クローバー 匍匐(ほふく) 福福

末梢神経鞘腫瘍で右前足と肩甲骨を切断したココのことや身の回りの出来事など日々感じたことを発信します。

母の胃がん

2023-06-08 19:46:43 | 
見出し画像は母が2006年7月に行ったギリシャのサントリーニ島の写真です。
母が撮ったものです。母の部屋に飾られています。




この絵は病院の壁に飾られていたもので、私が母に「お母さんが行ったところやね。」というと「ギリシャ、覚えている。」と言いました。


母は91歳ですが耳がほとんど聞こえないこともあって無口な人です。
でも、よく食べる人です。

昨年の9月28日に施設に持って行った寿司パックの一人前半を全部食べました。残ったら私が食べようと思っていました。

10月19日にはくら寿司で10皿食べました。私は7皿でした。そのあとかなりボリュームのあるケーキセットをペロリと平らげました。 

12月14日にスシローとサイゼリアで普通に食べました。

1月28日、かごの屋へ行った時、麺類をほとんど食べずに残し、何と珍しいことかと思いました。

2月23日にはさん天で天ぷらをまあまあ食べ、その後桜珈琲でケーキと飲み物を飲みました。

3月19日は母の誕生日。プレゼントとお寿司と苺を持って行きました。この時もしっかり食べました。


<4月に新しい施設に転居>


4月22日に新しく入所した施設近くの公園でシュークリームとカフェオレを渡しましたがほとんど口にせず不思議に思いました。

5月中旬、施設から「5月の初旬に2回戻してからほとんど食べなくなった。」「何か好きな食べものを待ってきてください。様子を見たいので。」と連絡があり、5月25日にお寿司、餃子、豚饅、御座候などを持って行きました。お寿司を一切れ食べただけでした。

私は初め、母は新しい施設に移り、環境に馴染めず食べられないのかなと思いました。

でも、顔色も悪く、時々ゲップのようなものが出て、何も手を付けない母を見ていて、ただならぬものを感じました。「病院で検査を受けさせてください。」とお願いしました。

翌る日すぐに病院で検査を受けられるように施設の担当医師が手配してくれました。



6月2日B病院で胃カメラを撮りました。

胃カメラを受ける時、私の方から「麻酔をしてください。」と言うと、「高齢なので麻酔はかけない方が良い」とのことでしたが終わってから胃カメラがなかなか入らなかったので途中から麻酔をかけたと報告を受けました。


消化器内科担当医師より
画像を元に食道と胃の境目あたりに腫瘍がいくつか出来ている。悪性進行癌の可能性が高い。胃の入り口が狭くなっているので食べたものが入らない。
(画像を見ましたが、食道から胃に入るところに5つくらい腫瘍があり胃の入り口をほとんど塞いでいました。)

高齢であるのでステントを入れることになると思う。

エンショワーという栄養剤を処方。(母は飲めなかった。)
イチゴなど砕いた物や甘酒なども良いとのこと。

昨年から今年の初めまであれほど食べていたのに半年ほどでほとんど食べられなくなるとは・・・何と進行が早いのでしょう!



6月3日<母の施設>
葡萄、甘酒、月餅、森永ミルクキャラメルを見せるととても嬉しそうにし、それぞれを少しずつ食べました。



6月6日 血液検査、造影剤、CT

消化器内科担当医師より
 検査の結果は進行がん。転移はしていない。91歳の割に元気そう。腫瘍をとる手術をした方がいいのではないか。ステントを入れて癌をそのままにするのはもったいない。
ステントを入れてもあまり食べられないこともあるし、長くは持たない。

ただ、切除手術をしてもうまくいかないこともある。

外科に紹介するが外科の判断によっては手術できないこともある。


この日、消化器内科の医師から母は直接胃癌であることを告知されました。

母は「ショック」とただ一言。
私の母は文句や泣き言は一切言わず、いつもニコニコしています。
どこの施設やデイサービスに行っても「笑顔が素敵」と言われています。




これは今年の1月27日久しぶりに家に戻って、ココと初めて対面しメロメロになった母。

6月7日
施設にいる母の様子を見に行きました。昨日告知されてその後の様子が気になって仕方がありませんでした。
前日にお願いしたミキサー食をまあまあ食べたと施設の方が伝えてくれました。
私の持っていった牛乳プリンも全部食べ、落ち着いた感じだったのでホッとしました。
(母は病気のことを一言も話しませんでした。どんな気持ちなのでしょう。どんなことを考えているのでしょう。) 



6月9日 
13時45分 外科での診察で手術が出来るかどうかを聞きます。