何とか地獄谷からバス停まで戻り、
本日最終のバスで湯田中駅へ。
駅前のローソンで夜飯を購入し、
駅から約2kmの所にある旅館まで歩いた。
旅館は渋温泉街にある。
何度も氷で滑りそうになりながらも、渋温泉街の入口に到着。
ここから本格的に温泉街だ。
狭い石畳の道が続く・・・
25分程で予約をとった宿に到着。
宿の名前は確か洗心館・松屋。
木造3階建の昔ながらの宿で、温泉街側の部屋だった。
エレベーターもないし部屋にトイレもないが
それがまた良かった。
今回泊まった部屋。
こたつというものを久々に使った。
こたつのあたたたたかさに感動。
女将さんから外湯のカギをもらい、
浴衣に着替えていざ外湯めぐりへ・・・
このやたらデカいのが鍵。
これなら嫌でもなくさない!!
女将さんの話だと旅館では夕食時なので空いているとのこと。
外湯という温泉はここ渋温泉には九つあって、
渋温泉宿泊者は無料で入ることができる。
300年ほど前の昔から村民の共同浴場として使われている外湯は
すべて源泉かけ流しでものすごく熱い。
今回は九つすべて入るつもりで来たので、祈願手ぬぐいも購入。
この手ぬぐいを片手に
温泉を巡って順にスタンプを押して行き、
最後に高台にある寺に行けば満願成就というシステムらしい。
もう空は真っ暗。
外は相当寒い・・・
まずは初湯から入っていくことに。
初湯に到着。
中に入ったら2人程先客がいて
お湯が思ったより熱くなかったのではじめからゆっくり入ってしまった。
床も木で出来ていてかなり落ち着いた雰囲気。
気持ちよくなってきたところで次の湯へ・・・
スタンプはもちろん忘れない。
同じ通り沿いの二番湯・笹の湯
名前の由来は笹の中から湯が沸いていたということから来たらしい。
ここは貸切だった。
浴場内はいたってシンプル。
そして熱くて死にかけた。
そして続いて同じ通りにある
三番湯・錦の湯。
建物の造りが堂々としていていい。
お湯は熱かったが、水を入れながら入ったら何とか大丈夫だった。
3つの温泉を続けて入りぽかぽかになったので、
すこし散歩しながら次の湯に向かう。
路地を抜けて川沿いに出ると、
渋温泉のシンボル提灯が!
ライトアップされてとても綺麗。
このひときわ目立つ建物は
金具屋という旅館の建物らしいが
国の文化財指定も受けている。
この宿には八つの内湯があるらしい・・・
一回泊まってみたいものだ。
雪もまた降り始めて温泉街はいよいよいい雰囲気になってきた。
ところどころから湯けむりが出ては消えてゆく・・・
気まぐれに路地裏に入ってみる。
狭くて暗い通路を探検するのはとても楽しい。
これも散歩の魅力の一つ!
三番湯とは離れたところにある4番湯・竹の湯に到着。
竹の湯がある通りの方が人通りが少なく、浴室にも誰もいなかった。
なのにお湯は少し熱めでいい感じ。
木造の湯船で、
足まで延ばしてゆっくりと浸かることができた。
これでもまだ入った温泉は4つ。
一日にこんなに温泉に入ったのは初めてかもしれない。
外が寒いので余計に温泉が気持ちいいので
とめられずに次の湯へと歩いていく・・・・
次回へつづく