福 風

心にとまった物や想いを集めて。穏やかな風が吹きますように。

木立の中の夕暮

2008-12-26 | 



日が暮れてゆくにつれ、木立のシルエットが浮き上がってくる富良野の森。

湯気の立ち上る温かな珈琲、人の気配や暖炉のぬくもりが傍になかったら、
きっと怖くて逃げ出しているに違いない。

凍てつく寒さ、降り積もった雪を眺めながら、凛として美しいなんて思いながら過ごす時間は、
旅人にだけ許された贅沢なのだろう。


                                        富良野『森の時計』にて