本屋さんへ行った。
目当ての本がどうしても見つからず、
店員さんに声を掛けてみる。
眼鏡をかけた、化粧っけのない店員さん。
探している本を告げると、
とても丁寧な言葉で受け答えして、探してくれた。
自店に在庫が無いことがわかると、
系列店の在庫を確認し、手配してくれた。
無駄の無い、それでいて温かみのある接客。
たった一冊の本なのに、
とても丁寧に仕事をしてくれた彼女に、
忘れかけていたものを教えてもらった気がした。
早速、取り置きしてくれているお店へ行ってみる。
そこにいたのは、眼鏡をかけたちょっと気弱そうな男の子。
でも。
取り置きの本とは別に、もう1冊、ハードブックをカウンターに出したところ、
ブックカバーをつけるかどうか聞かれたので、お願いしてみた。
眼鏡の彼は、けっして器用な手つきではなかったが、
一生懸命、丁寧にカバーを掛けてくれた。
また、無くしかけている大事なことを教えてもらった気がした。
おまけに、どちらの店員さんも笑顔が素敵だった。
気持ちよく買い物ができるってことも、
当たり前じゃなくて、すごい幸せなことなんだと改めて思った。
時々、お金払っている時点で、
やっぱ、買うの止めます。って言いたくなるような時もあるけれど、
だから尚更に、今日が幸せに感じられて嬉しかった。
家に帰ってから、カバーの掛けられた本を取り出してみると、
余計な折線がついていて、お世辞にも上手とはいえない。
しかし、彼の一生懸命な姿が思い出されて、
カバーを見ながら頬が弛んだ。
今年もあと数時間です。
例えば、ちょっとした言葉で人を暖かく出来るのですね。それをときには忘れがちになるのです。
今、浮びました。来年はこのこと(言葉)を実行できるようにと。
来年もよろしくお願いします。
楽しみにしていたお食事だったら尚更、
そんな接客を受けると、残念ですよね。
接客業は特に、店全体の印象まで、ひとりの店員さんの対応によって決まってしまいますものね。
また来よう!って思えるかどうかは、
やっぱり人なんだよなぁって思います。
一歩ずつさん。コメントありがとうございます。
最近思うことなのですが、感謝とは、やはり言葉で伝えるのがよいと思っています。
素直にありがとうって言える自分も、元気になれるし、きっと相手も嬉しく思ってくれているはずだと信じて。
本屋さんかぁ・・・。見えなくなってから縁がなくなった場所ですが(笑)
どの職業にも言える仕事ですが、笑顔とひたむきな姿は大事ですね。
私は目が見えないことから、とても親切な対応をされたり、逆に不親切な対応をされたりのどちらかになりがちです。
自分が電話をとっていても忙しくなると、ついつい雑な応対をしてしまい、余裕のあるときは、丁寧な対応ができるのですが・・・そんなことでは本当はダメなのですがね。
ふくさんのように、ほんの少しの対応でも当たり前に思わずに、感謝してくれるお客さんばかりだと、店員さんもやりがいもあるのですが・・・。
口で言うのは簡単ですが、現実は難しいですね。
ありがとう、って気持ちになりますよね。
実は 今日 笑顔もなく態度もよくない接客をされたところです。
とても楽しみにしていた食事だったので 残念で…
だから
なんだか私もうれしくなって 思わずコメしてしまいました。
気持ち良く眠れそうです。
あたたかなココロを ありがとう。