昨日は早朝からわれら『爺さんカルテット』の集まりのため川越方面へ・・・
車を走らせ窓を少し開けるとひんやりとした風が流れ込み秋を感じさせた。
荒川を渡り終えしばらく進むと民家の庭の大きな酔芙蓉(スイフヨウ)の
木が目に入った。
8月の下旬に我が家の近くの民家に咲く酔芙蓉のことを記事にしたが、
昨日見たものは高さもあり、枝もかなり大きく広がった木であった。
特徴である朝は真っ白な花をつけ時間と共にピンク・・・更に夕刻までに
濃い紅色に変化していくこの酔芙蓉は一日花で夕刻には萎んでしまうのだが
酒を飲んで徐々に顔が赤くなる様子に似ていることから名前に「酔」という
字が使われているのはまさにそのとおり。
こんな大きなものは珍しいのでは・・・?と思い、約束の時間に余裕が
あったので車を停めて近づき、その花の大きさにあらためて驚いた。
色が変化していく様子をいつまでも観ていたいものだ・・・という余情をもって
カルテットの一人の自宅へ向かった。
彼を隣に乗せ、集合知である上福岡(ふじみ野市)のメンバーの家へ・・・
その途中の小さな林のようなところで数枚の葉が少し色づいている
櫨(ハゼ)の木が目に入った。
あの独特の鮮やかで美しい紅葉にはまだ少し時間がかかると思うが
それでも深まり行く秋の前兆を観た様な気がした。
民家の柿も随分色づき、上手そうな姿に変わってきた。
スーパーの店頭にも他の果物と一緒に柿の実も並び始め、ネットに入った
栗も購買心を募らせるようなつやつやとした輝きを見せている。
今日も出かけるとどこかで「小さな秋」を見つけるかもしれない。
そういえば・・・『小さい秋見つけた』の歌詞にも「はぜの葉赤くて入日色・・・」
という部分があったなあ・・・。