すること。

 同じ日の夜、保証会社から電話が来て、複数の質問に答えた。審査申込書には親や勤務先の電話番号も書いたが、それらへの電話連絡は無かった。


<8月8日:審査クリアと初期費用の支払い>

 不動産会社から電話をもらい、審査クリアの旨を告げられた。新しい会社の入社日が8月14日であった為、8月10日~13日までの入居を希望していたが、なんとご好意により10日入居を可能にしていただいた。当方の考えが甘く、行動が遅かったことは大きな反省点として挙げられるが、不動産会社の尽力には感謝の言葉しかない。保証会社の審査に期間を要することを考慮し、入居希望日の2週間前には不動産屋へ相談に行くことが望ましい。
 早速、初期費用11万9923円を振り込む。総費用17万2000円から差し引くと残りは5万2000円ほどだが、本当にこの金額で引越し費用と退居時クリーニング費用を賄えるのだろうか。


<同日:引越し業者への依頼>

 入居日が決まったことでようやく引越し業者への依頼が可能となる。当方は引越し業者比較サイトで約200社への一括見積りを依頼したが、複数の業者から電話が頻繁にかかってくるのであまりオススメしない。当方が見つけた単身引越しサービスの安い業者は以下の2社。


(1)赤帽いいとも
 見積運賃制で、渋滞などによる追加料金は無し(※)と安心。搬出と搬入を同日にすればかなり安く抑えられる。別日にすれば料金が2倍以上にはなるが、保管料は大手他社より格別に安い。
※荷物量が見積もりより大幅に上回れば追加料金が発生する場合もある。

(2)ヤマトホームコンビニエンス
 1万1000円~と驚異の安さ。ただし宅急便方式の為、搬出と搬入を同日には出来ず、どんなに近距離でも翌日以降搬入となるので注意。逆を言えば搬出と搬入を別日にしたい人ならオススメで、料金が2倍になることもなく、保管料もまさかの0円である。


 この2社の公式サイトに行って見積もりを依頼した上でどちらかに決定すれば大きく損をすることは無いと思う。
当方の場合、(2)は引越し希望日に作業員の空きが無かった為断念し、(1)の赤帽に決定した。関東圏内の移動で家具も少なかったとはいえ、見積額は2万8080円と激安になった。


<この内容なら引越し費用3万以内も可能!>

◎神奈川から東京への即日搬出入
◎ダンボール約25箱(ノートPC、デッキなど小さな家電も梱包する)
◎テレビ、ローテーブル(2台)、座椅子、デスクチェア、ハロゲンヒーター、折りたたみ式ベッド


 洗濯機はもとから無く、冷蔵庫は退居物件の備品であった為移動せず。そりゃこの2つが無いだけでも安くなるわけだが、それを差し引いてもリーズナブルであることはお分かりいただけると思う。
 見積もり依頼の際の注意として、(1)ダンボールの数は予想より多めに設定、(2)新居に特殊な特徴があれば明記すること。特に(2)である。当方の新物件は高台にあり、トラックの停車地点から60段もの階段を昇る必要がある。その場合は作業員を1名増やす可能性があり、見積もり費用にも影響が出てくるのだ。


<8月9日:荷造り、梱包>

 梱包してくれる業者もあるが、引越しは基本自分で事前に梱包するものだと思っておきたい。そのほうが当日の搬出を短時間で済ませられる。ダンボールはスーパーやコンビニなどへ行き、店員にお願いすれば不要なものをもらえる。梱包したら油性マジックペンで内容物を書いておかないと後々不便になる。ここでダンボールの大きさにもよるが、その数が予想を上回る可能性が高いので、前述のとおり見積もりの際のダンボールの数は多めにしておこう。少しでも数を減らす為に、不要なものを思い切って捨てる勇気も必要。粗大ごみに出す場合は数週間前から調べて回収日までに処理しておかないと引越しのトラックに積むはめになってしまう。捨てられないなら実家や友人宅などにプレゼントするのも手である。

 レトルトやインスタントなど備蓄の食品は引越しまでになるべく無くすか減らす努力をしよう。食品だけでダンボールが増えるのは勿体無い。それでも調味料などは梱包することになるだろう。


<8月10日:清掃>

 出来れば前日までに清掃は済ませておきたいが、当方は引越し当日の朝になってしまった。清掃の仕方は人それぞれだとは思うが、当方が清掃に使用したものはこちら。

◎箒、ちりとり
◎雑巾3~4枚
◎キッチンペーパー
◎除菌用アルコール
◎電解水(水の激落ちくん)
◎風呂用洗剤
◎スポンジ3~4個
◎カビキラー(浴槽のカビに)
◎トイレマジックリン

 キッチンペーパーにアルコールを含ませ布巾の代わりに、油汚れは専用洗剤ではなく電解水で代用するなど、少しでも費用を抑える工夫をした。既に自宅にあるものも含まれているので費用計算は省略する。まあほとんどが100円ショップで手に入るだろう。出せる場合はダンボールなどを外に出しておけば清掃しやすくなる。

 ゴミは引越し前最後の回収日に回収所に出せるよう計画的に行わなければならない(特に可燃ごみ)。


<同日:入居手続きと鍵を貰う>

 午前中に不動産屋へ行き入居手続き。宅建の資格を持つスタッフからの説明を受けたり、約10枚の書類に書いたり捺印したり。家賃が引き落とされる銀行口座(本人名義)と実印が必要になるので、無い場合は事前に用意しよう。
 その全てが終わるとようやく新居のルームキーをもらえる。しかし新居に入る暇は無いので退居物件へ逆戻り。


<同日:搬出と搬入>

 清掃の最終チェックをし、疲労はピークに。17時40分に業者到着。事前にダンボールや家具などをほとんど外に出していたので作業員2名でもたったの15分で搬出完了。作業員のトラックを見送り、電気のブレーカーを落とし、ガスの元栓を締める。
 ここからが時間との戦いである。まず、万が一積み切れないダンボールが出てきた場合は、急いで近くのコンビニへ持っていき別途宅配便で送る(もちろん当方の場合は無かったし、無いように気をつけねばならない)。当方が最初に向かったのは退居物件を契約した不動産会社。ルームキーを返却しないと退居完了にはならない。その後電車に乗り1時間以上かけて新居へ行き小休止。まだ電気が通っていない為、あらかじめ用意した100円ショップのライトを数箇所に設置。ほどなくして業者も到着し、階段の段数が多い為当方も搬入を手伝う。その場合は滑り止め付きの軍手かラバー手袋を装着した方が良い。終了後、見積もり金額通りの2万8080円を作業員に支払う。搬入を手伝った後の当方の疲労は今までに感じたことの無いレベルで、しばらくは立って歩くことすら出来なかった。水が最初から出るようになっていたのが救いだった(水だけは人が生きるのに必要な為、最初から出るようになっている……と思う)。


<後日:各種手続きとクリーニング費用の支払い>

 役所へ行き転出届や転入届の手続き、免許証や郵便などの住所変更手続き、光熱費やNHK受信料などの手続きなど、引越しには多くの事務手続きが伴い、各所に足を運ぶのが面倒だった。

 そして退去物件のクリーニング費用は約2万4000円だった。これが4万円以上かかる場合もある。初期費用、引越し費用、クリーニングとここまでの総費用は約17万2000円。おそらくこれより安く抑えるのは難しいと思うので、最低でもこれだけかかるという目安として考えていただければ幸いである。

 また当方の場合は新たに冷蔵庫(ホテル用のコンパクトタイプ、アマゾンで3000円+送料)などを購入し、プロパンガス契約時に保証金1万円を預け入れるなど、付随費用も決して安くは無かった。結局はお金に余裕が無いと引越しは出来ないし、労力は机上での予想を確実に上回るので覚悟も必要だ。当方はお金に余裕があるわけでは無かったし、前述の通り止むを得ない引越しだったが、決して「ただ広い部屋に住みたい」「職場の近くに住みたい」など安易な気持ちで引越ししようなどとは考えないで欲しい。引っ越す前にまずは「本当に引っ越すべきか」をもう一度考えよう。


◎小野と芋子(3)ある人の話をします……

2017-09-08 12:14:11 | 小野と芋子

芋子「小野先輩。まだ昼休みなのに急に部室に呼び出して、どうしたのですか?」

小野「芋子、今日の放課後に予定している対話部の活動テーマは覚えているか?」

芋子「確か『アイドルと声優、安心して応援できるのはどちらか』でしたよね」

小野「そうだ。アイドルオタクの君と声優を愛する僕が、スキャンダルに怯えず安心して応援できるのはどちらかを議論する予定だった。そして僕は今日、アイドルオタクの様子を見ようと2ちゃんねるの地下アイドル板のスレを巡回していた」

芋子「2chにおける地下アイドル板とは名ばかりで、AKB48のことですよね」

小野「彼女たちも地下アイドルからスタートしたから、名前は当時の名残だ。そこであるスレを読んだら、今日交わそうとしている議論が無粋であることを痛感させられた。僕はとても馬鹿で愚かだった。それを一刻も早く伝える為に君を呼び出したんだ」

芋子「何が書いてあったのですか?」

小野「アイドルのファンで、癌を患い闘病生活を送っている22歳保育士の、Twitterのアカウントへのリンクが貼られていた」


<ある若き保育士の話>

芋子「まだとても若い、どこにでも居るような幼稚園で働く普通の女性……」

小野「あえてここにリンクは貼らない。本当に知りたい人だけが自身で検索して見つけ、過去を遡ってじっくり読んで欲しい」

芋子「今、読んでいます。入院生活を始めたのは7月4日。もう2ヶ月以上も経過し、未だに退院できていないのですね」

小野「彼女は闘病の過程を赤裸々に綴っていた。体力が落ちて、移動は車椅子を使うしかなかった。薬の副作用で何度も全身が痛くなった。固形物を食べられず、補給は点滴のみで済ませる日もあった」

芋子「そんな辛い日々でも、受け持っているクラスの園児たちや職場の同僚、友人や家族がお見舞いに何度も駆けつけ、その度に元気と生きる勇気を貰い、フォロワーからの数多のリプライも励みになっていました」

小野「そして、大安となる7月12日。彼女は集中治療室にて手術をした。5日後には無事に終了した旨をツイートした。しかし、その数日後には薬が増え、来年の桜が見られるかどうかを憂えていた」

芋子「それでも、5歳の頃からの夢を叶え、幼稚園の先生に従事できたことを思い出し、一日も早い職場復帰を望んでいました」

小野「少しずつ痩せていることを自覚し始めた頃には終活ノートと遺言書を書いた。彼女は覚悟を決めた」

芋子「8月17日、髪の毛が全て抜けてしまいました。友人たちはお金を出し合ってウィッグをプレゼントしました。ツインテールを愛する彼女は、再び髪を2箇所、結わくことが出来ました」

小野「その後もリアルでありのままの出来事と心情を吐露するツイートは続き、昨日の9月7日、実家に一時帰宅をした。しかし今日中には病室に戻ることだろう」

芋子「まだ彼女は生きています。一刻も早い回復を心よりお祈り申し上げます」


<誰を応援しても良いじゃない>

小野「彼女はアイドルを好きになって本当に良かったと思う。病室はアイドルのグッズで溢れている。アイドルが側に居ることで心の支えになっている」

芋子「冒頭の当初予定していたテーマに戻りますが、アイドル・声優を問わず、スキャンダルを恐れず安心して応援できるかを考えるのは全くの無意味です。本気で好きなら、その人がスキャンダルを起こさないと信じられるはずです。誰を好きになっても、応援しても良い。大事なのは信じる気持ちと愛です」

小野「ツイート主がアイドルオタクなら、リプライで励ます人たちもアイドルを愛する同士だ。声優オタクの僕は、これまでアイドルオタクに対してあまり良いイメージを持たなかったというか、『安全性が担保されない人たちを良く好きになれるね』としか思えなかった。でも今日、彼女のツイートを見て考えを改めることが出来た。アイドルオタクの皆さんは、とても良い人たちで素晴らしいと強く思う

芋子「最後に、テーマと無関係ではありますが、癌は早期発見が何よりも大事です。早めに検診を受けましょう」

小野「そして、どんな辛い悩みを抱えているとしても、まずは生きていられることを心から喜ぼう」


◎フライパンで焼きりんごを作ってみた

2017-09-08 09:09:48 | 男の24時間クッキング

引っ越して、自宅や職場の近くにドンキもローソンストアもまいばすも存在しなくなり

当方は現在、普通のスーパーで買ったもので料理している。

それでも「夜遅くまで働く男性の為の24時間営業の店舗で買えるものでクッキング」というコンセプトはなるべく崩さずにいきたい。

 

しかし今回は引っ越す遥か前、今年の1月7日に料理・撮影をしたものになる(どんだけ忘れていたんだよ)。

当時りんごを少しいただいたので、せっかくなので作ってみた。

焼きりんごはフライパン意外と簡単に作れてしまうので、りんごを貰いすぎて、飽きてきた時にオススメ。

 

<材料>◎りんご◎バター◎砂糖

 

<1>りんごを輪切りする(硬くて切りづらいので怪我に注意

 

<2>フライパンにバターを敷き、りんごを両面焼く。

 

<3>焼きあがったりんごを端に寄せ、弱火にした上で空いたスペースに砂糖(大さじ1)を入れてバターと絡め、カラメル風にする(どうやら撮影し忘れたらしい)。

 

<4>そのカラメル風をりんごと絡めて完成。


◎シンドイ季節を知ってるからかわらぬ笑顔を愛でる

2017-09-06 06:27:14 | 思ったことそのまま
給料には20時間分の見込み残業手当が含まれている。

それを超えた分に限り時間外手当として支給される。

しかし、ヤマトの労働時間問題に代表される昨今の日本の労働環境を改善しようとする風潮に伴い、

実際は残業を月20時間以内に抑えようとしてくれている。

一日平均一時間前後。これは前職に比べたら大いに嬉しい反面、作業のスピード向上や効率化が求められているということ。



前職は時間外手当一万固定である悪待遇を逆手にとり、作業が遅かったり時間を要しても気にせず残業しまくっていた。

疲れていたら作業スピードまで意識したくないし、焦るとミスに繋がりやすくなる。



そんなことが今は出来なくなるということだ。

作業スピードと効率化を、今まで以上に考えていかねばならない。

◎借り物の偉人達の言葉をまるで自分の物のように得意げに話す人を嘲笑う

2017-09-04 23:37:34 | 思ったことそのまま
9月1日金曜、2時間40分の残業により、終業時の時計は18時40分を回っていた。

7時から18時40分までの勤務である。

残業の理由は当方の作業スピードの遅さにある。



しかし、レジを覗くと、

当方より1時間遅く出社しただけの女性スタッフ(たぶん学生)がまだ残業していた。

レジスタッフのシフトは把握していないが、
休憩を挟んだ実働8時間勤務だとしても、
1時間40分以上(たぶん最終的には2時間~2時間半になったのではないか)の残業をしたことになる。

同じ残業でも当方とは違い人員不足による残業に過ぎない。
当方は早く作業を出来れば残業せずに済んだが、
レジ打ちはどんなに早く作業をしても終わりが見えてこない。
これはとても辛い。残業の中でもとても辛い部類に入るだろう。



そして当方はグロサリー部門担当になったが故に、
そのレジ打ちを教えてもらうことはしばらく無いのだという。
レジを率先してやりたいわけではないが、レジを手伝えないもどかしさは残る。



社員・スタッフの誰もがレジ打ちをしていたCVSとは勝手が違う。
CVSのようにあらゆる作業を広く浅くこなすのではなく、
限られた作業に集中することで専門知識を深めるのがスーパーの業界だ。

どちらが良くて将来性があるのかは一概には選べない。
どちらが合うのかも人によるだろう。


ただ当方は、そんな広く浅くのCVSで中途半端な知識とスキルしか得られなかった以上、
今はスーパーを信じて頑張っていくしかないのだ。

◎9年ぶりに家風呂の湯船に浸かってみた

2017-09-04 22:56:00 | 普通という名の幸福
様々な事情により、上京してから9年以上、自宅ではシャワーを浴びるのみであった。

その間、銭湯や温泉の湯船にこそ入ったことはあるが、自宅で寝る前に湯船に浸かり一日の疲れを落とす、これを長らくしていなかった。

特に前回まで住んでいた物件は、シャワーがお湯と水が交互に出る不良品だった為、湯船を作りたくても叶わなかった。

そしてこの度引っ越したので、新物件にて9年ぶりに湯船に浸かろうと思い立った。



まずは浴槽にお湯を張る。
給湯リモコンが無いので温度設定は出来ないが、手触りで少し熱めにする。
小さい浴槽なので約8分で一杯に。

次に入浴剤を入れる。
約1年前に職場に差し入れした入浴剤の福袋の残りから
『スパピア フレグランドハーブ リンデンの香り』をチョイス。


丸い固体は炭酸ガスを噴出しながら湯船を黄色に染めていく。




これで準備完了ということで、いよいよ入浴。















手触りでは少し熱いと思う程度だったが、全身を浸からせると感じ方は違った。

水を入れながらも、熱い状態のまま我慢して肩まで浸かる。

この熱さがたまらなく気持ち良い。足を伸ばせない点を除けば、銭湯の熱い湯船に浸かる心地よさと大差なかった。

この銭湯に居るかのような快感が、一般的な家庭では毎日無料(水道代除く)で味わえるのかよ。





とまあ、ここまで読んで、何を馬鹿なことを書いているのかと思うかもしれない。

しかし、日本人はもっと、今だからこそ、普通を当たり前だとスルーせず、

「普通であることがいかに幸福か」を噛み締めていくべきだと思う。

ブログカテゴリ『普通という名の幸福』にはそんな意味が込められている。





水道代を考えると毎日は出来ないが、時々はやっていきたい。

◎いつもためらう道 一歩踏み出してみよう

2017-09-02 02:02:20 | 思ったことそのまま
2017年8月14日、スーパーマーケット業界に転職した。

5年4ヶ月ぶりに職を変えるというのは、とても勇気の要ることだった。

それでも結果的に当方にとって、今回の転職は必要不可欠なイベントだった。

もしこのままコンビニエンスストア業界で店長代理として居座っていたら、
自分を見失ったまま歳だけを取ってしまっているところだった。

立場上、アルバイトスタッフに注意喚起することが多くなり、
いつしか、自分もそんなに大したことない人間であることを忘れてしまっていた。

転職活動の過程で、それを思い出すことが出来た。



最終面接では結果的にはその場で採用を決めていただいたが、
その際、社長は当方を採用するか否か、長い時間をかけて迷っていた。



どこかで社長は言った。

「10年無駄にしたんだからね」



以後、その言葉が当方を何度も苦しめ、悩ませた。



10年前は大学4年、就職活動をしては落ち続けていた日々。

そこからの10年間を否定されたのは流石に初めてだった。





そのうちの半分、5年以上ものCVS業界での経験は、少しは活かせる部分もあった。

しかし、根本においてはあまり意味の無い経歴だった。





現状の課題点は2つ。

1.作業スピードの向上と、

2.人間関係への配慮だ。



どちらも前職でクリアすべき課題だった。



1については、朝7時に出勤し、10時に開店するまでにひたすら納品された商品の品出しをする。

その量がCVS業界とは比較にならないほど多い。

商品の名前と場所を覚え、常に手を早く動かすことを心がけないと開店までに作業を終わらせることが出来ない。

今日はある作業に時間を要し、2時間40分の残業をしてしまった



続いて2だが、所属店舗だけで60人以上もの社員・アルバイトスタッフが関わっている。

自分の所属する部門だけでも10人前後。

そのすべてと良好な関係を築かなければならない。

そして今日も、あんなことが……



明日、謝ろう。