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世界大戦への一触即発。。。プーチンの警告が意味するもの

2023-10-27 03:18:33 | 政治
この日記の内容がよく分からない方は下の日記も参考にしてみてください
「アメリカの狙いがレバノンとシリアなら大イスラエル計画が完成することになるが。。。」

いま、国連の舞台において、アメリカ・イスラエル連合と、アラブ諸国・ロシア・中国連合の攻防が激化しています
アラブ・ロシア・中国による国連安全保障理事会への、ガザ戦争の即時停戦と人道回廊の設置を盛り込んだ決議案は
すべてアメリカ・イスラエル側の拒否権によって否決されました
中国は近く、アメリカ・イスラエルの拒否権に対抗する新たな決議案を国連安保理に提出する計画を明らかにしています
また今週の水曜日、北京で習近平国家主席とプーチン大統領の会談が行われ、後のプーチン氏の”ある談話”が、アメリカを驚愕させているようです

習近平氏との会談を終えたプーチン大統領は水曜夜、「お茶を飲みながら」ロシア記者団に対しこう述べました
「我々は、地中海東部とヨルダンに位置する米海空軍の射程内に、極超音速のキンジャールミサイルを配備する」
この意味が皆様には分かるでしょうか?
地中海東部は、つい先日アメリカが空母ジェラルド・フォードに加え、空母ドワイト・アイゼンハワーを向かわせたところです
海兵隊2500人とUSSバターン強襲揚陸艦、F-15Eストライクイーグル、A10など、次々と戦力を投入している最中なわけです
要するにプーチンは、地中海やヨルダンの米軍基地を射程に入れた攻撃の準備をすると言っているのです
「やる」と言っているわけではなくて。。。いつでも攻撃できるように配備する、とだけ言っているわけです

実際には、プーチン大統領はこう発言しています
“They have upped and dragged two carrier task forces to the Mediterranean. I want to say – what I am going to say and inform you about is not a threat – that I have instructed the Russian Aerospace Forces to start patrolling the neutral zone over the Black Sea on the permanent basis. Our MiG-31 aircraft carry the Kinzhal systems that, as is common knowledge, have a range of over 1,000 kilometres and can reach speeds of up to Mach 9.”
「彼らは2隻の空母打撃群を地中海まで引っ張り出してきました ― これから私が皆さんに述べ、お知らせすることは脅迫ではない、ということを私は言っておきたいのですけれども ― 私はロシア航空宇宙軍に対し、黒海周辺の中立地帯の恒久的なパトロールを開始するよう指示いたしました。私たちのMiG-31(ミグ31)戦闘機はキンジャール・ミサイルシステムを搭載しており、皆様ご承知のとおりキンジャールは、航続距離は1,000キロメートル以上、最大速度マッハ9に達することができます。」

プーチン氏は、アメリカ、イスラエル、アントニオ・グテレス国連事務総長、マーティン・グリフィス国連人道問題担当官に対し
ロシアのミサイル攻撃範囲の地図を参照するよう、2度警告をしたそうです
ここで参考に。。。。下の図は地中海東部における、ロシアのミサイルエリアを示す地図です
まさに、黒海からでも地中海東部のアメリカ空母を狙える構図です


それで、ここからが肝心なことなんですが、このプーチン発言を受け、なんと、アメリカが空母を移動させました
ロイド・オースティン米国防長官は、ドワイト・アイゼンハワー空母打撃群 の移動を米国中央軍の管轄区域に変更したと発表しました
米国中央軍(CENTCOM)の管轄区域とは、主に紅海、ペルシャ湾を含む地中海沿岸以東のアラブおよびイランの領土なので
専門家は、アイゼンハワーの次の行き先は、ペルシャ湾か紅海なのではないかと推測しているそうです
しかも、オースティンは、「イスラエルは最後、イラン、ロシア、中国に優先事項がある」と述べたそうです
事実上、プーチンの発言を受け、地中海に展開していた米軍の展開作戦を変更した。。。と見られています
パトリオット迎撃システムやTHAAD(終末高高度防衛ミサイル)を、中東の米軍基地全体に、早急に配備しようとしていることから見ても
ロシアのキンジャール・ミサイルへの対応が、アメリカを慌てさせている現状がうかがえます

これらを見て私は、数回前の私の日記の推測が、ほぼ当たっていたのではないかと思っています
アメリカは、イスラエル救援にかこつけて、地中海からレバノン、ヨルダン、シリアへ米軍を展開させる意図があった。。。と見るべきで
まあ、どさくさ紛れの「火事場泥棒」的なアメリカのやり方に、プーチン大統領が釘を刺した形になりました

こういうのを見るとね。。。私は日本の安全保障、外交方針をきちんと精査し直すべきだと思います
習近平がどれほど高圧的であろうとも、やはり重厚さと冷静さを兼ね備えたプーチン大統領には、国際的影響力ではかないません
プーチン氏は親日ですし、本来なら中国と手を結びたいとは思ってはいないはずです
エネルギー問題や安全保障問題を鑑みても、やはり日本はロシアとの外交努力をするべきで、それが日本の生き筋であると思います
ただ「ロシアへ行った」というだけで、鈴木宗男氏をつるし上げるマスコミと日本国民。。。
もうそろそろ、アメリカべったりの外交を見直しては如何ですか?

それではまた
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