開田高原アメダス 今朝の最低気温 8.5℃ 昨日の最高気温 12.4℃
木曽町新開 午前7時の気温 9.5℃ 今朝の天気 雨
桜の花が満開を過ぎ
そろそろ散り始めた。
散歩道で
出会う蝶が
増えてきたようだ。
開田高原で暮らす
蝶にとって
厳しい冬をどんな姿で
過ごすかは
生死に関わる
大きな問題だ。
蝶そのもの
成虫で越冬する蝶は
一番大変だ。
クジャクチョウは
成虫越冬
見かける蝶の
翅はかなり
傷んでいる。
綺麗な模様の翅だが
鱗粉がはがれ
後ろの翅が
大きく欠けている。
スジボソヤマキチョウも
成虫で冬を過ごす。
真冬でも
陽だまりで
日向ぼっこをしている
スジボソヤマキチョウに
出会うことがある。
スプリングエフェメラル
この時期
1度だけ姿を見せる
ツマキチョウ
ギフチョウは
蛹で越冬している。
餌は花の蜜
花が咲いていないと
生き残れない。
吸蜜植物が
花をつけた頃
誰にも教えてもらわずに
うまく時期を合わせて
羽化してくるので
翅が美しいのは
当然だ。
(羽化したてのギフチョウ)
ツマキチョウは
枯れ枝など
ギフチョウは
落ち葉の下や
石のすき間などで
蛹になり
1年の大部分を過ごす
これも大変なことだ。
美しい翅をしている
モンキチョウは
幼虫で越冬する。
あの柔らかい
青虫の体で
よく氷点下の世界を
生きのびたものだ。
小さい体で
ブルーの色が美しい
ツバメシジミも
幼虫で冬越しする。
この時期は
翅がとても美しく
特徴のツバメの尻尾
尾状突起も健在だ。
どの越冬態でも
開田高原の厳しい冬を
乗り越えたからこそ
出会いがあるのだと思うと
愛おしさが倍増する。