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桃太郎線に乗って、はじめに下車するのは備前一宮。
岡山駅から数えて3つ目の駅です。
片面の小さなホームに降りると、周辺はのどかな田園地帯。
この駅のすぐ近くには吉備津彦神社という歴史ある神社があります。
古くは備前国の一宮に数えられ、
備前一宮という駅名も吉備津彦神社のことを指しています。
神社の入り口までは歩いて5分ほど。
途中で桃太郎線の踏切を渡ります。
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神社の前に立つと両脇には狛犬と獅子。
備前国ですから、もちろん備前焼で作られています。
シーサーのような色合いですが、どっしりと構えた姿が凛々しいですね。
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鳥居をくぐって境内に入ると、両脇が池になっています。
池にはいくつかの島があって、歩いて渡ることができます。
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島には亀島神社、鶴島神社と呼ばれる2つの社があってそれぞれ風と水の神様を祀っているようです。
まっすぐ進むと、元禄年間に建てられた随身門が構えています。
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さて、吉備津彦神社は桃太郎のモデルといわれる大吉備津彦命(おおきびつのひこのみこと)を御祭神とする神社。
岡山県東部にあたる備前国を代表する神社ですから、格式も高く、本殿は三間社流作りという珍しい構造をしています。
現在の本殿は江戸時代の元禄年間に岡山藩主池田氏の援助で作られたもので、本殿以外は戦前に焼失後の再建です。
1月3日、この日はちょうど元始祭と呼ばれる祭礼があり、境内には多くの参拝客が訪れていました。
境内中央には薪が燃えていて、思わず暖まらずにはいられませんでした。
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吉備津彦神社は古来の自然信仰を色濃く残している神社といわれています。
境内の背後には中山と呼ばれる小高い山があって、その山自体が神様として信仰されていました。
山には磐座や磐境といった神様の依り代が現在も残されています。
実際に境内から中山を歩いて見学することもできるようです。
磐座以外にも、山内には古墳や遺跡なども点在しているので気になる方は探検してみてはいかがでしょうか。