『いつも、いつでも元気炸裂!』

どんな環境やどんな状況でも、どんな人とでも明るく元気な笑顔で交流するよう心がければ自他ともに更に元気な心が増幅します。

雨の中の花たちの語りかけるような表情と旅立つ孫娘の言葉が胸を打つ

2019-03-03 12:15:23 | 喜怒哀楽をポジティブに
空気は冷たかったが青空も広がり、いい天気に恵まれた昨日とは打って変り
今日は予報どおりの雨で春先にありがちなこの天候はいよいよ春が近づいている
様子を表しているのだろうか。

多少冷たく感じるこの雨の中でクリスマスローズは首を少しうなだれるような
格好で上目遣いにお互いを見つめているように咲いている。
すぐ傍にある沈丁花は最近咲き始めたばかりだが雨に向かってあたかも競うように
微かな風を受けながら小刻みに揺れて存在感を表しているようだ。

仲間が一つ二つと地面へ落ちていく椿の花は、雨に濡れた芝生の中でもその赤い色を
いっそう赤く鮮やかに見せるように花びらを広げ、その一つ一つがそれぞれの命の
輝きを放ちながら消えていこうとしている。

その鮮やかな赤い花びらに向かい、水仙の花たちもいくつかの塊になって列を整え、
何かを話しかけているように見える冷たい雨の日曜日の昼下がり・・・

この春に短大を卒業し、就職のため月末に単身メキシコへ旅立つ孫娘が訪ねてきた。
私が言うのもおかしな話であるが小さなころから本当に可愛く、性格もいい子
だったので私たち夫婦の「自慢の孫」なのである。

息子家族とは家も近く、しょっちゅう会ってはいるのだが、見るたびにその成長ぶりを
感じ、いよいよ旅立つ時が来たのかと思うと様々な思いが頭や胸をよぎり、祝福の
言葉をかけながらもやはり寂しさが充満してくるのだ。

孫の父親(私の息子)がメキシコで8~9年ほど仕事をしていた時に知り合った
メキシコ人と結婚し、帰国してからすでに24年ほど経っているがその間に生まれた孫が
今年成人式を迎え、さらにメキシコでの就職・・・・・・。

息子の家族は家庭内ではスペイン語で生活しているということもあり、孫にとっては
メキシコでの生活への言葉の不安のようなものがなかったのが思い切って日本を
飛び出してみようという決め手になったようで、私から見てもかなり勇気ある行動だと
感心もしている。

孫も今日は久しぶりに私たちとゆっくり話したい様子で、我々夫婦を安心させようと
思っているのかいつもに増した笑顔と明るい表情で友人、学校のこと、卒業式のこと、
メキシコ行きの準備のことなど楽しそうに次々と話してくれるが何故かいつもより
早口である。

孫の父親である私の息子は自分の実体験からいろいろとアドバイスもしているようで
孫が自ら希望、志願していくのだから弱音を吐くな・・・などと厳しいことも
言っているようだが、一人娘の旅立ちの日が近づくにつれてやはり本音は寂しいのか
イライラしたり少し怒りっぽくなったりしているようで仕事帰りに我が家へ寄っても
孫の話題を持ち出すことも多くなり、酒量も増えてきていることもちょっと心配なのである。






コメント
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