木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

スジボソヤマキチョウ 蛹化

2020-06-13 07:23:45 | 昆虫など

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先日
スジボソヤマキチョウが
4頭無事蛹化(ようか)したことを
報告しました。


その詳細を
撮影していましたので
紹介します。


しっかり餌を食べて
大きくなった幼虫は
蛹になる準備を
始めます。


まずお尻を
しっかりくっつけてから
胴体を支えるための
帯糸をつくって
体をしっかり固定します。


これで蛹になるための
準備が完了
この状態を
蛹の前段階と言うことで
前蛹と呼びます。

(① 2020.6.9 13:00  前蛹)

大阪は暑かったので
前蛹段階は約1日
気温によって
変化します。

(② 13:10  体を伸ばして脱皮に準備)

蛹になるための
最後の脱皮は
命がけです。
(③ 13:11  背中の部分が裂け始めました)

幼虫の体が
少し伸びてきたら
動かなかった幼虫が
ぜん動運動をはじめます。


背中の皮が裂け
蛹の一部が
見え始めます。

(④ 13:12  蛹の一部が見え始めました)

体を動かすたびに
幼虫最後の皮は
お尻の方に移動します。
(⑤ 13:13  半分ほど蛹が現れました)

まるで
小さい子どもが
手を使わないで
ズボンを脱ぐ様子に
似ているかもしれません。

(⑥ 13:14)

お尻の所まで来た
皮を落とそうとしているのか
かなり大きく
体をくねらせます。

(⑦ 13:16)

1頭の蛹は
この時糸が切れて
落下したようです。

(⑧ 13:17)

この間約10分
蛹の動きは
静かになり
蛹の形が
整ったようです。

(⑨ 13:19)

蝶になる体作りは
幼虫時代から始まると
言われています。

(⑩ 13:21)


(⑪ 13:33)

まったく幼虫と
違った体のつくりのため
幼虫の体はいったん
溶けてドロドロになり
蛹の中で蝶の体に
組み立てられるそうです。

(⑫ 14:04)


(⑬ 14:55)

しばらくすると
蝶の羽が透けて
見えるようになるから
不思議です。

(蛹化9日目の蛹 翅が見える)


(蛹化11日目の蛹 目や翅の色まで透けて見える)