とにかく面白い。まるで当時の「NG」の特集記事を読んでいるような感覚です。序盤は自分が「ナムコ」を知らなかった頃の話が中心ですが,読み進めていくうちに「自分が知っているナムコ」が徐々に登場。誌面中盤から掲載されている「ゼビウス」,「スターラスター」,「サンダーセプター」の制作秘話は,過去の雑誌類では読めなかった(と思う)内容が書かれていて非常に新鮮でした。特に「ゼビウス」については,遠山氏がデザインした各キャラクター毎に解説が加えられていて読み応え抜群。「ALL ABOUT NAMCO」が公式の攻略本だとすれば,本誌は「メイキング本」といったところでしょうか。
今回のターゲットはもちろん「カーファクトリー亜衣」が仕上げた「N2ハチロク」。昨年の岡山N2決戦では実際に土屋圭市氏が駆り,かなりの善戦。紆余曲折あっての見事な「優勝」を遂げた車両であります。TRDのワークスカラーの車体が本当に美しい。故人となってしまったTRD桜井氏のスピリットが受け継がれた車両でもあるので,善戦してくれた事は個人的にも本当に嬉しい限り。桜井氏もきっと喜んでいる事でしょう。「Hot Version Vol.119」は永久保存版ですな。
前回からの続きで今回は勝鬨橋見学です。「勝鬨橋」は,隅田川に架かる橋のひとつで築地近辺から晴海通りを豊洲方面へ数百メートル進んだところにあります。現存する可動橋のひとつとして有名ですが,現在は可動部分が固定されていて跳開する姿は見る事ができません。モーター部分への電力供給も30年以上前に終わっているのだとか。自分は「勝鬨橋が現役で稼動していた頃」を知っているほど古い人間ではないので,実際に動いている姿を一度も見たことはありません。以前も紹介した,1999年に公開されたアニメ映画「逮捕しちゃうぞ the MOVIE」のクライマックスシーンに「勝鬨橋が跳開」する姿が描かれており,そのシーンを観て以来「いつか行ってみたい」と思っていた次第です。船からの眺めは前回達成しているので,今回は陸路から行ってみました。