米原駅 8:48[新快速]姫路行き
冷たい雨が降る米原駅を出発した新快速。
滋賀県から京都,大阪を突き抜けて兵庫県の姫路まで走破するロングランの列車です。
18きっぷを使って西へ向かう時はよくお世話になる区間ですし,気持ちがよいほど速いのでボーナスステージ感がります。
車窓に映るは滋賀県内の田園風景、京都府に入れば北側に迫る山々、大阪府から先はオフィスビルと住宅街を繰り返します。
新快速の車両はすべて転換クロスシートなので、車窓を眺めるのには最適。
関東平野を走る上野東京ラインと違って関西の景色は変化に富んでいて面白い気がします。
三ノ宮を過ぎて、次の神戸駅が東海道本線と山陽本線の起終点駅。
とは言ってもすべての列車が直通運転をしているので、意識することは少ないです。
あたかも同じ路線のように、駅には数十秒停車したあと定刻通りに出発。
こうして山陽本線途中下車の旅はぬるっと始まりました。
山陽本線最初のハイライトは播磨灘。
須磨~朝霧駅までの区間は左手に播磨灘を眺めることができます。
明石海峡大橋を望む舞子公園駅付近は旅情があります。
日本標準時子午線のある明石を過ぎれば、終点の姫路はもう少し。
車窓もまた、米原出発時に似た田園風景になってきました。
姫路の街が見えてくると、高架線を駆け上って姫路駅に到着。
到着時刻は11時18分。
2府2県を縦断する2時間半の長くて短い新快速の旅が終わりました。
姫路駅は山陽本線のターミナル駅になっていて、
大阪方面から来た新快速のほとんどはこの駅で折り返しています。
山陽新幹線へ乗り換えられるほか、
在来線の姫新線と播但線は姫路駅が起点です。
いつか播但線に乗って竹田城跡、生野銀山などの史跡を巡り歩いてみたいと思ってます。
姫路駅の改札を抜けて、北口広場に出ると目の前に見えるのが姫路城。
駅から一直線に街のランドマークが聳える演出が素敵です。
そして、目には見えるのに実際に歩いてみるとかなり距離があるのも印象的。
駅から歩くのならば、片道20分は見ておいたほうがいいです。
今回はあまり時間がないので、駅前から拝むだけにしておきましょう。
エキナカで牛丼を飲み込んで、次の山陽本線下り列車に乗車します。
【その4】へつづく