テレビを観たのでメモ代わりに。
国立精神・神経医療研究センター 精神科医 松本俊彦さんより
≪依存に共通すること≫
つらい時問題から一瞬目を背けることができる。
依存症的行動に自分が振り回されてコントロールされて意志ではどうにもできない。
≪コントロールを失う人の特徴≫
依存するもの(対象)が少ない。
友達がいて家族がいて彼氏もいて日々の憂さをはらすために少しお酒を飲んだり、
あんまり依存になりにくいんです。
でも、信頼できる人、心を開ける人、安心して頼れる人がいなくて、いつも自分一人で踏ん張らなきゃいけない、唯一心を許せるのがお酒を飲んだり、あるいは夜中にこっそりリストカットしたりドカ食いしたりする。
依存先が少ない人ほど深刻な依存症になってコントロールを失いやすい気がします。
≪20代の躁うつ女性からの投稿≫
摂食障害、ギャンブル依存などがありましたが、今は買い物依存に苦しんでいます。
何かしらに依存することで心の孤独感を埋めようとしてきました。今は大切にい思ってくれるパートナーがいて少しずつですがやめられています。
どんな薬や情報より、誰かに認められることで私は変わってきているんだと思います。
あたたかい気持ちが特効薬です。
≪松本先生より≫
やめられない、止まらないいろんな癖を人間みんな持っています。
できれば冷静に考えてみてもらって、身の回りの人間関係の中で、
「居心地の悪い人間関係はないか」
・誰かからいつもダメ出しされる、否定されるような人間関係
・いつも誰かに支配されて命令される人間関係
・伝えたいことが言えない本当のことが言えない人間関係
可能な範囲で、少しそういう人間関係から距離を持つことができたらすごくいいなと思っています。
ただ案外こういう人に限って生きていく上でとても必要な人だったりするから、簡単に距離が置けない場合もあるかもしれません。
そうしたら、そうした関係性を持っている相手の悪口や不満、愚痴を安心して言える人を作ったほうがいいと思うんですね。
頭にきたこと、むかついたこと、むかつくのは全然悪いことじゃないですよ。
それで相手に殴ったり怒鳴ったりするとちょっと問題があったりするけれども、今自分はすごくむかつきましたとか、腹が立っているんです、侮辱された感じがしています、こういう風に言えることが回復の第一歩ですね。
是非、自分の中でさっき言ったような人間関係がないかどうか点検してほしいなと思います。