福 風

心にとまった物や想いを集めて。穏やかな風が吹きますように。

まな板の上の鯉

2008-04-19 | 暮らし向き




左胸に石灰化が見られると指摘されてから半年。再検査を受けてきました。

結果は大きさに変化が見られないので、たぶん良性のものでしょうとのことでした。このたぶんってところが気になるところではありますが、また半年後に検査に来てもらって様子を見てみましょうと言われました。

ただ・・・。以前にも書きましたが、30代後半でやっと、子供を授かれるものなら授かりたいと思っている私。前回の検査後に、妊娠の可否について電話で問い合わせたところ結構邪険に応対されたのですが、たぶん電話でそんなことを聞いたから、タイミングが悪かったのだろうと思い、

「前回はお電話で質問して失礼しましたが、経過観察と妊娠とを平行して進めていくことは大丈夫でしょうか。ホルモンの影響でよくなかったりするのでしょうか。」と質問すると、先生は困った顔をされ、

「それは前回も電話で言ったとおりです。あなたが判断することでそれ以上はいえません。あくまでも良性だとうということだけで、100%とは言い切れませんし、100%大丈夫ということはありませんから。」と言われました。
お医者さんサイドの自己防衛の文言であることは理解できます。

でも、今回は私もひるまず、
「私は病気に関しては全く分からないので、教えていただきたいのですが(頑張って下に下にと言葉を選んで)、良性でも妊娠すると何か悪い影響があったりするのでしょうか。・・・今の段階でハッキリさせることはできないのでしょうか。」

すると先生は、マンモトーム生検について話してくれました。
「費用や検査時間はどれくらいかかるのですか?」と、わからないから質問すると、詳しくは看護師のほうから説明しますから後で聞いてみてください。でないと、今そのことを説明していたら時間がかかってしまいます。後の患者さんがいらっしゃいますから。

前回電話で質問したときの応対のときからちょっと引っ掛かっていたが、この言葉でこの先生に対する信頼が格段に落ちた。内心、あとの患者さんの診察のことが気にかかっていたとしても、目の前にいる患者に対してプロが言うべき言葉ではないと思う。

私は連れ合いからよく、『あなたは真面目で完璧にしようとする人だから自分もしんどくなるし、自分に厳しいから人にも厳しくなる。もうちょっと流せるところは流したほうが自分が楽になるよ。』と言われる。他の方が聞けばなんでもないようなことにも、過敏に反応してしまう。でも、やっぱり、違う気がする。

この半年、最初にこのお医者さんが言ってくれた、『あまり気にし過ぎないように。』と言ってくれた言葉で救われたり、お風呂に入るたび、なんだかしこりのようなものが触れているような気がして不安になったり、でも出来てしまったものは仕方がないのだから、怖かろうが何しようが手術して取ってもらうしかないだろうから腹をくくらないととか、グルグルと繰り返していた。
数週間前からは、気持ちもグッとナーバスになり、入院することも頭に入れて買い物の量を加減したりしていた。

こうしてここに書きだしてしまうと、頭の中がすっきりしてきて、自分の神経過敏な状態も見えてきました。先生は乳腺が専門なので、妊娠との因果関係がどうのと詰め寄られても詳しい知識を持ち合わせていらっしゃらなかったのかもしれません。それに、真に状態の悪い患者さんに時間をたくさん取るべきで、要経過観察状態の患者は早々に切り上げないといかんのでしょうね。そこは私の配慮の無さだったのかもしれません。苦笑。

悲喜交々(ひきこもごも)の一日と、この半年の精神面への慰労を兼ねて、帰りに買ったケーキ2個を一気にたいらげましたとさ。






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3 コメント

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元気を出して♪ (一歩ずつ)
2008-04-19 13:36:05
私も患者よ!患者が納得するまで説明するのが医者の義務!そんな医師(病院)に頼らず、他の病院(医師)に検査データ(紹介状)を貰って受診したほうがいいよ!
と、私は思いましたが、地域的な事情もあるだろうから、そんな簡単に私がコメントしても、ふくさんの気持ちがすっきりしないのが、現状だと思います。
今のブログ仲間の私に言えること・・・。
元気を出して~♪
30代後半、そろそろ初産だったら、ぎりぎりの時期。
悪性だったら、きっと先生はそんなぼかした返事はしないと思う。即入院と・・・。
そういう意味では、ふくさんが後悔しないよう思い切って決断する時期かな、と私は思います。
ふくさんの生活、気持ちが豊かになれる選択肢、それをご主人と相談して、素人の私が無責任な発言をしたらいけないけど、迷っているふくさんの顔を想像していたら・・・。
大丈夫よ。案ずるが産むがごとし、って言うじゃない。
私が背中を押して、余計ふくさんを苦しめてたらごめんね。
でも私も障害の関係で、妊娠前子供を作るかどうか悩んだ時期がありました。
結局、上の子は私の影響が出ました。
でも、私はそれを知った時、病院の外来の待合いで泣いたけど、それからは娘の一番の理解者でいてあげよう、と思えるようになりました。
子育ても一人ではできないし、将来を考えたら不安や心配もないと言えば嘘になります。
でも、子供を授かって良かったと心から思っています。
ふくさん、実際にお会いした事ないけど、きっと大丈夫よ。
神様は、いや天国のお母さんがきっと見守ってくれてるよ。
自分を信じて、前を向いて歩いて行ってね。
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おひさしぶりです! (むーぶ)
2008-04-19 22:19:48
ひどい先生ですね。
不安があれば質問するのが患者、
大事な体ですもん、しかも妊娠だけでも
いろいろ大変なんだから相互関係が気になるのも
当たり前だと思います。
私もけっこう神経過敏というか、
そういうところがあるんですよ。
相手の言葉の裏を考えてみたりとか‥
疲れるし損な性格だなぁって思うんですけどね
性格はなかなか変わりませんね(笑)
一歩ずつさんのおっしゃるように
ここは納得いくまでこだわる所だと思いますよ!
遠くからですけど応援してますから!!
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あたたかいメッセージをありがとうございます (ふく)
2008-04-24 09:06:16
一歩ずつさん、むーぶさん。

あたたかい励まし・支えとなる言葉をいただき、本当にありがとうございます。

その後、まだ考えがまとまっていないところではありますが、次回の検診は他の病院にかかったほうがいいかなと思ってはいます。

検診データをもらうためには、またその病院に行き、紹介状を書いてもらわなければならないそうで、他院にかかりたいからと、また、その先生と顔を合わせるのもキマヅイなぁと思いますが、納得のいく診療を望むなら弱音を吐いては居られませんよね。

市の広報誌などにある不妊相談にも、自分の現状を相談してみてもいいだろうかとも考えています。妊娠と乳腺の病気にも詳しい他の病院を紹介してくれるかもしれませんし。

また、変化があればお伝えしたいと思います。

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