78回転のレコード盤◎ ~社会人13年目のラストチャンス~

昨日の私よりも今日の私がちょっとだけ優しい人間であればいいな

◎声優YouTuberを一人でも多く紹介! チャンネル登録して応援しよう

2020-04-27 23:13:13 | 小野と芋子

伊藤彩沙1st写真集 AYASA SHOCK!!

 

小野「芋子が2月に芸能人YouTuberを何人か紹介したけど、今回はその声優編だ」

芋子「ここ数ヶ月で声優YouTuberも急増しましたね。おそらく新型コロナウイルスの影響でライブやイベントなど本業の仕事が激減していることが関係しているのでしょうね」

小野「声優ファンの僕はとても心苦しい。でも今、ファンに出来ることは、声優YouTuberの動画を観たりチャンネル登録して少しでも貢献することだと思うんだ」

芋子「そこで今回は小野先輩が声優YouTuberを可能な限り紹介し続けます。声優ファンの方もそうでない方も、あの声優の新たな一面に気付くきっかけになることでしょう」

 

<ぼっち系>前島亜美(前島亜美チャンネル)
初投稿:2018/10/6  動画数:81本  登録者数:18.3万人

小野「元アイドルグループSUPER☆GiRLSのメンバーで、現在はバンドリのユニット『Pastel*Palettes』に所属する声優としても知られている前島亜美さん」

芋子「この人は声優の中でもかなり早い段階で始めていましたよね」

小野「特徴は何と言っても『ぼっち』。ボウリングや花見、焼き肉など、どこで何をするにも一人撮影さえもセルフで行う強メンタルの持ち主である」

芋子「こんなに可愛いのにぼっちって凄いですね。多くの非リア視聴者が共感し、チャンネル登録者数も声優の中ではトップクラスの18万超え」

小野「チャンネル登録者数でピンと来ない方に基準を説明すると、1000人獲得でようやく収益化の仲間入りを果たせるのだが、まず素人はそれすら難しい(男は特に)。そこそこ人気のある声優なら1万くらいは行けるが、銀の盾が貰える10万人達成はかなり至難の業。ちなみに100万人は声優界だと花江夏樹さんしか達成していない」

芋子「そう考えると前島さんの18万人がいかに偉大な数字かが分かりますね」

 

<はんなり系>西本りみ(RiMichan.)
初投稿:2017/8/12  動画数:42本  登録者数:5.37万人

小野「やはり自分で編集する人を一人は入れないとね。Macbookで編集するカッコつけYouTuberが圧倒的多数の中、西本りみさんは超貴重なWindowsユーザー。しかも編集ソフトはまさかのフリーソフト」

芋子「PCやソフトが高額であればあるほど編集環境が快適になります。結局YouTuberはアップロードやレンダリングの速度重視でハイスペのMacを選ぶ人が多いのですよね」

小野「Windowsのそれもノート、加えてフリーソフトという厳しい条件下で奮闘している彼女を心から応援したい」

芋子「もう8ヶ月も更新サボっていますが……」

 

<ちょっと芋系>飯田里穂(飯田里穂タイム)
初投稿:2020/1/11  動画数:31本  登録者数:3.13万人

小野「ご存じ『ラブライブ』μ's星空凛役、飯田里穂さん」

芋子「最近は極楽とんぼの山本さんとコラボしたことでも話題です」

小野「ちょっと芋っぽい素朴な雰囲気が好きなんだけど、なんか全体的に惜しいというか何かが足りないんだよな」

芋子「もっとラブライブの話をしていただきたいですね。ラブライブ声優は18人しか居ない貴重な存在なのですから」

小野「いや、とっくにもう27人居るしこれから更に増えるけどね」

 

<もはや漫画家>徳井青空(そらまるのチャンネル)

初投稿:2020/3/21  動画数:8本  登録者数:1.86万人

小野「同じくμ'sの矢澤にこ役、徳井青空さん。ミルキィホームズの黄色としても有名だね」

芋子「YouTuberとしてはありきたりなネタであるモーニングルーティンを自作の紙芝居で紹介するのはセンスを感じます。漫画連載もしている稀有な声優ならではのやり方に今後も期待です」

 

<期待外れ>佐々木未来・伊藤彩沙・愛美(声優三姉妹【チームY】)
初投稿:2020/4/10  動画数:5本  登録者数:3.51万人

小野「この3人は好きだし人気も実力もあるし期待していたんだけどね、UUUMが全面協力したことで既視感というか、一気にクオリティーが下がった

芋子「BGMにしてもテロップの入れ方にしても、全体的に編集がUUUMっぽいですね。あるいはHIKAKINっぽいと言うほうが分かりやすいでしょうか」

小野「それに関してはUUUMの社員が画一的な編集しか出来ないことも問題なんだけどね」

芋子「ただ、それでもスマブラの罰ゲームを恥ずかしいボイスサンプル公開にしたりと、声優にしか出来ないことを部分的には取り入れようとしています。もう少し見守りましょう」

 

<みんな登録して!>日岡なつみ・本宮佳奈・櫻井海亜(ぷろだくしょんバオバブ公式チャンネル)
初投稿:2020/4/13  動画数:7本  登録者数:1690人

小野「声優事務所『ぷろだくしょんバオバブ』に所属する声優がそれぞれ個人で撮影・編集・UPまでを行っている」

芋子「チャンネルこそ事務所名義ですが、3人とも個人YouTuber気分で行っていますし、編集も自分でやるとその人の個性が出て良きですね」

小野「今のところオススメは本宮佳奈さんのゲーム実況。ゲームしながら同録で極道の娘などのキャラを即興で演じられるのは声優ならではだよね」

芋子「しかし登録者数が悲惨なことに……皆さんどうか登録だけでもしていって下さい!」

 

<マリカー実況>高橋未奈美(高橋とあそぼ)

初投稿:2020/4/17  動画数:2本  登録者数:7870人

小野「ゲーム実況は意外と難しい。伝わりづらいかもしれないけど、この高橋未奈美さんはかなり頑張っている

芋子「ゲームの技術的にも実況の話術的にももう一歩感が否めませんが、そう遠くないうちに化けるような気がします。あと編集が個人的に好きです」

 

<おっぱい>三澤紗千香(三澤のさっちゃんねる)

初投稿:2020/3/5  動画数:16本  登録者数:4.22万人

小野「おっぱいは正義」

 

<微妙に体張る系>茜屋日海夏(ひみちゃんねる)

初投稿:2020/4/17  動画数:5本  登録者数:1.02万人

小野「おそらく声優YouTuberの枠内では一番身体を張っているi☆Risの茜屋日海夏さん。系統で言えばえりにゃんに近いでしょうか」

芋子「まだ企画内容に微妙な感じが否めないですが、これもまだ始まったばかりですので、化けることに期待しましょう」

 

<総評>

小野「そうなんだよね。この人もだけど、まだYouTubeを初めて日の浅い声優が多く、手探り状態で方向性すら定まっていない人も居る。国民の #おうち時間 が増えて、観てもらえるチャンスの多い今だからこそ、面白い企画に積極的にチャレンジしていただきたい。あと何度も言うけど、素人YouTuberの真似事はくれぐれも避けてほしい声優にしか出来ないことをどんどんやっていこう」

 

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◎もはや失敗……東京はコロナ対策の何を間違えたのか

2020-04-17 01:53:03 | 小野と芋子

 

芋子「新型コロナウイルスが日本でも報道されるようになってから早3ヶ月。未だ終息の気配は見えません

小野「今の日本、特に東京の惨状を見ていると、現時点で対策は失敗だったと考えるべきだと思うよ」

芋子「根拠は山のようにありますが、政府が『人との接触を最低7割減らせ』なんて無理難題を言っている時点で、それだけでも手遅れと言って良いでしょう。日本だけで見ても感染拡大は当分の間抑えられず長期戦が確定、閉鎖する店の増加で経済破綻も待ったなし、暗い未来しか見えません」

小野「まだ渦中だし、今後どうすべきかを先に考えるべきなのだろうけど、我々はあえて反省会を開きたい。日本は、東京は何を間違えたのか。時を戻そう

 

<春節の中国人受け入れと、それに怒らなかった都民>

芋子「何と言っても最初の失敗は、中国の武漢市でコロナの感染爆発が分かっていながら、春節(1月24日~)の際に中国人観光客を70万人以上(※)日本に受け入れてしまったことです」※この数字には諸説あります。

小野「中国のほうが27日から海外への団体旅行を禁止にしたとはいえ、3日間は海を渡り放題。まだ感染していないからと日本に逃げてきた中国人もたくさん居ただろうね、無症状感染者の可能性も考えずに

芋子「私は当時、この時期に日本に来た中国人に対し、本気で怒っていました。極端な話、この怒りの感情を国民全員、最低でも全ての都民が抱いていれば、早期に危機感を持った行動をしてくれていたはずなのです」

小野「そろそろ東京都に絞った話にするけど、現実は都民の中にも、わざわざ海外旅行をしてウイルスを貰って帰ってくる奴が居たんだよ。それはつまり、そいつは春節で訪日した中国人に怒りを覚えていなかったということだよね、自分も同じようなことをしているのだから。それが大問題だしショックなんだよ」

 

<自粛要請だけでは防げなかった感染拡大>

芋子「2つ目の失敗は、おそらく感染拡大のターニングポイントとなったであろう3月20日からの3連休に、政府の自粛要請に聞く耳を持たなかった都民が意外にも多かったということです。海外旅行は論外ですが、この3連休で花見に行ってしまった都民の何と多かったことか……」

小野「上野公園だけで見ても3月21日~22日の土日における来訪者数は前週比で+50.8%増。昨年の同時期より少なかったとはいえ、真っ当な脳みそを持っていれば、人が密集する花見スポットに行くべきではないと気付けたはずなんだよ」

芋子「ただ、当時の都内の日別感染者数が20人を超えることは無かったので、油断した都民は多かったと思います」

小野「いっそ不要不急の海外旅行や花見を禁止にすべきだったのかもね。自粛要請だけでは抑止力が足らんかった

 

<オリンピック開催にこだわり過ぎた>

芋子「3つ目の失敗は、東京五輪を延期する判断が遅すぎた結果、コロナの感染防止対策が後手後手に回ってしまった感が否めないことです」

小野「五輪はねえ、何とか今年開催したかった気持ちも分かるし、IOCとの兼ね合いもあって日本だけでは判断できなかった実情もあったとはいえ、2ヶ月も検討していたのは長すぎた

芋子「その間にも都内では感染が止まらず、やっとこさ開催延期を発表した3月24日の翌日には都内の日別感染者数が前日比の倍以上、41人に跳ね上がりました」

小野「東京五輪が4年前か4年後なら何の問題も無かったのに、よりによって今年開催の予定だったのは本当に運が悪い。この問題を早々に片付けていれば、3月25日の都知事緊急会見も4月7日の緊急事態宣言発令も1ヶ月は前倒しに出来たかもしれない」

芋子「特に後者なんて、早ければ早いほど良かったわけです。何故なら経済を止める期間を短期に抑えられる希望的観測があったから。今更発動しても手遅れに近いのですよ。一応5月6日までの1ヶ月としていますが、どう考えても延長待ったなしです。長引くほうが長期的な経済の停滞に繋がるのだから、本当に先手を打つべきでした」

小野「緊急事態宣言に伴い、1人あたり10万円の一律支給も前向きに検討されているけど、それはあくまで1~2ヶ月で終息する場合の必要金額だよ。対応が遅すぎたせいで、今更10万ぼっちで今後の長期戦を難なく乗り切れるかは疑問である」

 

<自粛要請は成功か失敗か>

芋子「この期に及んでも政府は禁止というワードを一切使わず“自粛要請”の一点張りですが、それ自体の強制力は高くなってきていると考えて良いでしょう。現に都内では多くの店が閉鎖または短縮営業を余儀なくされています。それでも都内の日別感染者数は月曜を除き3桁を割ることはありません。小野先輩、政府のやり方は果たして成功だったと思いますか?」

小野「成功か失敗かで言えば失敗だろう。ただ割合で言えば、おそらく99.9%以上の都民は高い危機意識を持ってコロナ対策をしてくれていると思うんだ」

芋子「え、それって成功なんじゃないですか?」

小野「いや、逆に危機意識を持っていない僅か0.1%の都民が感染を広げているとも言いたいんだよ」

芋子「確かに、仮に0.1%しか居ないとしても、東京都人口1300万人で計算すると1万3000人に相当します。その中に海外旅行へ行ったり、実家へ帰省、地方へ逃亡する奴が仮に数百人、いや数十人居るだけでも大問題です」

小野「ここで『都民の人間性』について考えてみよう。あえて何かに例えるとするなら飲酒運転だ」

 

<飲酒運転に例えると見えてくる恐ろしい話>

芋子「飲酒運転は歴とした法律違反罰則も昔より厳しくなっています。ましてや電車やバスなどの交通網が張り巡らされている都内で発生するわけがありません」

小野「と思うだろうけど、現実は年間で約780人もの都民が検挙されているんだ」

芋子「ええ?」

小野「これが都民であり人間なんだよ。何を言っても守らない奴は守らない。ということは、コロナに関しても自粛要請を守らない人が同様に700人くらいは居ると考えても強ち間違ってはいないはず」

芋子「まあ、コロナ問題はまだ3ヶ月ほどしか経過していないので、700を4で割ったとしても175人

小野「でも仮に政府の言いつけを守らない奴が都内に175人居たとしても問題だろ?」

芋子「そうですね……自粛要請だけで都民を縛り付ける計画は最初から無理があったのかもしれません」

小野「あくまで例えだし仮説も多いけど、人間性をあえて数値化すると恐ろしい話になるということだよ」

 

<一部の人間の嫌な部分が見えただけでも大きな収穫>

芋子「誰しも人の言いつけを守らない、あるいは守れない時はあると思います。それが今回のコロナ問題でも如実に表れてしまったのでしょう。本当にほんの一部なのですが、その一部の人間の嫌な部分、自己中な部分が見えてしまったのは悲しい現実ではありますが、今後に活かせる、いや絶対に活かさねばならない大きな収穫となりました」

小野「もし今後、新型コロナのような得体のしれないウイルスが出現したら、日本は、特に東京は早期に緊急事態宣言を発動、可能ならロックダウンに近いことをして国民、都民を縛り付け、早期に終息させる。もう二度と自粛に頼ってはいけない。悲しいけどそうするしか無いんだよ」

芋子「では今の話に戻しましょう。今は震災並みの非常事態です。一人一人が力を合わせて感染拡大を阻止しなければなりません」

小野「マジで政府の言うことは極力聞いて。接触7割減なんて不可能に近いけど、それに近づける努力は誰にでも出来ると思うんだ。#STAYHOME、あるいは#うちで過ごそう、これだけは何があっても忘れないで欲しい」

芋子「家にいることで救える命があります」

 

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◎スーパー店員の悲痛な叫び「買いだめ、買い占めの前にまず感染防止の努力をしろよ」

2020-04-01 04:13:47 | 小野と芋子

 

芋子「本当にヤバいですねえ『新型コロナウイルス』」

小野「マジでみんな気を付けてね。指原莉乃さんがインスタライブで『自分はもうコロナに感染していると思うぐらいの感覚で生活したほうが良いんじゃないのかな』みたいな発言をしていたけど、実際もうそこまでの非常事態になっていると思うよ」

芋子「で、先週水曜、3月25日でしょうか。小池百合子都知事の緊急記者会見が国民の不安を煽り、都内のスーパーなどで買いだめ・買い占め騒動が起きてしまいました」

小野「勘違いしないでもらえるかな? 誰もスーパーを閉鎖するとも商品が無くなるとも言っていないんだよ」

芋子「都内のスーパーで勤務しているブログの管理人(当方128)はこの一週間、とんでもない苦労をしてきました。なんと8連勤になろうとしています」

 

<ガセを流すな、広めるな>

小野「当方さんの証言をもとに、我々2人が代弁して話そう」

芋子「どうせTwitterなんでしょうけど、ここ最近だけでガセ情報が2度も出回りました」

 

(1)2月27日前後「トイレットペーパーの供給が止まる」というガセ情報が流布

(2)3月25日「スーパーの閉鎖、または物流ストップに伴い商品が無くなる可能性がある」というガセ情報が流布

 

小野「それに伴う買い占め騒動が起きてしまったわけか」

 

<トイレットペーパーは何故無くなったか>

芋子「この2つの噂はどちらも論理的に否定できます。まず(1)ですが、中国からの需給率が高いのはトイレットペーパーではなくティッシュペーパーであり、その中国産ティッシュのほとんどが大手2社のPBなのです。NBしか扱わない中小企業のスーパーで無くなるわけが無い……はずでした」

小野「で、ここからが問題なんだけど、当時は本当にスーパーからトイレットペーパーやティッシュペーパーが無くなってしまい、都内の一部店舗では今でも品薄状態が続いている。これは何故か」

芋子「まず、根拠の無いガセに流された国民が買いに殺到したことで想定外の特需となり、供給が追いつかなくなりました。その後増産体制に入り供給量こそ増えましたが、今度は大量のペーパーを運ぶトラックが足りず、流通が追いつかなくなり今に至るのです」

小野「嘘から出たまこと。昭和のオイルショックからのトイレットペーパーパニックから何も学んでいない国民の多さに呆れたよ」

 

<トイレットペーパー騒動より悪質な今回の買いだめ騒動>

芋子「しかし、その(1)トイレットペーパー買いだめ騒動よりも、(2)先週からの買いだめ騒動のほうが当方さんのスーパーでは売上が伸びてしまう事態になりました」

小野「都知事が会見したのは25日の20時頃。それに前後して『スーパーの閉鎖や、スーパーから商品がなくなる』という噂が流れ、それを深く考えもせず信じる人々が多く、25日から数日間は本当に激混みした」

芋子「トイレットペーパーどころの騒ぎではありません。缶詰から乾麺、冷凍食品まで、保存食を中心に幅広いカテゴリーが売れに売れました。昨年10月の台風接近の頃を想起させます」

小野「確かに小池都知事は『このまま感染拡大が止まらないようであればロックダウン(首都封鎖)もあり得る』と言ったし、東京都内の自給率は著しく低いから、万が一他県からの物流が止まればスーパーからあらゆる商品が無くなるだろう。ただロックダウンで物流まで止めるかはまだ分からないし、現実的には不可能だと思うんだ」

芋子「で、ここからが重要なんですけど、そもそも都知事はロックダウンをしたくて会見を開いたわけではないですからね。『今から国民一人一人が感染対策をすれば感染爆発は防げるし、終息も見えてくる』と言いたいだけなのですよ。だから不要不急の外出を自粛しろと言っているのです」

小野「それなのに都知事の発言の解釈を誤り、ロックダウンした後のことを想定して今から買いだめに走るのは大きな間違いなのは言うまでも無いことなんだよ」

 

<コロナは災害ではなく人災、そして人災は防げる>

芋子「私も鬼ではなく人の子なので、一応は買いだめに走る人の心理を考えてみましたが、やはり昨秋の台風の頃を思い出しているのかもしれません」

小野「確かに台風が上陸したら物流は物理的にストップし、スーパーから物が無くなる可能性は大いにあった。だから備蓄の為に買いだめをしよう、それは正しいことだよ」

芋子「しかしコロナは災害ではなく“人災”であり、人災は今から国民一人一人が気を付ければいくらでも防げることなのです。台風と同じだと思わないで下さい」

小野「既に買いだめのせいで、スーパーから本当に一部の商品が無くなったりしているんだよ。で、本当に必要な人に商品が行き渡らない。これも一種の人災だからね。こういう非常事態の時こそ自分のことばかり考えていないで他者のことも少しは考えろよマジで」

 

<スーパーは特需でもそんなに喜んでいない>

芋子「で、ここまで話すと『スーパーは儲かったんだから良いだろ。飲食やホテルやエンタメなんて売上下がって困っているんだぞ?』という批判も来そうですが、それ自体については否定できません」

小野「ただスーパーや小売業界にとっても『需要の先食い』に過ぎないからね。事態が落ち着く頃には平常時よりも売上が下がり、先細りする危険性すらある」

芋子「私はいずれ小売業界から過労死も出てくるんじゃないかと思っています。それくらい今、みんな働きすぎてヤバいです」

小野「日本経済全体で言えば大きなマイナスだし、正直誰も喜んでいないよ。それこそ前回の記事に書いた通り『震災並みの自粛ムード』だよ」

芋子「今こそ皆さん、情報の正しい取捨選択と、それをもとに良く考えて落ち着いた行動を取って下さい」

 

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◎難しすぎるコロナ対策……迷ったら震災の頃を思い出して

2020-04-01 01:50:12 | ほぼ週刊サンマイ新聞

 

 新型コロナウイルス対策の為に政府が、小池が何を言ったか。


「不要不急の外出は控えろ」「3密を避けろ」「仕事は可能な限り自宅で」


 他にも手洗いうがいなど、色々警告を出していたと思うが、特に最近になって再三言ってきているのはこの3点だろうか。


 ハッキリ言って全部を守れる国民はかなり少ない


 3点目は一番不可能だが、そもそも2点目「3密」も、通勤時の満員電車がそれに当てはまる。


 国民も馬鹿ではないから、1つくらいは守ろうとするし、守っていると思い込んでいるのが1点目の「不要不急の外出を控える」ことだが、実はこれが一番難しい

 

 飢えをしのぐ為にスーパーに買い物に行かねばならない。


 洗剤を切らしたらドラッグストアに行かねばならない。


 スーパーもドラッグストアも今は場所によっては激混みしている。ハイ3密、アウト。


 あるいは、仕事で靴を汚したから、帰りに新しい靴を買いに店に寄ろう。


 その際に歩きすぎて疲れたし空腹になった。辺りを見渡すと客の少ない飲食店があった。


 仕事の帰りに少し寄るだけだし良いかと、耐え切れずそこに入ってしまうか、入らず我慢して自宅に真っ直ぐ帰るか


 ここまで突き詰めると、「不要不急の外出を控えていると思い込んでいる多くの国民」は、真っ二つに分かれる。


 そもそも3密とは「(1)密閉空間に(2)人が密集して(3)人が密接に交わる」なので、いくら飲食店に客が少なかろうが「店員と客が密接に関わる」ことになるのでアウトである。

 要するに、考え出したらキリが無いことなのだ。「感染拡大を防ぐには国民は何もするな」と言っているのだ。現にそれが「ロックダウン」という形で海外の一部で実施されている。イギリスのとある街ではスーパーとドラッグストア以外の全ての店が閉鎖されている。健康維持の為の外出のみ許可されている、もはや経済活動がほぼ停止した状態。

 

 

 既に日本の経済損失の甚大さは計り知れないし、飲食やエンタメ業界では倒産が相次ぎ、失業者や最悪自殺者も増えてくるだろう。それでも経済より感染防止を優先するのは何故か。新型コロナには分からないことがまだ多すぎるから、最悪の場合を想定しなければならないのが最たる理由である。


 当初はインフルエンザの一種に過ぎなかったスペイン風邪がやがて「致死率の高い毒性のウイルス」に変異したように、コロナも人から人へ伝わっていくうちに、伝言ゲームの如く毒性に変異してしまう危険性も否定できないのだ。

 

 

 では、仕事の帰りに飲食店に寄りたいと思ったら、何を考えればその欲を防げるのか。


 東日本大震災を思い出して欲しい。


 今、日本の自粛ムードは震災当時のそれに近いと思う。


 当時も多くの犠牲者を出し、生き残った国民もあらゆる面で大いに苦しんだ。経済損失も計り知れなかったし、失業者や自殺者も居た。

 それでも僅か数年で日本に活気が戻った


 日本はどんな困難も乗り越える力を持っている。


 国民一人一人が力を合わせれば。

 

(#43:1200字)

 

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