サイプレス

鬱病になり不安定な毎日。今は宝塚熱が再燃して、これがいい処方箋になっています。

視野狭窄から・・・

2009年06月19日 | うつ病
今日は、というか(いつもなんだけど)、仕事でちょっとした失敗が続いた。

詰問調の彼に
「言われたことしか出来ないの?」
とか、
「ちゃんと、回した文章を読んでいる?」
とか、聞かれてすぐにブルー。(笑)

まあ、年齢的にみれば出来て当たり前の本当に簡単なミスだったので、
何より自分が自分に悔しかった。

こんな気持ちになると、中々気分が変らず、負のスパイラルに入って行く私。

でも、帰り道、ちょっとお散歩をかねて、街をぶらぶらしていて、
何も対外的なミスじゃないし、中だけのそれも本当にちょっとしたミスだから
次から気をつけたらいいやん!!と、思えてきて、たいぶ気分がマシになってきた。

「うつ」の人が持つ、「認知のゆがみ」はもともとの性格や環境も
あるけれど、患者の場合は脳の機能が落ちていてのものだし、
海馬や脳の機能が落ちていて、記憶力や判断力も落ちているので、
まあ、病気のせいに何でもしちゃいけないけれど、それでなくても
「罪悪感」がイッパイなので、こういった「開き直り」が最近本当に
大切なんだと思うようになってきた。

問題は、会社と言う組織は、慈善事業ではないので、そこでのギャップに
本当に悩むこと、周りも不可解だろうけれど、私自身は、本当に
「ちゃんと」(この言葉が曲者なんだけど・・・・)やりたいのに、
本当にちょっとしたつまずきが、ものすごく漫画のようにクローズアップ
されて自分の中を占領してしまう。

去年の私は、このつまずきを乗り越えるために、すぐにノートに
あったことを書いて、気分を書いてそれから、他人がおんなじことをしたら、
自分がなんて言うかを書いて、それを読んで読んで、大したことじゃない、とか、
今度同じ事をしなければいい・・とか、頭で理解させて、それでも
何日も気分の落ち込みを感じて過ごしていたのだ。

それに比べれば、今日の私はノートも要らなかったし、ブラブラの
お散歩中に気分が少し楽になったので、うつ病の人には軽い
お散歩がお勧め・・・という本の一節を思い出している今。(笑)