梅雨の合間。カラッとして清々しい朝を迎えた。
風も戦ぎ(これで“そよぎ”って読むんだって。初耳ならぬ初目!)、絶好の洗濯&布団干し日和。
シーツやら台所のマットやら、次々と洗ったはいいものの、干すスペースには限りがある訳で。そこをなんとか、知恵をしぼって干し終える。
次は冬物の洋服やら、押入れやらに風を通す。
どうかカビていませんよ~に・・・と願いつつ、カバーをひとつひとつめくっては点検。一番気がかりだった母の皮製ハーフコート。
めくってみると・・・
アウトー! ・・・ガクン・・・
去年もカビてしまいクリーニングに出して、もうカビなんか生やさないぞ!と防虫防カビ剤入りのカバーに入れておいたのに、なのに、それなのに・・・。
調べてみれば、皮の内部まで根っこを生やしたカビは、クリーニングしてもまた発生してしまうものらしい。
ドライヤー当てながら使い古したハブラシでカビを落としてみたものの、思ったより広がっているブチになったカビどもに降参。丁重にカバーに戻した。あとは専門家の手に委ねようと思う。でも、お高いんだよね、クリーニング代・・・トホホ。
カビキラーみたく、シュッシュッとかけてしばらく置いておけばきれいになる洋服用の洗剤とかあったらいいのにと、真剣に思う。
ここでカビキラーが出てきたので、前から書きたかったことを書くと、カビキラーって、すごいと思いませんか?
こすらず、スプレーするだけですっきりきれいにカビが取れるんですから。
使うとき、いつも思うんです。昔の人は、洗ってもこすっても取れないカビと戦って、さぞ大変だったんだろうなぁと。
なのに、現代に生きる私たちは、シュッシュッと吹きかけて放っておくだけで片付けられるんですから。申し訳なく思うことさえあります。
カビキラーに限らず、他にも、洗濯機や電子レンジ、炊飯器など・・・昔の人が時間と労力をかけてひとつずつ片付けていたことを、簡単に、同時にできてしまう今の暮らしって、すごいことなんだなぁと思います。
だいぶん話がそれましたが。
日本の梅雨、皆様もカビにはくれぐれもご注意くださいませ。