今日は、堺市のA氏宅でオフ会でした。
早速エントリーするアンプになります。
西宮のH氏作、1619シングルアンプと伊丹市のY氏作、VT-52シングル、そして拙作のHY-65シングルになります。あと、もう1台冒頭の写真にある、明石のI氏作の半導体2SK1056/2SJ160によるアンプになります。
早速ラックにマウント。
今回は自画自賛になりますが、どのアンプも良い音質で細かい違いは好みの差といったところのような気がします。下段の右側にあるVT-52シングルは、ゼネラルトランスの10WのEIコアのもので1万円ぐらいだそうです。それにトランスにカバーをかぶせているだけとのこと。それほど高くないトランスなのに、結構いい音がしています。
拙作のアンプに搭載のXE-20Sは、程度の良い品であれば、オークションで10万円を超える盛況とのこと。レアさも影響しているとは思いますが、高い金出してもう作っていないものを探すより、現行品でいいのを探した方が、ユーザの懐にも優しいし、お店にも経済が回って良いと思うのですが・・・いくら良いものを作っても、お店のものが売れなければ、トランス屋もそのうちなくなるかもしれません。なお、拙作アンプに使用しているXE-20Sはかなり前から持っていたものになります。
ということで音質比較は、それぞれのアンプでよかったという結果に。折角なので、各アンプをそれぞれ撮影しておきました。
まずは、Y氏のVT-52シングル。シャーシの側面はかなり磨き上げたそうで、そのこだわりが伝わってきます。
Y氏によると、「いまいちこの球が気に入らんねん」と、WEの刻印物をして、涼しげな顔で手厳しく評価。持っている人の余裕の貫禄です^^;。
そして次は、H氏作の1619シングル。
1619の良さは安定しています。この後、1619の最適負荷を音質を聴きながら確認されていたようですが、ちょっとその場にいなくて結論がどうだったのかわかりませんでした。残念!
そして拙作HY-65。
HY-65は、VT-25や62などの送信管特有の内部抵抗が高く、プレート電圧も高圧をかける必要がある球かと思いきや、使いやすい球で本アンプでは5kΩの負荷に260V程度のB電圧と6V6並みの使い方をしています。設計に際し、特性曲線を計測したのですが、測定中、プレートロスが50Wを超える場面がありましたが、その際にはプレートの赤熱もなく、またエミ減にもならず、今こうしてアンプに使用できるという、結構強靭なつくりの球のようです。業務用無線などでの酷使にも耐える作りになっているのかも知れません。
そして、いいよ半導体アンプの出番です。
このアンプは、I氏作のもので、オペアンプで終段をドライブしたものになります。半導体っぽい音かなと当初は思ったのですが、期待を裏切り、透き通ったきれいな響きで、真空管アンプの音といわれてもそん色がなく、思わず”えっ”とびっくりする音がしました。
まだ試作とのことですが、完成が楽しみです。
この後、拙作のイコライザアンプを試したのですが、うまくいかず。MCカートリッジ用のヘッドアンプをつないで、その後ろに拙作のイコライザアンプをつないだのですが、発振してしまっている様子。恐らくパラスティック発振ではないかと思われます。イコライザアンプの入り口に抵抗をかませると収まりますが、ちょっと対策が必要そうです。今後の課題となりました。
そんなこんなで、今回も時間はあっという間に過ぎ、お開きとなったのでした。
毎度、勉強になるオフ会です。
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