開田高原アメダス 今朝の最低気温 17.3℃ 昨日の最高気温 23.5℃
木曽町新開 午前7時の気温 16.0℃ 今朝の天気 雨
先日
スジボソヤマキチョウが
4頭無事蛹化(ようか)したことを
報告しました。
その詳細を
撮影していましたので
紹介します。
しっかり餌を食べて
大きくなった幼虫は
蛹になる準備を
始めます。
まずお尻を
しっかりくっつけてから
胴体を支えるための
帯糸をつくって
体をしっかり固定します。
これで蛹になるための
準備が完了
この状態を
蛹の前段階と言うことで
前蛹と呼びます。
(① 2020.6.9 13:00 前蛹)
大阪は暑かったので
前蛹段階は約1日
気温によって
変化します。
(② 13:10 体を伸ばして脱皮に準備)
蛹になるための
最後の脱皮は
命がけです。
(③ 13:11 背中の部分が裂け始めました)
幼虫の体が
少し伸びてきたら
動かなかった幼虫が
ぜん動運動をはじめます。
背中の皮が裂け
蛹の一部が
見え始めます。
(④ 13:12 蛹の一部が見え始めました)
体を動かすたびに
幼虫最後の皮は
お尻の方に移動します。
(⑤ 13:13 半分ほど蛹が現れました)
まるで
小さい子どもが
手を使わないで
ズボンを脱ぐ様子に
似ているかもしれません。
(⑥ 13:14)
お尻の所まで来た
皮を落とそうとしているのか
かなり大きく
体をくねらせます。
(⑦ 13:16)
1頭の蛹は
この時糸が切れて
落下したようです。
(⑧ 13:17)
この間約10分
蛹の動きは
静かになり
蛹の形が
整ったようです。
(⑨ 13:19)
蝶になる体作りは
幼虫時代から始まると
言われています。
(⑩ 13:21)
(⑪ 13:33)
まったく幼虫と
違った体のつくりのため
幼虫の体はいったん
溶けてドロドロになり
蛹の中で蝶の体に
組み立てられるそうです。
(⑫ 14:04)
(⑬ 14:55)
しばらくすると
蝶の羽が透けて
見えるようになるから
不思議です。
(蛹化9日目の蛹 翅が見える)
(蛹化11日目の蛹 目や翅の色まで透けて見える)