政府は今回の制度改正で、厚生年金、国民年金ともスライド期間を2033年度までする方針でサラリ-マン
加入する厚生年金の財源を使って、未納が多い国民年金の穴埋めにするためだ・・・・・
【改悪1】実施されると、厚生年金の目減りが続く、厚労省の標準モデルに相当する月額15万5000円の
厚生年金を受給するケ-スで計算すると、減額がなければ今後10年間の受給総額は約1860万円だが
マクロ経済スライドが2033年度まで延長されて年金額が10年間にわたって、目減りされた場合ば,
約1786万円しか貰えず【年金74万円減額】になる・・・・・
70歳未満で、再雇用などで働く場合、70歳を超えると保険料は取られない、それが加入年齢が75歳未満に
【改悪2】厚生年金の加入年齢引き上げで負担が大きく増えることになる。現行制度では厚生年金の加入は
引き上げられると、その分、保険料を多く取られる、納付期間が長くなれば受給額も増えるが、増えるのは
報酬比例部分だけで、20歳から75歳まで加入すれば55年間も保険料を払うことになりますが、
基礎年金(国民年金)は加入期間40年で満額となりその後は保険料払っても増えない・
たとえ・・国民年金加入期間45年に延長されても、75歳まで保険料を払うのは割にあわない・
保険料は労使折半での負担となるが、会社負担も本来社員の収入となるものが保険料として支払われていると
言える。65歳で年金受給しながら、月給20万円で75歳まで働くケ-スで比較すると、現在の年金保険料の
総額は70歳までの5年分で約220万円、加入期間が75歳になると・・10年分で440万円を取られる
【保険料220万円アップ】となり前述の年金74万円と合わせると今回の改革で老後資金が294万円の強奪だ・・
これから年金受給を迎える50~60代前半の世代は、4つの改悪のしわ寄せをまともに受ける・・・・
【人生100年時代、60歳の定年後は早めのリタイアで妻と第2の人生を】そんな人生設計を描いている人は、
国民年金の65歳迄加入・・・【改悪3】で夢を砕かれるかもしれない・を政府は現在60歳未満の国民年金加入
年齢65歳未満に引き上げ加入期間を45年間に延長する検討をしている早期リタイアしても、これまで60歳以降は、
払わなくてももよかった国民年金保険料【1人月額1万7000円】の負担が発生する。夫婦2人で月3万4000円、
65歳迄の5年間で約200万円の負担増で老後の資金計画を狂わされる・・・・午後の記事投函に続く・・・