先週から渋谷のPARCO FACTORYで開催されている
岡本太郎生誕100年展“顔は宇宙だ。”
http://www.parco-art.com/web/factory/okamoto1105/index.php
特筆すべきは
あの“明日の神話”の姉妹作とされる
“豊饒(ほうじょう)の神話”の原画と
TARO未完の絶筆作品の“雷神”が公開されるということです。
ついに先週日曜にS沢君と行ってきました^^
入り口ではTAROさんが迎えてくれます。
今回の展覧会は撮影OK^^
ここで記念撮影も!
100年記念のポスター。
欲しい・・・
一歩入ると不思議な世界。
後期の“目”が印象的な作品たちが上から垂れ下がっていて
壁にはTAROさんやその仲間たちのパネルが。
次にあるのが彫刻の間。
中心には“午後の日”
この作品はTAROさんが気に入っていた作品らしく、
岡本太郎記念館も含めて多くの場所にあります。
一見、可愛いですが
目をじっと見ていると少し怖いような感じもします。
狭いながらにTARO空間が出来上がっております。
作品だけでなく空間も爆発することによって
強い衝撃と感動を与えてくれます。
なんだこれは!!!!
“むすめ”、“黒い顔”
どちらも顔の作品。
TARO作品の目は穴なのです。
“顔のグラス”
これは当時、ウイスキーのおまけとして無料でついて来たそうです。
TAROさんが言っていた、
芸術は大衆のもの
というのはこのことなのです。
有名作品の
“座ることを拒否する椅子”
こいつは何処に置かれても存在感があって驚きです。
形は同じでも顔はそれぞれ。
作品に座って作品を見れます。
本展示の目玉作品、
“豊饒の神話”
明日の神話の制作を依頼したメキシコのホテルが
同じく依頼したもので、やはりホテルがうまくいかず制作までは至りませんでした。
今回は原画の中で一番大きいものだそうです。
原爆が炸裂する瞬間を悲劇で終わらせず
乗り越えてゆく人や生命を描いた“明日の神話”。
そして今回の“豊饒の神話”、
その2作品が贅沢にも渋谷に集いました。
印象的なのがやはり中心の顔。
左側は色が塗られていない所もありました。
“雷神”
NHKで放送されたドラマ“TAROの塔”をご覧になっていれば
わかると思いますが、TAROさんの絶筆です。
まだ未完成なのですが、
なんとなく、普段の作品とは違った雰囲気があります。
この作品、どんな思いで描いたのでしょう。
今回の顔は宇宙だ。展は規模は小さいですが、
作品と展示空間共にとても印象的で
楽しめました。
従来の美術展という感じではないところが
TAROさんらしさでもあると思うのです。