今日は、暖かくなってきたし、そろそろ6DJ8単管コントロールアンプのケースの加工でも始めようかと思い、ようやく重い腰を上げかけたところ、必要としているアルミの部材が家にないことに気が付き、急遽予定を変更しました。アルミの部材は、あるにはあるのですが、倉庫に置いているため取りに行く必要があり、夕方でしたし取りに行っている間に日も暮れそうだったので躊躇してしまい、結局また今度ということに。
そこで、先週のオフ会で確認したUY-510Bの音質改善に対応することとしました。
まず、第1に一番手を付けやすい電源を触ることに。現在は、5R4GYでの整流後、LCによるパイ型フィルタを通していますが、これを半導体によるリップルフィルタに変更します。LCによるフィルタより、電源のインピーダンスを下げるのが目的ですが、実際にはどうなのでしょうか。
それから5R4GYだと整流の効率が悪く電圧ドロップも大きいので、効率のいい5AR4を使用することとします。
半導体によるリップルフィルタは、3C33シングルで少し説明しましたFETによるフィルタと同じで、FETのゲートに定電流回路から抵抗Rに電流を流して得られた電圧を印加し、ソースから出力される電圧を出力電圧としています。この定電流回路の電流を制御することで出力電圧も調整します。
では早速、回路の作成ですが、3C33シングルの時に作った下記パターンをユニバーサル基板に作成していきます。
こんな感じになりますが、コンデンサや抵抗など若干定数が異なっています。
これをアンプに組み込むのですが、チョークは取り外すとカッコ悪いので、配線のみを外します。この基板は、一応、アンプの製作時にこういうこともあろうかと取り付け穴をあけていましたので、下記写真のように取り付けました。ただ、組み込んだ後なので、ねじが締められず、上側のネジのみで取り付けました。
整流管も高効率な5AR4に変更。
とりあえず今日はここまでですが、一応動作試験はうまくいっています。音質がどうというのは、それほどがらりとは変わらず、やはり増幅回路を触らないと駄目なようです。こちらはまた次回に対応したいと思います。
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