Fuji Trip!

水豚先輩の週末旅日記

倉敷美観地区

2011-11-13 01:32:35 | 中国地方


倉敷の名所である美観地区は
白壁の町としても有名で江戸時代の景観を今に残しています。

美観地区と言われている一帯では、路から家まで景観へのこだわりがものすごく感じられます。

倉敷駅から徒歩10分。
大通りから一本入れば有名な倉敷川沿いの風景が目の前に。

ここでおすすめなのは路地裏めぐり。
家と家の間の狭い路に入れば素敵な風景に出会えます。








白壁に囲まれた路は何処へ繋がっているのか―。
地図を見ないで探検するのも楽しい^^

まるで迷路のよう。

 





お気に入りの場所が見つかるかもしれません。
歴史的な家々がどこまでも続き、非日常的光景です。

 


風格のある瓦屋根。

通り沿いには様々なお土産屋や食事処が軒を連ねて
とても活気に満ちています。

外国人観光客の姿もちらほら。

美観地区内には大原美術館や桃太郎からくり博物館などの施設もあります。


大概のお店は日没前後で閉まってしまうが、
それからも見どころはある。

年中美観地区は夜景も楽しめるのです。




日が暮れて通る人も少なくなってきた倉敷川沿い。

 




ぬくもりのある灯に
柳の枝が寄り添う。

 

 

街灯がともり始めた商店街も少しさみしい感じ。
しかし光が優しい暖かみのある色なので癒されます。

 




中橋の先にある建物は倉敷館。
現在は観光案内所になっているようで、
大正時代に町役場としてつくられたという。

美観地区の目印的存在です。

 




ずっと眺めていたくなるような風景です。
川沿いの腰を下ろしている人や橋の上で話している人の姿も見られます。

夜景は日没から8時や9時まで楽しめるそうです。

 




昼間より増して落ち着きのある雰囲気。

散歩にも最適で、明りが点いているため路地裏にまで足を延ばせます。

 

 

一歩先は大通りで車が行き交います。


外界から少し離れた美観地区は昼夜楽しめる
癒しの空間です。

倉敷観光WEB↓
http://www.city.kurashiki.okayama.jp/dd.aspx?menuid=1849
とても詳しく見やすいです^^

 

 にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

 


古代出雲歴史博物館

2011-11-08 17:30:57 | 中国地方


出雲大社のお隣に古代出雲歴史博物館があります。
広大な敷地の中に建つこの博物館は比較的新しく、
近未来的な外観も素敵です。


名前の通り出雲の歴史、有名な古代の出土品や神話の世界を紹介しています。
また特別展示室もあり、この頃は「観音巡礼」中国路の古寺と仏像展を行っていました。

 


 




出雲大社から歩くこと1分、博物館が見えてくる。

綺麗な並木のアプローチを行けば
まもなく入口。

入ると受付の人がとても優しい!
安心感を覚えます。

この時の常設展と特別展のセット券が400円。
小中高生が同じ値段なのがうれしい。

 




展示室の入口はひとつ。

入るとまず目を引くのが中心に置かれた大きなもの。

今世紀になってから出雲大社境内で発見された“宇豆柱”というもののひとつらしい。
杉の木が三本一組になっており、その昔本殿を支えていた柱だという。

この宇豆柱のホールのまわりに
特別展示室
神話回廊
総合展示室
テーマ別展示室
と、4つの展示室の入口がある。



神話回廊には凝ったつくりの展示室に
古事記や日本書紀にまつわる神話の紹介や
神楽に関する展示もある。

その奥には映画館っぽい神話シアターがあるので
行ってみたら自分一人しかいなかった。


 
総合展示室は一般的な博物館と同じく
島根の歴史を模型や展示品を通して紹介している。

埴輪や四隅突出型墳丘墓から石見銀山・小泉八雲まで
島根県の特色が一度に見ることができる。

展示室もとても綺麗。

一番の見どころだと思われるテーマ別展示室は、
出雲大社
出雲国風土記
青銅器
の3つのテーマ展示から成る。





中でも圧巻なのは出雲大社本殿の模型だ。

平安時代あったとも言われている高さ6丈もの本殿を1/10スケールで再現している。

 本当に存在したのであろうか・・・・

登るのにも大変そうだが、それ以外にも謎は多く残る。

 


様々な学者がそれぞれ推測しながら作り出した本殿模型。

学者たちが大真面目でこのようなものを作っているのだから
自分も創造せずにはいられない。

本当に歴史はおもしろい。

 





他の学説に基づく復元案。

春日大社のようにカラフルだ。

 





映像や模型で風土記の世界を垣間見た後は、
青銅器の展示。

銅鐸がお出迎えだ。

 

 
加茂岩倉遺跡銅鐸と荒神谷遺跡青銅器群。

山陰の遺跡たちのツートップが集う。
これらは国宝に指定されている。

 

 
日本史の資料集で見た“三角縁神獣鏡”

卑弥呼とか魏とかいう言葉が出てくると出土・展示されている事が奇跡に感じる。

古代の歴史を少し学んでいたので
意外と面白い^^

 近代化や都市化に左右されない土地が
このような歴史的遺産を守ってきたのだろうか。

 




館内2階に空中歩廊とその上にある展望テラスも必見。

館内から突出したこの部分は壁がガラス張りなのでとても明く開放的。


この博物館は神話のまちのオアシスです^^

 


龍源寺間歩

2011-11-02 19:06:12 | 中国地方

 


石見銀山は世界遺産にも登録された日本有数の銀山でした。
そのことを今に伝えている史跡のひとつが龍源寺間歩です。

間歩とは坑道のことで実際に歩いて見学できるのです。

歴史的な地下空間だと思い見学してきました^^


 

 





大森バス停から歩いていくと40分近くかかる。
ずっと上り坂ですが川沿いの遊歩道を使えば緑を楽しみながら飽きることなく行くことができます。

ちなみにレンタサイクルもあるそうですが、
上り坂なのでいかがなものかと・・・・

 




人家も無くなり、一層森が迫ってくると到着。


間歩は斜面に口を開けている。
異世界に繋がっていそうな入り口・・・

外に向かって冷気がたちこめているではないか!!

・・・


となりの小屋で入館料400円を支払う。


銀山として栄えたこの地には多くの間歩が残っており、龍源寺間歩はその中で2番目に長い。
ちなみに1番は大久保間歩で、ツアーに参加すれば見学できるという。
毎日行ってはいないので残念ながら今回はいけませんでした・・・

話を戻して龍源寺間は約600mあり、273mが一般公開されています。
うち、初めの158mが龍源寺間歩で、
残りmは観光用に造られた新抗。

入り口と出口が違う一方通行です。


雨が強くなってきたのでとにかく間歩の中へ・・・

 




中へ入るとびっくりするほどひんやり。

そこにはどこかしらで見たあの風景が。
思っていた通り、狭いです。

 不均一な壁面(ゴリゴリ)が続く様子にゾクリ・・・!





進行方向にライトが向いているので振り返ると眩しい・・・!

光に照らされてゴツゴツとした壁面が見えるとき、
掘削の過酷さを感じます。

 道はまっすぐではなく多少うねうねしている。






所々で枝分かれした小さな穴が。
奥に行くほど狭くなっているようだ。


 
入り口が見えなくなるほど奥へ行くと補強柱も登場。

先が見えないのはまるで探検気分。
しかし、探検気分は鍾乳洞などで味わうとして、ここでは銀山での人間の技を見て触って感じたい。

間歩は立派な人工洞窟です。

 

狭くて暗い通路がまだ続く。
どこまでも続いていたら楽しいと思いながら進む。

明りがなかったらさぞかし怖いだろうなぁ。
 





少し明るくなってくると、間もなく間歩は終了。
出口まではまだほど遠いですが。

 

 

無機質な上り坂の新抗。
上りだからか、真っ直ぐだからか、かなり長く見えます。
丁寧に手すり付き。

後半が無機質になるのは岡山の井倉洞に似ている!


地下空間好きには2タイプの道が楽しめるので良いかもしれない^^






疲れた人のためか、折りたたみ椅子がいくつか設置されている。

ちょっとしたこころ配りですね。

 




坂を上り終えると出口まで
銀山関係の絵巻の解説が。

 




出口は別の所はじき出される。
まだ結構な雨が降っていたので少々雨宿り。

出口付近は中の冷たい空気と外の暖かい空気とが混ざり合って不思議な感じ。

もと来た道に戻るにはずいぶん坂を下ります。

 

 

 周辺の岩肌にはいくつもの間歩が口を開けています。
中からは涼しい空気が・・

 

 

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ
にほんブログ村

 

 


五百羅漢

2011-10-31 23:58:39 | 中国地方

 

 石見銀山、大森バス停から少し歩くと山際にあるのが五百羅漢。
勿論、世界遺産^^

反り橋が何とも特長的ですがこれは五百羅漢に通じる道で当時のままのものが残っているそうです。

道路を挟んで向かい側にある羅漢寺で拝観料を支払えば渡ることができる!







歴史を感じさせる看板。
公式サイトによると完成したのが1766年であるから、すでに200年以上建っていることになる。





五百羅漢は銀山で働き、亡くなった人を供養するために20年の歳月をかけて彫られたという。
石はしっかり現在の大田市産のものが使われたそうです。

 


風化した反り橋を渡るのもなんだかドキドキだが、
羅漢が安置された岩窟に入るのも緊張する・・


がっしりとした扉が開け放たれて、中へ入ると薄暗い室内には
コの字型のひな壇に様々な顔、恰好をした羅漢がびっしりと並んで圧倒。

光の入らない岩窟の中は時間の流れが違うようであります。
まるで別世界。

 
岩窟は並んで2つあり、各250体ずつ安置されている。


ちなみに羅漢とは仏に仕える500人の弟子の事だそうです^^



 
中では撮影できないので外にあったものを・・・

お賽銭がされています。





真言宗・羅漢寺
拝観料・500円

http://www.rakanji.jp/index.html


 

にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ


しまね海洋館 アクアス

2011-10-29 22:25:10 | 中国地方

 

出雲市駅からJRの山陰本線に乗って
荒れる日本海を眺めながら波子という小さな駅で降りると、
その近くには“しまね海洋館アクアス”があります。



 


列車が行った後は静かなフォーム。
小さな駅だが一部特急が停車をします。


 駅は街から一段上がった小高い所にあり、遊歩道(アクアスロードというらしい)を緩やかに下って行くと県立石見海浜公園に着きました。

この公園は日本海に面した総合公園で海水浴場や日本最大級のアスレチックなどがある。
その中心に立つのがアクアス。

県立の水族館というのも珍しいですが、
地方にあるにもかかわらず他の水族館に劣らぬ大きさや、シロイルカがいることなどでも有名らしい。


 

 堂々とした構えの建物。
比較的新しいのだろうか、とてもきれいな外観で驚き。

入館料は小中高生500円と優しい。


館内に入るとスタッフさんの挨拶がとても気持ちいい^^
撮影もフラッシュをたかなければOK。


館内は本館1~3階、
それにペンギン館・新シロイルカプールからできています。
 
順路はまず本館を1階から順に巡り、3階から連絡通路でペンギン館へ。
ペンギン館を出ると、隣に独立してある新シロイルカプールに至ります。



館内最初は、しまねの磯コーナー。


1階では島根県の海、日本海に住む魚を紹介しています。
 



ホソトビウオ

羽のようなものがついている・・・!
トビウオという生き物を生で見たのはこれが初めて。
 
ぜひ飛んでる姿を見てみたいものです。




スリムなボディーのアカクラゲ。
触手が美しいですが、猛毒らしい。

 




ポムポム可愛いクラゲ・・・
名前は忘れてしまいました。 

 




神話の海・サメ大水槽
何種類ものイカツい奴らが泳ぐぎます。

中にはトンネル水槽があります。

 




人気沸騰中のチンアナゴ。
にょろにょろとした姿が可愛らしい^^

臆病な性格で、恐がると砂の中へ隠れてしまいます。

 

特に気に入ったペンギン館1階。

頭上をペンギンが泳ぎ(飛び?)まわる姿を見ることができます。
日光が取り入れられているので海の中にいるような感覚。

 最近では動物園も水族館も
斬新で楽しめる展示を提供していますね。



涼しげなペンギン。 




こちらも立派な造りの新シロイルカプール。
屋上は展望台になっているという優れもの!

1階は水中から、2階は水上からシロイルカを観察できます。

 



巨大な水槽の中を泳ぐシロイルカ。
室内はまるで映画館のような雰囲気。

 
誰もいなくても優雅に泳ぎ回るシロイルカ。

楽しそうに泳ぐ姿はずっと見ていても飽きないほど^^


一昨年生まれたベビーシロイルカもいるらしいです。


境港・水木しげるロード

2011-10-23 23:00:26 | 中国地方

 

1993年に境港商店街に妖怪ブロンズ像が建ってから早10数年、
境港には水木しげる記念館も建てられ、ブロンズ像も139体まで増殖し
駅からのびる道(水木しげるロード) を中心に妖怪に会える街としておおいに賑わっています。

JR米子駅0番線ホームに立つと、そこから水木ワールド。

 


 

 

米子駅0番線ホームが境港線の専用ホーム。
目玉おやじバージョンの列車がお待ちかね。
外観の他、車内も鬼太郎ムードです。

起伏の少ない弓ヶ浜半島をほぼ直線で走り、約40分。
列車は終点・境港駅へ到着。


駅舎を出ると右手に“水木しげる先生 執筆中”が現れます。


漫画を執筆中の水木先生を鬼太郎と目玉おやじ、ねずみ男が興味深そうに見ているという像。
駅前のこの像から水木しげる記念館まで様々な妖怪のブロンズ像を見ることがでます。

妖怪好きの人はすべての像を制覇するもよし、
ビギナーさんは好きな妖怪を見つけるのも楽しいかもしれないですね。

 


 
駅周辺は思いのほか近未来的。
駅のすぐ先は境水道があります。 

この日は毎年恒例らしい“みなと祭”が開催されており、水木しげるロードも露店が連なり大賑わい。
 



信号待ちで眺めた“隠岐へ向かう鬼太郎親子と水木しげる先生”の像。

妖怪の増殖は境港に留まらずに海を渡り、隠岐へと続きます。
水木氏の本名は武良茂であすが、その武良家のルーツが隠岐にあった事が理由だとされます。

この像の鬼太郎と水木先生は隠岐の方を向いているとか。

 “こなき爺”

“コロポックル”

アイヌの妖怪でフキの葉に入れるほど小さい小人。おじさんですが意外と可愛い。

 結構出来がいい鬼太郎と猫むすめの着ぐるみ。

街の中を徘徊し、記念撮影を楽しんでいるようです^^

水木しげるロードには土産屋が多く立ち並んでおり、妖怪グッズも多数取り揃えています。
期限なしのスタンプラリーも行っているので巡りながら買い物を楽しむのもよし。

残念ながら食べることはできませんでしたが、鬼太郎マグロラーメンも気になる存在。

商店街にいる人はお店の人も含めて楽しそうに見えます。
これが妖怪効果か・・・

 

 水木しげるロード終着点、水木しげる記念館。
建物は老舗料亭を改築したものらしい。
入館料は一般は700円。

常設展は残念ながら撮影禁止。

前半は「げげの間」、年表、原稿などから水木しげるという人物を紹介。

「のんのんばあとおれ」のコーナーでは
薄暗い通路の両側に妖怪がジオラマで紹介されており、
各妖怪の説明をのんのんばあがしてくれます。 

次に辿り着くのが「妖怪洞窟」。
ここへ来ると、あたり一面に散らばる無数の妖怪たちと対峙することになる。

洞窟は照明と音声が変わるようになっており、妖気に満ちています。
特に長い髪を下ろした磯女が恐ろしい。

すべてで40体の妖怪がいるので、人の少ないときにじっくりと堪能したいですね。

その次は「妖し土蔵」。

最後がスクリーンで見る「妖怪まぼろし絵巻」。
いくつかのパターンの映像が流されています。

薄暗い館内を抜けると一旦外へ出て、中庭を眺められます。
中庭はあの稲川淳二さんも褒めたと言われています。

最後は「精霊の間」。
水木先生が各地で集めた民族資料・仮面の展示です。
先生の海外での活動を知り出口へと至ります。

出口では“水木しげる記念館公式ガイドブック”が1500円で販売されており、
館内の展示物の説明はもちろんのこと、水木漫画のキャラクター紹介や
妖怪まぼろし絵巻、全国妖怪地図もついています。
自分へのお土産にお勧め。