木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

ツリフネソウとトラマルハナバチ

2022-08-06 06:24:24 | 昆虫など

開田高原アメダス   今朝の最低気温 18.2℃  昨日の最高気温 28.5℃       
木曽町新開      午前6時の気温 18.5℃    今朝の天気 曇り

開田高原の森の中を
歩いていると
湿った水路沿いなどで
ツリフネソウの
群落に出会います。


ツリフネソウは
帆掛舟を
吊り下げたような形で
花柄の後ろ側は
距が発達して
最後はクルクル
渦巻き状になっています。


花を正面から
のぞくと
花びらの上部に
白い蕊が見えています。


写真を撮っていると
マルハナバチ
多分
トラマルハナバチだと
思うのですが
花の奥に入って行って
蜜を吸うためやってきます。


花に頭から突っ込んで
長いであろう口吻を
距の奥まで
のばして
蜜を吸っているようです。


狭い花の中に
無理やり体を
入れるわけですから
間違いなく
頭や背中に
花粉がつくことになります。




蜜を吸い終わると
トラマルハナバチは
後ずさりして出て来て
次の花に移動していきます。


ツリフネソウは
花粉を運んでくれる
パートナーに
マルハナバチの仲間を選び
長い年月をかけて
マルハナバチに合わせた
花の形や大きさを
進化させてきたのでしょう。


動画に撮ってみると
トラマルハナバチは
後ずさりで
出てくるさい
前脚で体を拭い
綺麗にして
次の花に向かいます。


トラマルハナバチにとって
花粉を運んでいると言う
認識はなく
体についた花粉は
邪魔なものなのかも
しれませんね。