MMT現代貨幣理論について、私には基本的な考え方、思考パターンがあります
一言で言うと”MMTは社会主義の免罪符じゃない”、ということです
財政拡大をしてもいい、しかしその財政拡大の中身が大切だ、と、そう主張しておきたいと思います
ここで大いに参考になるのは”トランポノミクス”です
まだ英語の原書しかなく、日本語版がないので一般的には知られていませんが
トランプ大統領の考え方の中には、”政府は補助者にすぎない”
という考え方が色濃く反映されています
「国民は政府に食べさせてもらうべき存在じゃない」
「我々の自由は政府から与えられるものじゃない、神から与えられるのだ」
これはね、わかりやすく言うとソーシャリズム(社会主義)の否定なんです
時々悪い例として引き合いに出させてもらって申し訳ないのですが(笑
野村総研主任研究員リチャード・クー氏はこのようなことを語っていたそうです
「政府は無駄なことにお金をかけるほどいい、(無駄なものとして)戦艦大和でも作ってみたらどうか?」
私は戦艦大和が無駄なものであったかどうかには疑問がありますが
公共事業で無駄なものを作るほどいい。。。とは、一体なぜなのでしょうか?
それは、無駄なものなら何度でも壊して作り直して無駄にお金を浪費できるから。。なのだそうです
ああ、こりゃダメだ。。。素直にそう思いました
経済・社会構造に対する基本的な理解が欠けているように感じてなりません
”本当の無駄なものには、創意工夫、改善の意欲が生まれない”という事が分からないのは残念です
「政府が作れというから言われたものを作るだけ」
これ、典型的な社会主義型の計画経済ですね
計画経済下で単に歯ブラシを1万本作る、という計画で歯ブラシを作って
どうやったら良いものが生まれるのでしょうか?
旧ソ連が経済崩壊したのは、社会主義経済下では国が発展しない、ということを表していると思います
今、アメリカでは社会主義が蔓延し、若者の社会主義傾倒傾向が問題になっています
その理論的支柱になりつつあるのがMMT現代貨幣理論です
MMTは、決して社会主義の免罪符にしてはいけない、私は本当にそう思いますよ
むしろ、MMTをきちんと理解するには、2つのキーワードがあります
それは
①マネーストック(マネーサプライ)の増加
②インフレの抑制
です
①
マネーストックを増やす方法には、確かに政府がお金を使うこともありますが
そこは社会主義化傾向につながりやすい
本当に社会を発展させつつマネーストックを増加させて景気を回復させるために一番必要なのは
”政府がお金を吸い上げないこと”なのです
要するに”社会保障費や税金で国民の資産を取り上げないこと”。。。です
必要なのは、”安い税金と安い社会保障費”、なのですよ
MMTを国の成長につなげたければ、まずは税金、社会保障費を安くすべきです
②
インフレ抑制、これについてはね、間違いなくやるべきは”民間の”活性化です
トランプ大統領は関税を使って外国からの輸入品に制限をかけていますが
この反グローバリズムの考え方ですら、実は”自国経済の活性化”が念頭にあります
アメリカファースト、とは自国の製造業を活性化すること。。。自国製品を有利にすること
これ、計画経済とは違います
なぜなら。。。製造業が発展しなければ、次に起こるのは貨幣価値の低下。。。
つまり、日本で言えば「円」の価値が下がる、ということなんですよ
日本の製品に魅力がなくなり、買いたいものがなくなる。。。
これが、貨幣価値の低下です。。。すなわちこれがインフレと直結するのですよ
だからこそ、政府は自国の産業が発展する方向で補助的な動きをしなければならない
これもまた、典型的な”トランポノミクス”の考え方です
この考え方から言っても、政府が増税するなど根本的に間違っています
国民が自由に使えるお金を奪うことが、いかに経済に悪影響を与えるか?
これを知らない経済官僚、政治家が多すぎます
長くなりました。。。まだまだMMTについては続けていきたいと思います
一言で言うと”MMTは社会主義の免罪符じゃない”、ということです
財政拡大をしてもいい、しかしその財政拡大の中身が大切だ、と、そう主張しておきたいと思います
ここで大いに参考になるのは”トランポノミクス”です
まだ英語の原書しかなく、日本語版がないので一般的には知られていませんが
トランプ大統領の考え方の中には、”政府は補助者にすぎない”
という考え方が色濃く反映されています
「国民は政府に食べさせてもらうべき存在じゃない」
「我々の自由は政府から与えられるものじゃない、神から与えられるのだ」
これはね、わかりやすく言うとソーシャリズム(社会主義)の否定なんです
時々悪い例として引き合いに出させてもらって申し訳ないのですが(笑
野村総研主任研究員リチャード・クー氏はこのようなことを語っていたそうです
「政府は無駄なことにお金をかけるほどいい、(無駄なものとして)戦艦大和でも作ってみたらどうか?」
私は戦艦大和が無駄なものであったかどうかには疑問がありますが
公共事業で無駄なものを作るほどいい。。。とは、一体なぜなのでしょうか?
それは、無駄なものなら何度でも壊して作り直して無駄にお金を浪費できるから。。なのだそうです
ああ、こりゃダメだ。。。素直にそう思いました
経済・社会構造に対する基本的な理解が欠けているように感じてなりません
”本当の無駄なものには、創意工夫、改善の意欲が生まれない”という事が分からないのは残念です
「政府が作れというから言われたものを作るだけ」
これ、典型的な社会主義型の計画経済ですね
計画経済下で単に歯ブラシを1万本作る、という計画で歯ブラシを作って
どうやったら良いものが生まれるのでしょうか?
旧ソ連が経済崩壊したのは、社会主義経済下では国が発展しない、ということを表していると思います
今、アメリカでは社会主義が蔓延し、若者の社会主義傾倒傾向が問題になっています
その理論的支柱になりつつあるのがMMT現代貨幣理論です
MMTは、決して社会主義の免罪符にしてはいけない、私は本当にそう思いますよ
むしろ、MMTをきちんと理解するには、2つのキーワードがあります
それは
①マネーストック(マネーサプライ)の増加
②インフレの抑制
です
①
マネーストックを増やす方法には、確かに政府がお金を使うこともありますが
そこは社会主義化傾向につながりやすい
本当に社会を発展させつつマネーストックを増加させて景気を回復させるために一番必要なのは
”政府がお金を吸い上げないこと”なのです
要するに”社会保障費や税金で国民の資産を取り上げないこと”。。。です
必要なのは、”安い税金と安い社会保障費”、なのですよ
MMTを国の成長につなげたければ、まずは税金、社会保障費を安くすべきです
②
インフレ抑制、これについてはね、間違いなくやるべきは”民間の”活性化です
トランプ大統領は関税を使って外国からの輸入品に制限をかけていますが
この反グローバリズムの考え方ですら、実は”自国経済の活性化”が念頭にあります
アメリカファースト、とは自国の製造業を活性化すること。。。自国製品を有利にすること
これ、計画経済とは違います
なぜなら。。。製造業が発展しなければ、次に起こるのは貨幣価値の低下。。。
つまり、日本で言えば「円」の価値が下がる、ということなんですよ
日本の製品に魅力がなくなり、買いたいものがなくなる。。。
これが、貨幣価値の低下です。。。すなわちこれがインフレと直結するのですよ
だからこそ、政府は自国の産業が発展する方向で補助的な動きをしなければならない
これもまた、典型的な”トランポノミクス”の考え方です
この考え方から言っても、政府が増税するなど根本的に間違っています
国民が自由に使えるお金を奪うことが、いかに経済に悪影響を与えるか?
これを知らない経済官僚、政治家が多すぎます
長くなりました。。。まだまだMMTについては続けていきたいと思います