サイプレス

鬱病になり不安定な毎日。今は宝塚熱が再燃して、これがいい処方箋になっています。

ヤマト―SPACE BATTLESHIP

2010年12月09日 | 映画
ヤマトを観てきた。

公式HP 


実は、木村 拓哉は苦手である。(笑)
綺麗な顔立ちなのは充分わかるのだけど、お芝居でみる彼は、
いつも同じでちょっと斜に構えたような、人を小ばかにしたような演技をするので私はいやだった。
どこか「俺様」でどこでいつみても木村 拓哉としか感じなかった。

なのでCMで充分と思っているほどだ。

何にしろ、いつみても「一緒」なのは、嫌いなのだ。(笑)

でも、小さい頃からの「ヤマト」がどこまで今の技術で
表現されるのか・・・特に「波動砲」には興味シンシンだった。
この誘惑に勝てず観たのだ。

結論的に言えば、いつもの木村 拓哉だなぁ~と、思うお芝居ではあったけれど
ある意味彼の実際の年齢より、若い役の設定だし、それに彼には、
その若者の若さ・青さを今までも求められる役だし(実際彼は青臭い役が今までも多かったように個人的には感じるが)、その意味では「古代 進」はどこまでも青臭く、若い。
そこに助けれて、また周りの布陣が本当にいいので個人的には気にならなかった。 

森 雪は、当初沢尻エリカだったようだが、黒木 メイサになって
(台本も手直しされたのかも知れないけれど、)クールで
任務をバリバリこなすキャリアウーマンだった。
でも、底流に流れている温かさを感じさせるクールさで
これは観ていて気持ちよかった。

語りたい人はたくさんいるのだけど、沖田艦長の山崎 努は圧巻です。
映像を通してこれだけの威圧感を感じる人だったので、
撮影現場にいた人はすご~く圧倒されただろうな~と、思います。

それにしても、久しぶりに話題の映画をみたら
隣のご婦人方3名がにぎやか。(笑)
家のテレビと間違えているんじゃないかと思うほど。

戦闘シーンでは「あ~」「かわいそうに」「なんてひどい」
愛を語るシーンでは「この2人そういう仲やったんや・・・」(笑)

なんで観に来たのか知らないけれど、こんなご婦人方まで
動員する「ヤマト」はある意味本当にすごい!!


追記:帰りに病院に寄って映画が思っていたより良かったと話した私に、
Drが放った言葉

「芝居の不味い人が演じていても、見ることが出来る工夫がされて
いたんですね」

そうです。そうです。
皆、彼の芝居が不味いのは思っているんだと笑ってしまった。