Eminence N314Xをセッティングし、鳴らして楽しんでいましたが、やはりシステムとしてどうなっているのか少なからず測定してみたくなるものです。そこで、大した測定方法ではないのですが、いつもの測定方法で状況を確認してみました。
早速、ウーハーから順番に。まずはAltec 414Aです。
そして、件のEminence N314Xの特性
かなり滑らかなカーブになっています。
そしてCoral H-105
これら3つを合成すると、下記のようなクロスになります。
黄色がN314Xなのですが、ウーハーとのクロスが、1.2kHzぐらいとLE85の時よりも下がりました。そしてツイータとのクロスは約6.5kHzと以前と同じですが、クロスするところの周波数での減衰は少ないようなので、もう少しカットオフ周波数を下げる必要がありそうです。
ところで、2枚目の特性を見てもお分かりのように、N314Xの音の出方が滑らかな特性になっていますね。LE85の時はどうだったのか、過去に計測した図と比較したいと思います。
過去測定したものと比較のため合成したものが下記の図になります。上の黄色がN314Xで、下のピンク色がLE85になります。
やはり音の出方が異なるようです。どちらがどうだというのは難しく、私の知識では言えないのですが、ピンク色よりは、黄色の方が滑らかで、素直な特性の様。ピンク色(LE85)はやはりちょっと癖があるような気がしないでもない。
特性的にも違いが出ていたので、今後はクロスオーバネットワークをどうするか、あるいは2Wayにするか、少し悩みそうです。
ところで、一瞬どうなるだろうかとふと気になったので、ツイータを別の機種に変えてみました。ダイアトーンの銘器TW-25です。磁器回路にパーメンジュールを使用した贅沢なつくりのものだったと思いますが、コーン型なのに、シャープな高音を響かせてくれる私の好きなユニットの1つです。
測定結果は、下記の通りでした。
TW-25は、それほど高能率ではなく(確か96dB/Wだったか?)測定結果は、低域から高域までフラットですが、やはり高域は少し音圧が高い方が良いようです。もう若い耳ではないので、高い音が聞きづらくなっているのでしょうね。他のユニットの音圧が高く高域(音圧も周波数特性も)が足りないためか、音がちょっとこもった様な感じでしたので、やはりH-105に戻しました。
ということで、聴感上はあまり気が付きませんでしたが、ネットワークの修正を今後行いたいと思います。
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