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64回目の終戦記念日

2009-08-15 | 想い



310万人の犠牲悼む=遺族ら参列、戦没者追悼式-64回目の終戦記念日
8月15日6時2分配信 時事通信  

64回目の終戦記念日を迎えた15日、政府主催の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で開かれる。天皇、皇后両陛下や麻生太郎首相、遺族らが参列。戦争で犠牲となった約310万人の冥福を祈り、平和を願う。 
 式典は正午前に開始。麻生首相が式辞を述べた後、正午に全員が1分間黙とう。天皇陛下のお言葉などに続き、遺族を代表して、父親がニューギニア島で戦死した大坪徳広さん(66)=佐賀県小城市=が追悼の辞を読み上げる。参院議長は参列するが、衆院が解散したため、衆院議長は4年ぶりの欠席となる。
 厚生労働省によると、参列を予定している遺族は4957人で、最年長は夫を亡くした101歳の女性、最年少は戦没者のひ孫に当たる3歳。高齢化と世代交代が進んでおり、戦没者の父母は2年連続でゼロとなる。 追悼行事は各地でも行われ、35都道県で計約7万人が参列を予定している。




なんだか、一年が本当に早く過ぎていく気がする。
60回目の終戦記念日から、早4年も経ったのかと思う。
同じ終戦記念日ではあるが、良しにつけ悪しきにつけ、この日の重みが変わっているのだろうと思う。

今回目にした記事を読み、“戦没者の父母(の参列)は2年連続でゼロとなる”の一文に、感慨深いものを感じた。

高齢化と世代交代。果たして本当に交代できるくらいに私達世代は学んでいるのだろうか。しっかりと伝えられるだけの見聞や知恵を、戦争体験者である人々から受け継げているだろうか。

思い出の中に、ひもじい思いなどなく育った。そんな人間に、体験者の思いがどれくらい正確に伝えられるだろうか。
楽しいはずの青春時代が、敵国への憎しみにすり替わっていたその空白の時間を、生涯胸の中に持ち続けているということがどういうことなのか、どれくらい正確に伝えられるだろう。
願わくば、存命の戦争体験者おひとりお一人の体験や思いを聴き取り、記憶媒体に記録しておきたいと思う。父親もその中のひとり。脳ミソまるごと保存できるなら、本気でそうしたいと思う。

戦争体験談が次世代に渡った時点で嘘っぽくなってしまいそうで、
戦争体験者の願う、戦争のない世界を願う気持ちとかけ離れてしまいそうで、
戦争に対してちゃんと向き合おうとする機会がなくなってしまいそうで、
でも、絶対なくしたらいけないことな訳で。

この記事を読んで、そんなことを思った。


時事ドットコム:終戦特集



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