先週は、オークションでお目当ての品を無事落札できました。巷ではあまり人気がない球も含め、9月は、真空管が8本とまずまずの状況。しかし、少し高値での落札になってしまい、落ち着いてから後悔も・・・。それに真空管ばかり買ってどうするのかというのも少し。なんだか、持つこと自体に安心感を得ているような気がします。
今日は、UY-510Bを5極管接続で使用するべく、5極管特性の測定を行いました。測定時の写真を撮り忘れたのですが、一応測定はできました。
しかし、最大定格等の情報がないため、Vsgを200Vに抑えた状態での測定。その結果、下記のような特性になりました。
戦後の失われた球を保護する目的で、プレート電圧は、最大250Vまでしかかけられず、低電圧領域での測定ですが、近年では初の測定結果だったりして!?と、少し個人的に心の中で盛り上がっています。
なぜ、プレート電圧が250Vまでとしたかというと、本当の測定結果は、下記のような感じになったからでした。
なんと、プレート電圧を上げていくと発振してしまい、うまく測定することができなくなったからです。黄色の線がIp特性になるのですが、プレート電圧を増すにつれて、いきなりIpが上がっってヒステリシス曲線のようになっている箇所があります。こういうこともあり、250Vまでに抑えた測定結果となったのでした。
例のごとく、この測定結果の曲線をなぞって、1枚目の図に仕上げたわけです。
しかし、5極管はVp=0Vの時が一番恐ろしい。図のように、Vp=0Vの場合、Isgがものすごく流れており、例えば、Vg=0Vの場合だとWsg=70mA×200V=14Wとプレート損失に匹敵する電力が、細い針金でできたスクリーン電極に供給されています。こんなに電流が流れて壊れないのか、測定中は心配で仕方ありませんでした。
ということで、この特性曲線から次回は5極管接続のアンプを製作してみたいと思います。
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