重力ピエロを観た。
観終えた直後に浮かんだ言葉を並べてみる。
全てが哀しく思えた。
みんな、それぞれの哀しみを背負っていた。
一体、人間には、何通りの人生があるのだろう。
夫が、病院から出てきた妻の手を握り、
「産もう。産んで育てよう。」と言った。
こんなことを言える人間であれたら。
互いの出生の事実を知っても、愛し合える兄弟愛が羨ましいし、すごいよ。
『本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ。』って、春の台詞。
そのような場面に遭遇したことがある人じゃないと、実感わかないだろうな。
父親の台詞。
『お前達に話しておくことがある。』
私も、最強の家族の一員になりたかった。
春の台詞。
『自分自身がこの世でみたいと思う変化になりなさい。(ガンジーの言葉の引用)』
いろんな家族の形。外見からはわからない歪な家族だってある。
何通りの家族の形を知っているかと問われたら、平均どれくらいの数なんだろ。
自分の理解を超えた家族の形に出会ったとき、
受け入れることができるもんだろうか。
あなたの家族はどんな形?
普通の家族って、どんな家族?
普通じゃない家族って、どんな家族?
望む形じゃない家族の中で、もがき、苦しむ人。
歪な家族だったとしても、その中で生きてかなきゃならないんだもんね。
折り合いなんて、そう簡単にはつかないよ。
最強の家族を作りたい。
どんな衝撃にも耐える、強固な基礎から、一緒に作り上げていきたい。
このタイミングで、偶然観ることになったこの映画。
考えさせられた。