福 風

心にとまった物や想いを集めて。穏やかな風が吹きますように。

素敵な店員さん

2009-12-28 | 今日の嬉しかったこと


本屋さんへ行った。

目当ての本がどうしても見つからず、
店員さんに声を掛けてみる。

眼鏡をかけた、化粧っけのない店員さん。

探している本を告げると、
とても丁寧な言葉で受け答えして、探してくれた。
自店に在庫が無いことがわかると、
系列店の在庫を確認し、手配してくれた。

無駄の無い、それでいて温かみのある接客。

たった一冊の本なのに、
とても丁寧に仕事をしてくれた彼女に、
忘れかけていたものを教えてもらった気がした。

早速、取り置きしてくれているお店へ行ってみる。
そこにいたのは、眼鏡をかけたちょっと気弱そうな男の子。

でも。
取り置きの本とは別に、もう1冊、ハードブックをカウンターに出したところ、
ブックカバーをつけるかどうか聞かれたので、お願いしてみた。
眼鏡の彼は、けっして器用な手つきではなかったが、
一生懸命、丁寧にカバーを掛けてくれた。
また、無くしかけている大事なことを教えてもらった気がした。

おまけに、どちらの店員さんも笑顔が素敵だった。

気持ちよく買い物ができるってことも、
当たり前じゃなくて、すごい幸せなことなんだと改めて思った。

時々、お金払っている時点で、
やっぱ、買うの止めます。って言いたくなるような時もあるけれど、
だから尚更に、今日が幸せに感じられて嬉しかった。

家に帰ってから、カバーの掛けられた本を取り出してみると、
余計な折線がついていて、お世辞にも上手とはいえない。
しかし、彼の一生懸命な姿が思い出されて、
カバーを見ながら頬が弛んだ。





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そうだ。京都へ寄ろう。

2009-12-28 | 



何かにつけ、目的地まで一直線。
変更、寄り道、一切無し。
そんな性格だった。
過去形にするにはまだ日が浅いのだが。

新幹線で東京へ出かけた復路で途中下車。

“そうだ。京都へ寄ろう。”

どっかで聞き覚えのあるコピーをもじってみた。

京都が目的地ではなく、あくまで寄り道。
なんて贅沢。
今までの自分なら考えられない選択肢。

滞在時間、3時間弱。

八坂神社さんをお参りして、厄除けおぜんざいをいただき、
何で桁数が3桁もあるの?と不思議に思いつつ、市バスでの移動。
そして、鴨川沿いを1キロほど歩いてみた。
ほんの数時間前に、この写真のところを歩いていた自分を想像すると、なんか不思議。

京都タワーにも初めて上ってみた。

いつもと違う行動パターンに挑戦した自分を誉めてやろう。
今後、ものを考えるときも、いつもと違う思考を柔軟に取り入れるきっかけになったら良いなぁ。





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