木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

シロバナエンレイソウ

2020-05-21 07:22:09 | 木曽Now

開田高原アメダス    今朝の最低気温   9.6℃     昨日の最高気温  16.1℃    
木曽町新開       午前7時の気温  10.0℃       今朝の天気   曇り(昨夜雨が降ったようだ)

シロバナエンレイソウが
木陰でひっそり
白い花をつけている。


この花
大昔山登りをしていた頃
よく出会っていたが
久しく出会っていなかった。


2014年
5月から6月にかけて
北海道ランチウエイを
歩いた時
この花をいやと言うほど
見ながら歩いた。


ここ開田高原では
地域限定ではあるが
結構見られる。


大きな3枚の
葉の中心から
横向きの花を
咲かせている。


緑色の外花被片3枚
内花被片3枚は
少し大きい目の
白い色をしている。


花が咲いて
しばらくすると
白い内花被片は
薄いピンク色に
変化するようだ。


花の中をのぞくと
雌しべの先は3裂
雄しべが6本
見えている。


この花を見るたび
諏訪大社下社春宮の近く
田んぼの中に
ぽつんと鎮座される
ユニークな
万治の石仏を
思い出してしまう。



(ネットからお借りしました)


キジ 雉も鳴かずば撃たれまい

2020-05-20 07:19:19 | 散歩道の鳥たち

開田高原アメダス     今朝の最低気温   6.1℃         最高気温  23.1℃    
木曽町新開        午前7時の気温  10.0℃        今朝の天気   晴れ(雲多し)

「ケーン ケーン」
大きな雄の鳴き声を
聞くたび
「雉も鳴かずば撃たれまい」
と言う諺を思い出していた。


声はすれども姿は見えずの
例え通り
キジの姿は
なかなか見ることが
できなかった。


先日
草むらの中
大きな茶色い鳥が
草むらを歩いていた。


すぐ雌のキジだと
分かったのだが
その後ろから
鮮やかな色の
雄のキジが現れた。


いつもなら
猛ダッシュで
走って逃げられるか
飛び去られることが多いが
今回は様子が違った。


雌はこちらを気にする
そぶりもなく
歩いていくが
雄は確実にこちらを
警戒している。


後ろをにらみながら
雌の後を
追っていく。


この辺りで
巣作りを始めたか
抱卵中なのかも
しれない。


何枚か写真を
撮らせてもらって
その場を後にした。


キジは
日本の固有の鳥
そして日本の国鳥。


見たことがなくても
桃太郎などの物語にも
登場する
お馴染みの鳥だ。






イヌナズナ アブラナに似た花

2020-05-19 07:27:35 | 木曽Now

開田高原アメダス    今朝の最低気温  10.6℃     昨日の最高気温  22.7℃    
木曽町新開       午前7時の気温  11.5℃       今朝の天気   雨

散歩道の道端
田や畑の周辺に
ナズナに似た
黄色い花が
たくさん咲いている。


大阪の散歩道では
見かけない花だが
開田高原では
あちらこちらで
よく見かける。


イヌナズナと言う名前だ
食べられないナズナ
と言う意味だろう
またショカさん
叱られそうな
名前である。


アブラナの仲間で
アブラナの花と
よく似た特徴を
持っている。


花は十字形花
雄しべは6本で
4本が長く
2本が短い。


花はそっくりだが
イヌナズナは
とても毛深く
萼片にも短い毛が
目立ちます。


結構
寒い場所が
好きな植物
かもしれない









ギフチョウ すべて羽化しました

2020-05-18 07:18:55 | 木曽Now

開田高原アメダス     今朝の最低気温   5.3℃         最高気温  22.2℃    
木曽町新開        午前7時の気温  10.0℃        今朝の天気   晴れ

我が家では
30頭のギフチョウの蛹が
越冬していた。


去年の7月1日
最後の幼虫が
蛹になって
およそ10か月。


夏を越え
厳しい冬を乗り越え
今年4月29日に
2頭のギフチョウが
羽化しました。


そして
最後の2頭が
昨日5月17日に
無事蝶になりました。


毎年
羽化の瞬間から
翅を伸ばす様子を
撮影していますが
今年はなかなか
撮影できませんでした。


最後の最後になって
ようやく
蛹から顔を出し
枯れ枝に上って
翅を伸ばす様子が
撮影できました。


蛹を破って
羽化し始めてから
およそ50分の
ドラマです。


飛び立つまでは
まだしばらく
時間がかかります。


交尾を済ませ
卵を産んでくれたら
すべて生まれ故郷の
開田高原に
放してやります。




昨夕は
ISS(国際宇宙ステーション)が
信州の上空を飛ぶので
薄曇りであったが
御嶽山を入れて
撮影を試みた。


19:55
南西に現れ
20:00
北東の空に
消えていった。

(真ん中の縦の薄い筋は飛行機です)

御嶽山を入れたのが
無理だったようで
写真の左上を
かすめたようにしか
写らなかった。


実際は
金星と同じくらい
明るかったのですが。



オオカメノキ満開です

2020-05-17 07:00:30 | 木曽Now

開田高原アメダス     今朝の最低気温   9.5℃         最高気温  12.3℃    
木曽町新開        午前7時の気温  10.0℃        今朝の天気   晴れ

今散歩道を
オオカメノキの花が
白く飾っている。


ほの暗い林の中を
白い蝶が
飛ぶようにも見える
オオカメノキの花が
満開です。


ヤブデマリや
ヤマアジサイの葉に似るが
葉の先端がとがり
形はカメの甲羅に
似ているので
間違えることは
なさそうだ。


オオカメノキの
周辺の大きな花は
装飾花で
中心部の小さな花が
本当の花。




花弁は5つに分かれ
短い雄しべが5本
中心部に雌しべがある。




この木には
ブログの材料がない時
幾度となく
助けてもらった。


救世主のような
ありがたい木なのです。









スジボソヤマキチョウの孵化 自然の神秘

2020-05-16 07:19:43 | 木曽Now

開田高原アメダス      今朝の最低気温  8.0℃       昨日の最高気温  21.3℃    
木曽町新開         午前7時の気温  8.5℃         今朝の天気   雨

先日
スジボソヤマキチョウの産卵
そして卵を紹介をした。

(2020.4.16 10:46撮影)

その卵から
幼虫が無事に
生まれた
孵化したのだ。


小さな木だったので
引き抜いて持ち帰り
鉢植えにして
観察していた。


産卵の際
まだ冬芽の
クロウメモドキが
どうして分かるのか
不思議に思った。



今回の孵化も
ちゃんとクロウメモドキの
芽吹きが始まってから
孵化したのだ。



卵の中で
何を感じ取って
出てくるのだろう?
とても神秘的だ。



冬芽がほどけだすと
どんどん卵の色が
変化してきた。


芽吹きが始まり
そろそろ卵が
黒くなってきたので
カメラをセットして
待っていたが
その瞬間は
見逃がしてしまった。


幼虫は
まだ小さい
丸まった葉の中に
隠れるようにして
じっとしている。


お食事中を
撮ろうと思っているが
暗くなってから
食事をするのだろうか
まだ撮れないでいる。




ウラシマソウ 不思議な植物

2020-05-15 07:15:09 | 木曽Now

開田高原アメダス      今朝の最低気温  2.0℃       昨日の最高気温  20.0℃    
木曽町新開         午前7時の気温  9.0℃         今朝の天気   晴れ

我が家では毎年
珍しい植物が
花を咲かせてくれる。


ウラシマソウと言う
名前の植物
ウラシマは
浦島太郎のこと。


マムシグサと
同じ仲間の植物で
仏炎苞(ぶつえんほう)を持つ。

(マムシグサの芽生え)


(マムシグサの葉と花が伸びだす)


(マムシグサの仏炎苞)

その中にある花の
付属体が
長く伸びている。


その様子を
浦島太郎の持つ
釣りざおの糸に
見立てたと言う訳。


なかなか
面白い名前を
つけたものだ。


家を建てた頃から
生育していたと
思われるのだが
この林の中
無差別に
昔は草刈りを
行っていた。


そのため
花をつけていても
大きくなる前に
刈り取られていた。


最近は
目立つ雑草だけ
手作業で刈り取り
大切な植物は
残している。


そのため
見事な釣り糸のような花を
今年も咲かせてくれた。


サトイモ科の植物は
大きくなるにつれ
雄から雌に
性転換する
性質がある。


我が家の
ウラシマソウは
長年草刈り機のせいで
大きくなれず
毎年雄の花だろう。







サンコウチョウ オオルリは証拠写真

2020-05-14 07:13:18 | 散歩道の鳥たち

開田高原アメダス     今朝の最低気温 -1.2℃(全国2位)    最高気温  16.2℃    
木曽町新開        午前7時の気温  4.0℃        今朝の天気   晴れ

散歩道で
サンコウチョウに
出会った。


もちろん
生まれて初めての
出会いだ。


大阪では
バードウォッチャーたちが
大阪城公園で
サンコウチョウが出たと
話題になるくらい
人気の野鳥だ。


そんな鳥に
いとも簡単に
出会えるとは?!


まだまだ
ビギナーズラックが
続いているようだ。


鳴き声と
チラリと見えた
長い尾羽で
確信した。


サンコウチョウは
その鳴き声が
「月 日 星 ホイホイホイ」
と聞こえることから
三つの光の鳥
サンコウチョウと
呼ばれている。


黒っぽい体で
雄の長い尾羽が特徴
嘴と目のまわりが
コバルトブルーの
とても美しい鳥だ。


一方
オオルリは
高い木の上で
美しい声で
いつもさえずっている。


いつもかなりの
距離があり
なかなか写真に撮れない
オオルリを見たと言う
証拠写真だけです。




ツバメオモト 植えた覚えのない花

2020-05-13 07:14:02 | 木曽Now

開田高原アメダス     今朝の最低気温  2.8℃      昨日の最高気温  22.1℃    
木曽町新開        午前7時の気温  7.0℃        今朝の天気   曇り

この植物の存在は
数年前から
気が付いていた。


カラマツの根元で
毎年春先に
大きな葉を出して
花もつけずに
いつの間にか
忘れてしまう植物。


確か去年は
大きな葉を三枚ほど
出していたかな?
そんな記憶しかない
印象の薄い植物。


今年初めて
花を三輪つけました。


花を調べてみて
ツバメオモトだと
分かりました
もちろん
植えた覚えは
ありません。


山から抜いてきた
植物の土に
ツバメオモトの種子が
ついていたのでしょうか?


毎年生えてくる
大きな葉に
気が付いてから
かれこれ4年は
経っています。


と言うことは
実生で4年以上
花をつけるまでにかかると
言うことになります。


1cmほどの花が
ややうつむき加減に
咲いています。


ユリ科の特徴である
花被片が6枚
6本の雄しべ
雌しべの先が
3裂する花を
つけています。


名前の由来は
葉が万年青(オモト)に
似ていて
瑠璃色の果実が
ツバメの頭に
似ているから
だそうです。

(葉がオモトに似ている写真をネットからお借りしました)

亜高山帯の
樹林内に生える
植物なので
見たことのない方が
多いかもしれません。


偶然我が家に
やって来てくれた
植物なので
大切に見守りたいと
思っています。


本日
コメント欄
閉じています。








キビタキ 夏鳥との出会い

2020-05-12 07:20:54 | 散歩道の鳥たち

開田高原アメダス      今朝の最低気温  1.1℃       昨日の最高気温  22.0℃    
木曽町新開         午前7時の気温  5.5℃         今朝の天気   晴れ
 
冬鳥がいなくなって
寂しくなった
散策コース。


聞き覚えのない
鳴き声が
聞こえている。


「ピッピッピ チッチリリー」
相変わらず
表現力不足だが
可愛い鳴き声だ。


静かに近づくと
緑の中で
黄色い鳥が
とまっている。


見た瞬間
キビタキだと
分かった。


夏鳥として
日本に渡ってきた
キビタキに
早速会えるとは
ラッキーだ。


黄色いアイラインが入り
胸からお腹にかけての
オレンジ色の
グラデーションが
何とも美しい。


近づくと逃げるが
飛び去ることはない
近くにとまって
またさえずりを始める。


鳴き声も
最後に
チッチリリーとか
ピッピリリーと
鳴いて締めくくる。


一度聞くと
その鳴き声も
忘れられない。


キビタキと出会えるなら
朝の散策も
楽しくなる!