安い税金と小さな政府を切望するふきあえずのブログ

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ついでながら中空麻奈さんの記事に対する一考察

2019-08-04 16:16:17 | 政治
日本経済新聞にMMT批判の記事を投稿した中空麻奈さんについて、このようなメルマガ記事を発見したので、ご紹介し考察してみる

https://comemo.nikkei.com/n/n5b22ce3f1e4d
日本の国債格付けを考える

この記事の中では、専門用語を乱発してはいるが、要約すると
「日本が財政再建に成功しなければ国債の信用が損なわれ、格付けが下がって金利が上がり、政府の資金調達がむつかしくなる」
ということが言いたいようだ(笑)

まあ、一見して正論に見えるが、突っ込みどころは満載

この記事の中で中空氏はこう述べている
「消費増税先送りや財政再建の目標達成ならず、は日本国債格下げ懸念につながりやすい。」

まあ、これについても言いたいことは山ほどあるが、仮にそうだとする、しかし
日本国債がたちまち格下げになったとして、今現在の話に限定したとして、はたして困ることがあるのだろうか?
答えは”ない”のである。なぜなら
日本国債を購入しているのは基本的に日本の銀行と日本企業だからである
そして、一番の購入者は日本銀行だからだ
これでは日本国債はデフォルトの可能性は全くない
今の現状は購入先の心配すらないのである。

中空氏は、これも仕方ないことなのだろうが、政府財政悪化の真なる原因・遠因が、政府の緊縮財政と増税にあることを理解していない
心臓がポンプの供給量を増やさなければリターンが増えないということを理解していない
心臓が血液の供給を減らし、逆に血液を多く吸い取ったらどうなるか?答えは体内の血液量が不足するだけである
不足した血液を、さらにもっと抜き取ろうとしても、それはできない相談だろう

中空氏の言う、財政再建とはそういうことである

中空氏は国債の格付けにこだわっているが、国債の格付けとマーケットの見方とは違いがある
日本の国債の本当の価値は、生産能力、つまり、企業の開発能力や未来性で担保されている
ものを作っても売れないから徐々に生産能力を落とす、これが実は国債の格下げよりももっと恐ろしい
国力の低下なのだ。
ムーディーズの格付けなど、日本経済の再生で後からついてくる”金魚の糞”なのである


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