Fuji Trip!

水豚先輩の週末旅日記

千駄ヶ谷トンネル

2013-10-29 23:20:52 | 東京都



怪談話で有名な稲川淳二氏は自ら心霊スポットに赴き、「恐怖の現場」などの作品を残してきましたが、
どうやら最終巻が出たようですね。


そんな稲川氏が使い古された心霊スポットと名付けたうちの一つが「千駄ヶ谷トンネル」で
このことからも昔からかなり有名な場所だということがわかります。

場所は神宮外苑から原宿に伸びる片面2車線道路で、外苑西通りとの交差点付近にあります。
道幅の大きな通りなので格別に長くは感じないトンネルです。

それにしても、山の手沿いでもあるまいし山の少ない東京都心に何故トンネルがあるのか、
この千駄ヶ谷トンネルは東京オリンピックの際、急ピッチで進められた道路の拡張・整備の遺産でもあるのです。

神宮外苑には国立競技場をはじめ、オリンピック会場が多くある神宮外苑から
同じく会場となる体育館のある代々木まで新たに繋げる需要が出来たため、このトンネルが掘られました。

何がいけなかったのか、それはこの付近にあった寺院墓地の真下にトンネルを通してしまったことでした。
五輪開催が押し迫っていたために墓地の移設を待たずに掘削を始めたといわれています。

それからというものこのトンネルでは奇妙な出来事が度々起こるようになります。
トンネルを通過すると車に手形が付く、壁面のシミが顔になるなどトンネル怪異でありがちなものから、
天井から現れるというアクロバティックな手法で運転士を驚かせる髪の長い女性の霊も現れたといいます。

そして、千駄ヶ谷トンネルは心霊スポットとしてその名を馳せることになったのです。



眠りを妨げられた霊たちの怒りなのか、または霊道や気などを破壊したためにできたアンバランスゾーンなのか。

霊感のない私には現地に赴いて何となく感じる事しかできないのですが、トンネル本体というよりは、周辺の雰囲気があまり良くないです。


・追記・

2014年10月、東京オリンピック開催から50年が経ちました。
新たなオリンピック開催も決まり、国立競技場を中心として外苑は再開発されることになるといいます。






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