伊豆高原大室山山麓に位置する伊豆シャボテン公園。
高原の暖かい気候を生かして、主に温暖な地域に暮らす動物がのびのびと暮らしています。
街の動物園と違って、ここの動物たちはなんとも自由主義。
放し飼い状態の動物が多く、活動スペースが多いからなのか、ストレスが少ないからなのか・・・・
まず驚かされるのが放し飼いにされたクジャク。
人間と同じように園内を散歩し、屋根で休憩し、時には入り口でお客を出迎えます。
気まぐれですが、わりと人には慣れている模様。
リスザルの森では上空をリスザルが飛び回り、落ちて来ないか勝手に不安になってみたりします。
バードパラダイスはその名の通り鳥たちの楽園で、
ハシビロコウやフラミンゴをはじめとする印象派の鳥たちが気ままに生活しており、私たちが近づいても気にする気配はありません。
特にハシビロコウの不動っぷりと言ったらありません。
雨上がりに訪れると、独特の鳥臭に満ち満ちています。
バードパラダイスと同じく、隔てられた空間にあるカンガルーの丘も、
柵のないフラットな空間でカンガルーやワラビ―に会う事ができます。
ワラビ―は元気に跳ねて、カンガルーはぐうたらしています。
このように動物たちとの距離が近いことがこの公園の魅力の一つ。
その距離も、動物の気分次第なのですが・・・
ただ柵越しに観察するのではなく、動物たちの暮らす空間に私たちが入っていくという行為が素敵です。
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この公園が特に推しているのがカピバラ。
近年ではシャボテン公園三柱がメキシコ・サボテン・カピバラになっているほどです。
飼育数も多く、積極的に関連イベントも行っている模様。
中でも有名なのが冬季にカピバラを温泉に入れるカピバラ露天風呂で、毎年恒例になっています。
寒さの苦手なカピバラたちがお湯に浸かった姿や人間味のある表情が人気を呼び、
現在ではいくつかの動物園で試みられていますが、ここが元祖なのだとか。
園内で販売されている土産物もカピバラ関係が充実しています。
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その他に、リャマやアルパカ、ミーアキャットと言った他の動物園でも好まれている動物も飼育されています。
相変わらずプレイリードックはファンサービスが多く、人気です。
バルコニーで休憩中のクジャク
雨宿り中のチンパ。何か物思いにふけっているよう
懸命に歯を研ぐカピバラ
親子でしょうか
ダルそうな目がたまりません
お昼時のワラビ―
散策路の上空でリスザルがたわむれます
バードパラダイスの最奥には重鎮、ハシビロコウが待ちうける
ハイギョを食べる姿を見てみたいものです
散策路に立ちつくし、仲良く毛づくろうカモ
いつ見ても鮮やかなフラミンゴ
今日も咀嚼が止まらないリャマ
群れを成して寝るくびわぺっかりー
相変わらずのあざとさで人気のプレイリードック